(円月島裏の外洋に面したテーブルサンゴです。)
南紀白浜は温暖で真冬でも通常海中の水温は17度程度あるとされます。
しかし本年は数年に1度の寒波襲来で先日は12.8度程度まで低下しました。これはサンゴにとって死活問題で生存できるギリギリの線と思えます。
(臨海浦の枝サンゴ 水深30cmぐらい)
白浜はひょっとしたら温泉地熱の影響で乗り切れる可能性はありますがみなべや印南周辺のサンゴはちょっと危ないかもしれません。
一度だめになるとまともに回復するのに数年はかかるのでその間はボロボロに白化したサンゴしか見れないとなると寂しいものです。
(臨海浦のシコロサンゴ?? 水深40㎝程度)
サンゴはデリケートな動物で微細なポリプの集合体です。水深が深いところは水温もそれほど変化がないので乗り切れるとは思いますが浅場のサンゴは外気の気温にさらされて容赦ない寒気の洗礼を受けてしまいます。
どうか頑張ってこの冬を乗り切ってほしいものです。
(搭島周辺のハナヤサイサンゴです。水深50㎝程度)
(タイドプールに生息するソフトコーラルとハードコーラル)
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