本家ヤースケ伝

年取ってから困ること、考えること、興味を惹かれること・・の総集編だろうか。

頼むなら“つゆだく”をってか?

2014-07-29 18:36:01 | web・メディア
     頼むなら“つゆだく”を/(C)
炎天下作業員に学ぶ…熱中症で死にたくなければ丼を食べる
日刊ゲンダイ:2014年7月29日

 先週末の猛暑はつらかった。25日は岐阜県多治見市で気温39・3度を観測。全国で1200人が熱中症で救急搬送され、3人が死亡した。翌26日は11人が死亡している。まさに“殺人熱中症”だ。

 金持ちなら都会を離れて田舎に避暑を楽しむこともできるが、サラリーマンはそうはいかない。お金をかけずに熱中症を予防するにはどうすればいいのか。

 参考にすべきは肉体労働者の食生活だ。建設現場の作業員など、炎天下で働いている人たちは夏になると丼ものをよく食べる。経験則からカツ丼や親子丼、牛丼、天丼などが熱中症対策になることを知っているのだろう。

 とんかつ定食などの場合、夏バテ気味の人は「食欲がない」とご飯を残しがちだが、丼ものはタレがご飯にしみているので最後まで食べきれる。作業員たちは炭水化物を十分に取ることでパワーを維持しているのだ。

「熱中症予防に必要な塩分と水分の補給効果もあります。お店で食べる丼ものは塩分が多めで味噌汁や漬物がついていることが多い。しょっぱいので食事中、水を多めに飲む。自然と熱中症予防になるのです」(医学博士の米山公啓氏)

 牛丼を食べるときはつゆだくを頼む。高血圧の心配がなければラーメンのスープを飲み干してもいい。

 医学博士の左門新氏が言う。

「クーラーの効きが悪い家に住んでいる人は冷たいシャワーや水風呂で体温を下げましょう。外回りで汗をかく人は干し梅や塩アメを持ち歩いてください。万一、目まいのような熱中症の発作に襲われたら、自販機でよく冷えた缶入り飲料を買い、首や脇を冷やすこと。冷えた血液を体内に循環させることで症状を改善できます」

 貧乏人は丼ものを食え、である。

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 引用終わり。
 しかしである。貧乏人にもいろいろあって、貧乏な上に高血糖・高血圧を併発している人間も少なからずいるのである。むしろそういう人間の方が多いかも知れない。金持ちだから「酒池肉林」の日々を送っているなどと考え即断するのは時代錯誤も甚だしく、本当の金持ちたちは健康管理にも充分気遣っているし、甘いものや高カロリーの摂食などは控えるだけの余裕が、彼らの食生活にはあるのだ。逆に我々貧乏人は百均菓子が安くて甘いからそこから容易に離れられないでいるわけである。

 貧乏な上に高血糖・高血圧ということなら、糖分も塩分も刺激物も控えなければならないし、まして「糖尿」の気があったりしたら「つゆだく」の丼ものはおろか、ジュースなどもっての外ということになる。

 江戸時代の日本人は総じて「小食」で小柄だったらしいことがわかっている。世間一般で「暴飲暴食」が持て囃されるようになったのは明治期以来の「欧米化」以降である。「欧米化」によって我々にいいことばかりが具現化したわけでは毛頭ないのである。丼もの云々というよりも、炎天下戸外で大汗をかきながら肉体労働に勤しむ人たちだからこそ、「健康」たり得るのではないだろうか?w


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