5 内政
2005年8月の軍事クーデター後、19か月に亘る民政移管プロセスを経て、アブダライ政権が発足。
しかし、2008年8月、同大統領が軍部により拘束されるクーデターが発生。
アブデル・アジズ将軍が国家高等評議会議長に就任し、新たな大統領選挙の実施を表明。
反クーデター派政党は当初同選挙へのボイコットを表明していたが、国際社会の仲介により、あらゆる政党が参加する大統領選挙が実施され、アブデル・アジズ大統領が選出された。
2014年6月の大統領選挙においても平和裡かつ透明性のある選挙が実施され、同大統領が82%の得票率で再選された。
2019年6月に大統領選挙が実施され、同年8月に、ガズワニ大統領が就任した。
2019年6月に大統領選挙が実施され、同年8月に、ガズワニ大統領が就任した。
1 外交方針
非同盟を軸として穏健中立を貫くとともに、仏を始めとする先進諸国との関係強化を進めている。
アラブ・マグレブ連盟(AMU)のメンバーとしてイスラム諸国との域内協力に積極姿勢を示す一方で、1999年10月にはイスラエルとの外交関係を樹立した。
しかしながら、イスラエルによるガザ地区攻撃を受け、2009年1月、イスラエルとの関係凍結を決定。2
014年、G5サヘル事務局をヌアクショットに設置。
2 軍事力(2020年、出典:ミリタリー・バランス2021)
- (1)予算 1.96億ドル
- (2)兵役 志願制(2年間)
- (3)兵力 15,850人(陸軍15,000、海軍600、空軍250)
〇経済
1 主要産業
農牧業 (ソルガム、粟、米、牛、羊)
一人当たりGNI1,670ドル(2020年、世銀)
8 主要貿易品目(2021年、ITC)
- (1)輸出 鉄鉱石、魚介類、貴金属
- (2)輸入 石油製品、機械類、船舶類
9 主要貿易相手国(2021年、世銀)
- (1)輸出 中国、イタリア、カナダ
- (2)輸入 スペイン、アラブ首長国連邦、フランス
12 経済状況
経済は、農業、漁業及び牧畜を基盤とし、外貨収入は水産物(タコ及びイカ)及び鉄鉱石の輸出に依存。
ただし、ヌアクショット沖合で相当量の石油と天然ガスの埋蔵が確認され、2006年2月にシンゲッティ油田で石油生産開始。
これにより、2006年の経済成長率は12%近くに達したものの、技術的問題により石油生産量は当初予想より落ち込んでおり(7万5千バレル/日から8千バレル/日(2010年))、国家予算に占める石油の割合は、1.2%に過ぎない(2010年)。
2018年1月より通貨ウギアを一桁切り下げるデノミネーションが行われた。
〇経済協力
1 日本の援助実績(単位:億円)(2019年度までの累積)
- (ア)有償資金協力(借款契約ベース) 111.00
- (イ)無償資金協力(E/N(交換公文)ベース) 567.36
- (ウ)技術協力(JICAベース) 70.12
- 2 主要援助国(2018年)(支出総額ベース、百万ドル単位)
- 1 フランス(28.17)、
- 2 ドイツ(26.56)、
- 3 日本(14.16)、
- 4 米国(13.11)、
- 5 スペイン(8.35)
- 〇二国間関係
- 1 政治関係
- 1960年にモーリタニアがフランスから独立したことを受け、同年11月29日、日本は同国との国交開始。
- モーリタニアは1989年7月、在京大使館開設。
- 日本は、2009年7月の大統領選挙の実施を踏まえ、同年8月に政府承認を行ったことにより、同年12月1日に在モーリタニア日本国大使館を開館。
- 2 経済関係
- (ア)貿易額(2021年)(日本財務省貿易統計)対日輸出 300億9,445万円対日輸入 18億9,858万円
- (イ)主要品目
- 対日輸出 鉄鋼石、たこ等
- 対日輸入 ゴムタイヤ、機械類、米
- 7.二国間条約・取極
- 技術協力協定(2007年12月)
- (注1)
- バッタに人生を捧げます…天災レベルに大発生する害虫を愛する男が行き着いた"ある場所"2022/08/06前野 ウルド 浩太郎
https://blog.goo.ne.jp/globalstandard_ieee/e/4f204ef134a191070350abd7019ff26b
これぞ信州名物、イナゴの甘露煮です! 信州名物イナゴの甘露煮生産技術は海外モーリタニア・・・技術移転加速か
https://blog.goo.ne.jp/globalstandard_ieee/e/5fcf18c907caed113aed70a3a8aa12a2
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます