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花田 紀凱(はなだ かずよし、1942年9月13日 - )は、日本の雑誌編集者。『月刊Hanada』編集長並びに責任編集者、元ワック・マガジンズ取締役、元『月刊WiLL』編集長。
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今週も読みたくなる週刊誌、読むべき週刊誌は唯一『ニューズウィーク日本版』(4・11)のみ。
先週に続いて小泉悠氏(軍事評論家、東京大学先端科学技術研究センター専任講師)と河東哲夫氏(同誌コラムニスト、元外交官)の対談「ウクライナ超分析」の後編。本文のタイトルは「終わりなき戦い ウクライナの終着点」。
先週号にも増して深い分析だ。
まず、ロシア経済は持つのか。
〈河東 制裁はあまり効いてない、というのが議論の大勢〉しかし〈足元から崩れつつある。
1つは石油と天然ガスの値段がまた急低下しました〉。
〈小泉 年が明けてから、IMFがロシアは今年プラス0.3%成長という予測を出して衝撃を与えました〉
同時期に世界銀行が出した予測ではマイナス3%。
〈河東 今回の戦争を多分最初から引き回した旧KGB、今のFSB(ロシア連邦保安局)が経済に無知なんです〉
〈小泉 始末が悪いのは、無知なんだけど知っていると思い込んでいること〉
で、戦争はいつ終わるのか。
〈小泉 おそらく今年の秋ぐらいまでの形勢が、そのまま来年初頭まで持ち越される(中略)やはり3年目がどうしても見えてきてしまう。
3年目ぐらいでウクライナ軍がロシア軍を追い出し切れるのか。
(中略)
または両方とも戦果が上げられず
(中略)
消耗ばかり募ってもうやめましょう、という話になるか。
今年は難しいと思いますが、来年いっぱいを使ってそういう話になるかどうか〉
それにしても、他誌がなぜこういう記事をやらないのか、やれないのか。
『週刊文春』『週刊新潮』(ともに4月13日号)、まだWBCが、右柱、左柱だが、やや食傷気味。
その『文春』のスクープは「黒岩知事〝11年不倫〟AVプレイと卑劣な別れ 相手女性の告白240分」。
20年以上前の古い話だが、500通のメールが動かぬ証拠。
黒岩祐治氏、現在、神奈川県知事選の真っ最中だから、ダメージは大きい。
それにしてもひどい男だ。
(月刊『Hanada』編集長)
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