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九州、山口で大雨

2007-07-02 22:04:21 | Weblog
九州北部・山口地方は2日未明、時折局地的に強い雨が降り、山口県下関市役所が雨水流入でフロアが水浸しになったほか、各地で土砂崩れなどの被害が相次いだ。一方、渇水が続く地域では久々の“恵みの雨”となりそうだ。【福島祥、松本光央】
下関市役所では、雨水管が壊れて雨水が室内に流入。市役所本庁舎5~7階の北側と配管が集中する1階が水浸しになった。
大雨・洪水・雷注意報の発令を受け、午前2時半ごろ、防災安全課の男性職員(23)が出勤。7階の同課で仕事中、まもなく床に水が流れ込んだ。7階は雨水管が通る農林水産部長室を中心に数部屋の床が水浸しになり、机上の備品や書類が水をかぶった。エレベーター2基もストップしたが、住民票などを交付する1階の総合窓口は被害を受けず、窓口業務に影響はなかった。
屋上の雨水を地上に排水する真ちゅう製雨水管(直径15センチ)の接合部分1カ所から水があふれ出し、階段などをつたって下の階に流れたらしい。
下関市では午前3~4時に36ミリの1時間雨量を記録した。市役所では早朝から多くの職員が出勤し、ぞうきんで床のふき掃除をしたり、ぬれた棚から備品やファイルなどを運び出す作業に追われた。
また、福岡県内では八女市や筑後市など20カ所で道路が冠水、福津市など6棟で床下浸水などの被害が出た。大分県中津市などの山間部では土砂崩れで国道が通行止め。山口県萩市の見島でも県道脇ののり面が幅3メートルにわたって崩落。佐賀県では武雄市などで3棟が床下浸水、唐津市で2世帯2人が自主避難した。
少雨続きで、渇水が続く大分県、福岡県行橋市などでは、久しぶりのまとまった雨となり、水源ダムの水位回復に期待が膨らんだ。
行橋市では、水源の福岡県添田町の県営油期ダム(満水時貯水量1445万トン)の水位が下がり、6月5日から渇水対策本部を設置。しかし今回の雨で、ダム水位は2日未明に満水時の10.9%の157万7000トンと回復に向かっている。市総務課は「水害が出ない範囲で今しばらく降り続いて」と話した。
福岡管区気象台によると、対馬海峡に停滞する梅雨前線に向かって南から湿った空気が流れ込み、大気の状態が不安定になったためという。2日夜から3日未明にかけて、再び激しい雨になるといい、警戒を呼びかけている。