天空の扉へ Good day! - たか機長 45歳でプロパイロットへ😊

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(札幌管制区)管制所見学!!

2010-07-06 | 訓練日誌

先日、札幌の管制所に見学に行く機会がありました。


正式には、管制区管制所(ACC: Area Control Center)といって、航空路の管制業務および一部(空港への)進入管制業務を行う機関です。空港にある管制塔ではなくて、出発地から目的地へ向けての巡航中に様々な管制のサービスを提供してくれるところです。 

例えば、
 
目的地空港への進入許可の発出
自分の近くに他の飛行機が近付いているときに、その情報提供(方位、高度、どっち方面から飛んできているか、など)
 

日本には札幌、東京、福岡、那覇の4つの管制区管制所があります。管制官に呼びかけるときは、”~コントロール”を付けます。
 
下記の写真は各管制所のカバー範囲を示しています。札幌コントロールのカバレッジは北海道全域と東北地方の北部です(ちょうど岩手・秋田くらいまでかな)
 


 
 
夜の見学だったので、北海道上空はそれほど飛行機は飛んでおらず、管制官の数も少なめでした。管制室というか、大き目のホールみたいな感じで、窓はないけど、天井がとても高く、レーダーの画面がびっしり並んでいました。休憩中の管制官とお話する機会があって、空いているレーダーの画面で色々と機能の説明をしてくれたり、実際に飛んでいる飛行機を例に解説してくれました。
 
かなりハイテク化が進んでいる。例えば各空港のリアルタイムの風向・風速が分かったり、飛んでいる飛行機の速度や高度も分かったり(飛行機の型式まで分かる)
 
実際に女満別空港へ2機の旅客機(JALとANA)が向かっていて、放っておくとほぼ同時に着陸となるケースがあって、管制官が片方の飛行機にホールディング(飛行場上空待機)を指示しているシーンが印象的でした。また、東京コントロールから札幌コントロールのレーダー覆域に入る時の引き継ぎ(レーダーハンドオフ)をリアルで見れたりと 大変勉強になりました。
 
 
 
では、実際にTakaが女満別タワー(管制塔)から札幌コントロールにコンタクトしている映像をどうぞー
 
 
映像ちょこっと解説:
 
映像の流れは
①駐機場から女満別タワーにコンタクトして飛行計画の承認をもらう(クリアランス受領) 
②その後、タクシー許可を得る(駐機場から離陸開始点<滑走路>まで)いつもの癖で札幌タワー~~♪って言ってしまった・・・(凡ミス)
③離陸許可を得て離陸!
④上空1,400フィート当たり(約400m)でタワーから札幌コントロールにスイッチしなさいと指示をうける
⑤札幌コントロールにファースト・コンタクト!(最初にコンタクトするときは、現在の高度とその後上昇する高度を伝えます)






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