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老老介護・認認介護の問題2020年5月26日長寿科学振興財団

2022-04-17 13:45:54 | 連絡
介護が必要になった時、他人よりも身内に介護をしてもらえることは、介護される側にとって安心でメリットがあるようにも思いますが、問題点もあります。
2016年国民生活基礎調査によると、要介護者のいる世帯は、「核家族世帯」が37.9%で最も多く、次に「単独世帯」が 29.0%、「その他の世帯」が18.3%となっています。
年次推移をみると、「単独世帯」と「核家族世帯」の割合は上昇傾向であり、「三世代世帯」の割合が低下しています。
 その影響から「老老介護」「認認介護」「親子介護」等の問題が、年々深刻化してきています。
介護者が高齢ともなると、さらに体力的、精神的負担が大きく、介護者の体力が心配されます。共倒れの状態になることも考えられますし、外出の機会も少なくなり、外部からの刺激が得られないこと等からストレスを抱えてしまい、認知症になるリスクも高まります。
 また、例えば夫婦間で、介護者が夫、介護される側が妻になった場合、「家事が困難」という問題が出てくることがあります。
妻が要介護者となるまで家事のほとんどを妻にしてもらっていた男性が、突然、炊事、掃除、洗濯、ごみ出し、お金の管理等の用事をしなければならなくなるのです。介護以上に家事の困難さを訴える人が多いというのも、男性介護者の特徴の1つとなっています。
なぜ入浴・排泄・食事介助や移動介助等よりも、家事が困難となるのでしょうか。
それはまず、介護保険制度の充実により、介護に関する作業はヘルパーなどの支援を受けることができ、介護者がすべてを行う必要がないからです。
入浴や食事、排泄など、介護者一人では負担の大きい作業をデイサービスや訪問介護等の介護サービスを利用しながらこなすことができるようになってきたのです。
しかし、家事はそうではありません。ほとんどすべてを、介護者ひとりがこなさなければならないのです。 




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