風薫る5月ですね。
こんにちは。萬斎マニアラルママです。
例によって、興味の無い方は軽くスル~しちゃってください
3月末の国立能楽堂以来、1ヶ月ぶりの狂言会に行ってきました
いくら忙しくても萬斎さまだけは観に行きます。 なんとしてでも。
だってワタクシ萬斎マニアですから
場所は横浜能楽堂。JR桜木町駅から歩いて15分くらいでしょうか。
長い上り坂なのでタクシーで行っちゃいましたが
この日は昼間の公演、しかも横浜だったので、心なしか気持ちに余裕が
13時半、能楽堂開場。
この日の番組は「清水」・「宗論」・「田植」の3曲、清水と田植に萬斎さま出演
一曲目「清水」
太郎冠者 萬斎さま
主 石田幸雄
今日の萬斎さまの装束は、この季節らしい菖蒲柄の肩衣。
えぇ、なにを召されてもステキです
この演目は昨年の鎌倉能舞台でも観たことがあるのですが、2度目だけどやっぱり大笑い
シンプルな狂言だけに、わかりやすくて面白いんです。
鎌倉のときの「主」は深田さんでしたが今日は石田さん。
野村一門の重鎮、石田さんの表現力は本当に能舞台にその情景のセットが見えてきそうな、「これぞ狂言!」という感じで大好きな演者のひとりです
二曲目「宗論」-しゅうろん-
浄土僧 野村万作
法華僧 深田博治
宿屋 内藤 連
あらすじ
身延山(みのぶさん)に参詣した法華僧が、京都への帰途、信濃[長野県]の善光寺に参拝した帰りの浄土僧と道連れになります。
互いに犬猿の仲の宗派とわかり、法華僧は別れたがりますが、浄土僧は離れません。
2人は互いの宗派をけなし、伝来の数珠を相手の頭上にかざし合います。
(・・・というよりお互いの頭を笠の上から数珠でぐりぐりなぶり合う感じ・笑)
法華僧が宿に逃げ込むと浄土僧も追って入り同室し、一晩中、宗派の優劣を争う論争「宗論」をして負けた方が宗旨替えすることにします。
宗論は勝負がつかず、2人とも寝てしまいます。翌朝、浄土僧が目を覚して勤めをしようと経を読みはじめると、
法華僧も負けじと勤行(ごんぎょう)をはじめます。浄土僧は「踊り念仏」を、法華僧は「踊り題目」を始め、
ぐるぐる回るうちに、2人はうっかりそれぞれ相手の唱え言を言ってしまい、
「法華も弥陀も隔てはあらじ」と悟り、仲直りします。
以下パンフレットより一部抜粋
浄土僧も法華僧も名刹で修行する僧侶なのですが宗論の場面では教義の根幹を伝える
法文を二人とも食べ物とのかかわりから説く珍解釈を語る。
このような愚かな姿を通して真の仏道とは何かを問う狂言の傑作。
あらすじだけ見ると、なんとなく堅そうな内容に思えますが、これがまた意表をついて
面白かった!!
特に万作さんの浄土僧と深田さんの法華僧のやり取りの場面では大笑いでした
それにしても万作さん、御歳80才とは思えない機敏で軽やかな動き。
少々息があがってお声が苦しそうに聞こえるときもありましたが、
「宗論」の後の万作さんが語る「狂言芸話」では狂言・お能に関するお話も身のこなしも
冴えてらっしゃいました。
さすが人間国宝ですよ
三曲目「田 植」-たうえ-
神 主 萬斎さま
早乙女たち 高野 和憲
中村 修一
村井 一之
内藤 連
岡 聡史
賀茂神社の神主が五穀豊穣・子孫繁栄・富貴成就を導く神田の田植えを命じるため
氏子の早乙女たちを呼び出すと美しく着飾った大勢が賑やかな囃子とともに現れる。
全編が神主と早乙女たちの謡と舞で神事としての田植えを表現していて、 特に
あらすじというあらすじは無く、田植えが始まる今の季節に合っためでたさに満ち溢れた演目のひとつ。(一部パンフレットより抜粋)
ということで、萬斎さまも他の曲とはちょっと違う白地にきらびやかな装束にお召替え、
いうまでも無くそれはそれは美しいこと
顔ちっちゃいし~
今回は「万作・萬斎の会」だけあってボリュームのある内容で大満足の狂言会(萬斎を観る会?)でございました
これでまたいろんな事がんばれますよ~
