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北朝鮮による核・弾道ミサイル開発について令和4年7月防衛省

2022-10-06 14:42:56 | 連絡
北朝鮮の核・ミサイル能力に関する認識
○ 北朝鮮の究極目標は「体制維持」とみられるが、米韓の現代的な通常戦力や、核を含む米国の脅威に対抗するためには、独 自の核抑止力構築が不可欠と認識。
このため、北朝鮮は、核兵器とともに、その運搬手段である弾道ミサイルの開発を推進。
〇 また、これまでの核実験を通じた技術的成熟などを踏まえれば、核兵器の小型化・弾頭化を既に実現し、長射程のものはとも かく、少なくともこれをノドン・スカッドといった弾道ミサイルに搭載して、我が国を攻撃する能力を既に保有している可能性。
 〇 更に金正恩委員長は、「戦術核兵器」の開発や、「15,000km射程圏内」への命中率を向上させ、「核先制及び報復打撃能 力」を高度化することを目標として提示するなど、引き続き核戦力の強化を継続。
 〇 一方、近年では新たな傾向もみられ、2019年5月以降、低空・変則軌道での飛翔が可能な新型短距離弾道ミサイル (SRBM)などを繰り返し発射。一連の発射を通じ、急速に関連技術・運用能力向上を企図。特に、変則軌道で飛翔可能な「短距 離弾道ミサイルA」をベースとして、鉄道発射型や潜水艦発射型など、発射態様を多様化しつつより実戦的なSRBM戦力を拡充。  
 〇 また、近年では長距離巡航ミサイルの実用化も追及しているほか、2022年4月には、「戦術核運用の効果性」を強化するな どとして、「新型戦術誘導兵器」と称するミサイルを発射した旨発表。北朝鮮は、2021年1月の党大会において「国防科学発展 及び武器体系開発5か年計画」という計画が示されたことを累次にわたって明らかにしており、引き続きこれに沿って各種ミサイ ル等の開発に注力していくものとみられる。 
〇 一連の開発・発射の背景には、体制維持・生存のため、核・長射程弾道ミサイルの保有による核抑止力の獲得に加え、韓国 軍や米軍との間で発生し得る通常戦力や戦術核を用いた武力紛争においても対処可能な手段を獲得し、あらゆる段階で状況 を主導的に管理するという戦略がある可能性。 
北朝鮮のこうした軍事動向は、我が国の安全に対する重大かつ差し迫った脅威であり、地域及び国際社会の平和と安全を著 しく損なうもの。
かつてない高い頻度で、かつ新たな態様での発射を繰り返しているほか、核武力の強化に言及するなど、核・ミ サイル開発のための活動を継続する姿勢を依然として崩していないのみならず、更なる挑発行動にでる可能性も考えられ、こう した傾向は近年より一層強まっている。
〇北朝鮮による核実験・弾道ミサイル発射事案
 ◇2016年、2017年だけで、3回の核実験の他、40発もの弾道ミサイルの発射を強行。 
◇2017年後半は特に、新型を含む長射程の弾道ミサイルを繰り返し発射。
◇ 2019年5月以降、低空を変則軌道で飛翔可能な新型短距離弾道ミサイル(SRBM)等を繰り返し発射。
 ◇ 2021年9月以降、「極超音速ミサイル」と称するものや変則軌道で飛翔するSRBMなどを立て続けに発射し、その態様も鉄道 発射型や潜水艦発射型など多様化。
加えて、特に2022年以降、ICBM級を含め、かつてない高い頻度でミサイル発射を執拗 に繰り返し、国際社会に対する挑発を一方的にエスカレート。




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