(円月島の外海。コブサンゴ?ハマサンゴ?がびっしり。2015年撮影)
https://www.env.go.jp/press/files/jp/108926.pdf
環境省と串本海中公園センターさんの調査で今回の大寒波による和歌山県のサンゴの被害の詳細がリリースされました。
中紀から南紀串本周辺までの広域の調査です。
これによると
・串本周辺は被害があったがおおよそ大丈夫
・白浜、田辺沖ノ島周辺の被害が甚大
しかし全体を見ると被害が少なかった箇所もあり結構サンゴ達が頑張った感があります。
優占種(勢力が一番強く他の種類を押しのけて成長する種類のこと)が美しいテーブルサンゴだっただけにショックが大きかったでしょうが優占種のクシハダミドリイシ、二ホンミドリイシだけがサンゴではなく、シコロサンゴ、キクメイシ、コブサンゴ、ハマサンゴなども多く種類は存在するので低温に強い種類は充分生き延びたとも言えます。
以下は図をわかりやすく書き直しました。
(円月島の外海のハードコーラル)
おどろいたことに中紀の 方杭 にもサンゴが存在するという調査もありサンゴはなかなかしぶとく生きています。
(搭島のオオトゲトサカの群生)
ハードコーラルだけがサンゴでなくソフトコーラルも気になるところです。ハードコーラルに比較してソフトコーラルは寒波に強いと思えますが見てみないとわかりません。
(四双島のタイドプールに生息するイボヤギ)
今年はその被害の実態を見に行きたいと思います。
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