ひょうたんの乾燥が進んでいる。 まだ終わったといえないのでこういう表現にしている。
これが乾燥中の中ひょうたんと千成ひょうたん。
左下:真っ白に乾燥した千成 その他:まだシミのある中ひょうたん
千成の方は表面が白くなりシミもなく全体がきれいに乾燥した。 が、中型の方は表面にシミが浮き出ている。 このシミのことだが、どうやら殻の中に水分が残っていて、その分布状態によってシミのように見える、ということのようだ。
棒を立ててさかさまに乾したときは、上が白くなり下は若草色のシミのようだった。 次の日には横にして日向に置いておいた。 すると若草色の部分が減り白い部分が増えたが一部がシミのように残った。 (上の写真) だから、今日はシミのある部分を日光にあたる様に発砲スチロールの箱に入れて乾している。
外に干していた間に、ナメクジの野郎(メスかも)が穴から入ったようで、横置きして乾していた夜間に表面を歩き回ったような跡がついていた。 よく調べると中ひょうたんの底に鎮座しておりました。 早速ライターで火あぶりの刑に処しました。 ナメクジの歩いた後のぬめりはティッシュで拭いたらきれいになりました。 外に干す場合はナメクジ対策が必要です。
も一つ、乾燥後の色の違い。 殻が硬い千成はうす~い緑系の真っ白に乾燥しましたが、下の写真のものはやや赤みを帯びたベージュ系の色になっています。 この千成は、最後の収穫の一つで、下はカチカチでしたが上の部分は押すとややへこむような生育状態でした。 一応中身は出してありますが、水漬けをしていないので、内部は腐った魚のような匂いがします。 この乾燥色の違いは、恐らく、完熟状態によって変わってくるものだと思われます。
収穫時に果肉が柔らかいものは殻がまだ十分に硬くなっておらず、乾燥まで加工したとしても、このような状態になりやすいです。 上部はぱりぱりに乾燥しているが押すとバリッと割れそうです。
それにしても、乾燥させると、こんなにも軽くなるのか、と思うほど軽くなります。 そして殻も薄くなります。
加工するには、和紙でもきれいに貼ってから塗装した方がよさそうですね。
それから、傾向として、上部より下部(おしり側)の肉厚が薄くなる傾向があるみたいです。 これは、種だしの際に、ノミや箸でつつくときには下の方が多くつつかれて、ひょうたんごっこで中身を溶かす時に下の方が良く溶けるからじゃないかしら。 だから、ひょうたんごっこを使うときは、上部もよく突き崩した上で、最初は溶液を目いっぱい充填しないで、半分くらいにして栓をして1日逆さにしておくとよいかもしれませんね。 上が溶けてから下を溶かすような工夫がいるのかもね。