アンテナ作り、調整、同軸ケーブルの引き込み、と進めてきて本日やっとSRA(Super Radiation Anatena)の本架設が完了しました。 まあ、ベランダから3mの伸縮ポールの先に取り付けていますので、いわばアパマンハムであります。
工夫といえば、4段純伝送路トランスによるインピーダンス整合、雨除けのペットボトルカバーくらいでしょうか。 SRA自体が特殊なアンテナで、強力です。 φ60㎜のPVCパイプにΦ1mmの銅線を約70巻したものに、同径のアルミシート製シリンダ(12㎝長)を取り付けたアンテナです。 長さは全長約30㎝です。 7MHz用のアンテナが全長で約30㎝の長さですよ!!
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これまで、運用時には3段伸縮ポールを都度、麻紐でベランダの手すりに縛り付けて仮設していました。 風が吹くと、このポール、ゆ~らゆ~らと風になびきます。 柔構造です。(^^;
そしてガチ~ンという音と共に上段のポールが垂直に落下したりしておりました。 今回、各段のポール締め付け位置にM6ボルトを通しそれ以上落下しないようにしました。 ベランダの手すりとポールはΦ2mmの盆栽用のアルミ線を3回巻きしてしっかりと固定しました。
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4段純伝送路トランスは、PP製のフライボックスに格納していますが、ある日日向に出しておいたら使用しているパッチンコアのトロイドがかなり熱くなっていました。 トロイダルコアは熱を持つと比透磁率がぐっと悪化し性能に影響すると、トライダルコア活用百科に書いてありましたので、フライボックスの4段の格納位置の各段にΦ6㎜の熱抜き穴を空けました。 熱より雨が入る方がまだマシかと考えたわけです。 一応SRAの雨除けカバーの下に首を突っ込んでありますので雨の方はあまり心配はしておりません。 むしろ夏の熱さに耐えられるか否かの方が心配であります。
ということで、本架設SRAにて7MHzのSSBをワッチしたところ、7.060Mhzから7.180MhzあたりまでかなりのQSOが59で聞こえましたのでSRA の調整もほぼOKとしました。 送信時の送信機SWRメーターは1.5(7.180Mhz)~2.0(7.010Mhz)でこれもOKとしました。
FF式ファンヒーターを断捨離したおかげで、無線機の横にPCを置くことが可能となりました。 これで交信しながらHamlogへの入力が半自動化できるようになりました。 また、CW運用時にはパソコンのDSCWによるモールス符号のデコード(文字への複号)が可能になります。 CWによるQSOが一層楽しくなりそうです。 いまのところ7MHzだけですが、今後他のバンド用のSRAを逐次追加していくつもりです。