
今は七つ、いや、それ以上の海からありとあらゆる魚が輸入され水槽に放たれます。
深海100mに生息するペパーミントエンゼル?限られた海域からしかとれないレスプレデントエンゼル?ココス島の女王 ココスピグミーエンゼル? すごいものです。それもきれいにシップメントされてJETで空輸。すごいなぁ。
しかし一方でサンゴや無脊椎動物の輸入も急速に増え、エメラルドグリーンクラブ、ミカズキコモンエビ、オラウータンクラブなどなど へ~っ・・・とため息をついてしまいます。
考えてみれば 採集の記憶で死滅回遊魚の他に 無脊椎動物も色々とって水槽に入れていたこともありましたっけ。ちょっと思い出してみたいと思います。
まず、イソギンチャク。
中学生の私とイソギンとの出会いは、まず、は色の汚い ヨロイイソギンチャクでした。ウンコ色を薄くしたような小汚いイソギンでしたが触手で餌をたべる仕草がかわいいというたわいもない理由で飼っていたのですが母親に 「なにこれ?気色の悪いきたないもんおかんといて!」
と怒られつつプラケースにいれていました。
うん。たしかに汚い。気色悪い。
そこで友達と江ノ島で見つけたのは きれいな ミドリイソギンチャク(モエギイソギンチャク)でした。ミドリイソギンはちょっと思うのですが、いまでも小さな個体を採取して販売すると結構買ってゆく人がいるんじゃないかと。触手がピンクなのがよく、体も緑色なんですから色合いもGOODです。プラケースにいれて水温30℃以上になっても死ななかったのでこれは丈夫です。しかし死ぬときは ウゲ- と内臓が口から逆流し バイオハザード調になるのでまたもや母親の怒りのターゲットになるのでした。
そうするうちにイソギンの種類の研究もすすみ、ここでウメボシイソギンチャクの存在を認識。
このウメボシイソギンは真鶴半島に天然記念物として大群落で生息しておりましたが採集禁止でしたので近くの江ノ島にいないかとさがしていましたが見つからず。生息地の幅の狭さに不満をいだいたものです。江ノ島水族館に行くことがあり特別展示としてイソギンチャクのグラス飼育をしていましたので係りの人に質問しました。「ウメボシイソギンチャクは江ノ島にいないようですが?」と すると係りの人は「いますよ」とのこと。「教えて!」とおねだりしましたが数が少ないので教えられないとのことでここでも断念。いつも行く葉山逗子方面にもいなかったようでした。その後大人になって城ヶ島に行くことがあり、ふと磯を観察するとウメボシイソギンが岩にいっぱいへばりついているのを見ました。神奈川県はウメボシイソギンは採集禁止らしいので見るだけで帰りましたが城ヶ島には多く生息していました。いまではウメボシイソギンはネットでも販売していますし、ときおりショップでも見ます。このウメボシイソギンは水にずっとつけておくと触手の開きが悪くなる特性があります。適度に水から出すと触手の開きがよくなるようです。子供を良くうむヘンなイソギンで、私は和歌山の磯でみつけたウメボシをグラスで1年飼育し翌年その故郷の場所にかえすことにも成功しました。
最後にサンゴイソギンチャクは三浦半島ではいなかったような。もしかすると城ヶ島以南の水域ではいたのかもしれませんが行ったことがないのでわかりません。サンゴイソギンをはじめてみたのは小湊の大きいタイドプールでした。残念ながらクマノミなどはいませんでしたが触手の先端がピンクで実にきれい。友達はうまくこれを岩からはがし水槽に入れましたが結局NO3が50mg以上蓄積しているような水ではイソギンも永久生存拒否。難しい。
イソギンも時々飼ってみたくなる衝動にかられます。しかし先般購入したハナギンチャクもどこかでとけてなくなってしまう体たらく。こんなようではシライトやハタゴイソギンなどかえるわけがないとあきらめつつ。あの水流にたなびく触手を見ると・・・COME ON COME ON と誘われているような誘惑に負けそうになるのでした。
続く。
おひさしぶりです!良く戻ってきていただきました!まってたんですよ。色々ご事情があったのでしょうが新水槽も立ち上げされるようですし楽しみに
しています。
シライトイソギンですが実は一度飼ったことあります。するとすぐ死んで内臓がゲーとでてすごいことに!以来、げげげのシライトと我が家ではお呼びしているのです。ww
KZさんは飼育がうまいのですよ。きっと。
イソギンちょっと惹かれるのですが専用水槽で
なくてはいけませんよね。
千葉のウメボシは採集禁止でないのでとってOK
なんですがこのウメボシは日本沿岸では個体数が少なくなってきているらしいです。そんなわけで増やしてサイトで売っているのを買ったほうがいいかなと思い始めています。
水質が良く、潮の満ち干がはげしいところに生息しているようですね。
お久しぶりです
コメントに返信出来なくてすみませんでした
水槽も新たに立ち上げましたので良かったらまたよろしくお願いします
問題のシライトちゃんは以外と丈夫なんですよ
うちの最悪の時の環境は硝酸50の時もありましたし水温30の時もありましたが平気でした もちろん照明もLED でOK
ちなみにもうすぐ飼育2年です
私が思うに個体差が激しいと思います(もはや運?)
イソギンチャクってサンゴと違った魅力がありますね
たしかに、ウメボシは潮の干満で出たり潜ったりのようなとこにいました。
イソギンは私も大好きですけど、専用水槽でも立ち上げない限りないかな。