独り言

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岡島秀樹、米オールスター出場

2007-07-10 20:39:20 | Weblog
最後の32人目の男として球宴出場を決めたレッドソックスの岡島秀樹投手は8日夜、ジョン・ヘンリー球団オーナーのプライベートジェットで当地入り。高級ソファで、シャンパングラスを傾けながらVIP待遇で米球宴会場入りした感動を「もう最高ですよ」と笑顔で語った。

「パペルボン(投手)がシャンパンを用意してくれて」と米球宴ならではの豪華な待遇に満足そう。同僚のパペルボンは、「ドンペリだぜ。1本500ドル(約6万円)くらいするやつだ」と興奮気味だった。

岡島にとって、今季の活躍と米球宴出場は想像もしなかった出来事。「イチローさんには『選ばれてよかったね』と声をかけてもらいましたけど、誰と対戦したいかといわれても、よく知らないから」と大胆なサンフランシスコ入り。

首位快走中のレッドソックスにとって、ワールドシリーズの本拠地初戦開幕を賭けた米球宴の勝敗は大事な一戦。「チームの足を引っ張らないようにと思ってます。日本ではお祭りだけど、米球宴は重要。楽しめればいいと思いますけどね。ひょっとしたら打たれた方が目立つのかな」。

球宴には妻子が応援に駆けつける。「長男(3歳)はまだわからないでしょう。実はサンフランシスコは思い出の場所なんです。なぜか? それは秘密」と球宴をすでに楽しんでいるようだった。

残留農薬問題

2007-07-10 06:34:13 | Weblog
食品の残留農薬規制を強化した「ポジティブリスト制度」を日本が導入した昨年5月末以降の1年間で、検査で違反とされた輸入食品が前年同期比で8.4倍に急増したことが分かった。新制度では、主要国で残留基準が決まっていない農薬も0.01ppm(1キロ当たり0.01ミリグラム)のを上回れば違反とされ、これに抵触したケースが約3割を占めた。これまでチェックされなかった農薬や添加物が海外で広く使われている実態が浮き彫りになった。
厚生労働省の統計によると、新制度導入の翌月の06年6月から今年5月までの間、輸入食品の検査で、残留農薬検出による食品衛生法違反で廃棄などの措置が取られたのは761件。前年同期の91件から670件増えた。生産国は26カ国・地域に上り、うち中国が250件で最多。ベトナム(143件)▽エクアドル(93件)▽ガーナ(77件)▽台湾(47件)と続く。
ポジティブリスト制度では、同リストに掲載されていなくても、国内外で残留基準が決まっていない農薬などについては、0.01ppmの以下という「一律基準」も設けている。これに違反したケースは761件のうち、240件あった。このうち約5割が中国産、約3割がエクアドル産だった。日本で使用されていない農薬のほか、冷凍の魚介類からカビ取り効果がある動物用医薬品が検出されたり、除草剤の箱がカカオ豆の収穫用に使われていたケースもあった。
新制度でリストアップされた約800種類には、個別に残留基準が設けられているものと、制限がないものがある。今回違反とされた残りの521件はいずれも個別の残留基準に抵触していた。
【清水健二】
▽残留農薬に詳しい富山国際大の安藤満教授(農村医学)の話 違反の急増は、猛烈な近代化で農薬多用が問題になっている中国などからの輸入食品の安全性確保に、ポジティブリストが有効であることを示している。基準をクリアする技術的な対応は可能で、次第に違反件数は減っていくだろう。
◇ポジティブリスト制度 一定限度以上の残留を禁止する農薬を明示するのとは逆の発想で、「使用していい(ポジティブ)農薬」だけを一覧にし、それ以外の使用を原則認めない方式。これまで国内では約300 種類の農薬などについて残留基準があったが、導入後は約800種類に対象を広げ、それ以外の農薬も一律で0.01ppmの以下を基準としている。02年に中国産冷凍ホウレンソウから基準が未設定の残留農薬が検出されたことが、導入のきっかけになった。