こんにちは。萬斎マニアラルママです。
例によって、興味の無い方は軽くスル~しちゃってください
3月末の国立能楽堂以来、1ヶ月ぶりの狂言会に行ってきました
いくら忙しくても萬斎さまだけは観に行きます。 なんとしてでも。
だってワタクシ萬斎マニアですから
場所は横浜能楽堂。JR桜木町駅から歩いて15分くらいでしょうか。
長い上り坂なのでタクシーで行っちゃいましたが
この日は昼間の公演、しかも横浜だったので、心なしか気持ちに余裕が
13時半、能楽堂開場。
この日の番組は「清水」・「宗論」・「田植」の3曲、清水と田植に萬斎さま出演
一曲目「清水」
太郎冠者 萬斎さま
主 石田幸雄
今日の萬斎さまの装束は、この季節らしい菖蒲柄の肩衣。
えぇ、なにを召されてもステキです
この演目は昨年の鎌倉能舞台でも観たことがあるのですが、2度目だけどやっぱり大笑い
シンプルな狂言だけに、わかりやすくて面白いんです。
鎌倉のときの「主」は深田さんでしたが今日は石田さん。
野村一門の重鎮、石田さんの表現力は本当に能舞台にその情景のセットが見えてきそうな、「これぞ狂言!」という感じで大好きな演者のひとりです
二曲目「宗論」-しゅうろん-
浄土僧 野村万作
法華僧 深田博治
宿屋 内藤 連
あらすじ
身延山(みのぶさん)に参詣した法華僧が、京都への帰途、信濃[長野県]の善光寺に参拝した帰りの浄土僧と道連れになります。
互いに犬猿の仲の宗派とわかり、法華僧は別れたがりますが、浄土僧は離れません。
2人は互いの宗派をけなし、伝来の数珠を相手の頭上にかざし合います。
(・・・というよりお互いの頭を笠の上から数珠でぐりぐりなぶり合う感じ・笑)
法華僧が宿に逃げ込むと浄土僧も追って入り同室し、一晩中、宗派の優劣を争う論争「宗論」をして負けた方が宗旨替えすることにします。
宗論は勝負がつかず、2人とも寝てしまいます。翌朝、浄土僧が目を覚して勤めをしようと経を読みはじめると、
法華僧も負けじと勤行(ごんぎょう)をはじめます。浄土僧は「踊り念仏」を、法華僧は「踊り題目」を始め、
ぐるぐる回るうちに、2人はうっかりそれぞれ相手の唱え言を言ってしまい、
「法華も弥陀も隔てはあらじ」と悟り、仲直りします。
以下パンフレットより一部抜粋
浄土僧も法華僧も名刹で修行する僧侶なのですが宗論の場面では教義の根幹を伝える
法文を二人とも食べ物とのかかわりから説く珍解釈を語る。
このような愚かな姿を通して真の仏道とは何かを問う狂言の傑作。
あらすじだけ見ると、なんとなく堅そうな内容に思えますが、これがまた意表をついて
面白かった!!
特に万作さんの浄土僧と深田さんの法華僧のやり取りの場面では大笑いでした
それにしても万作さん、御歳80才とは思えない機敏で軽やかな動き。
少々息があがってお声が苦しそうに聞こえるときもありましたが、
「宗論」の後の万作さんが語る「狂言芸話」では狂言・お能に関するお話も身のこなしも
冴えてらっしゃいました。
さすが人間国宝ですよ
三曲目「田 植」-たうえ-
神 主 萬斎さま
早乙女たち 高野 和憲
中村 修一
村井 一之
内藤 連
岡 聡史
賀茂神社の神主が五穀豊穣・子孫繁栄・富貴成就を導く神田の田植えを命じるため
氏子の早乙女たちを呼び出すと美しく着飾った大勢が賑やかな囃子とともに現れる。
全編が神主と早乙女たちの謡と舞で神事としての田植えを表現していて、 特に
あらすじというあらすじは無く、田植えが始まる今の季節に合っためでたさに満ち溢れた演目のひとつ。(一部パンフレットより抜粋)
ということで、萬斎さまも他の曲とはちょっと違う白地にきらびやかな装束にお召替え、
いうまでも無くそれはそれは美しいこと
顔ちっちゃいし~
今回は「万作・萬斎の会」だけあってボリュームのある内容で大満足の狂言会(萬斎を観る会?)でございました
これでまたいろんな事がんばれますよ~