本家ヤースケ伝

年取ってから困ること、考えること、興味を惹かれること・・の総集編だろうか。

保守王国の崩壊。

2009-07-30 20:49:19 | 社会
自民党のキャッチフレーズが「日本を守る、責任力」で公明が「生活を守り抜く」と、これはキャッチコピーからして既に自公は仲良くお揃いで「守り」の姿勢が顕著である。笑。「責任力」などという耳慣れない言葉はゲッペルス=世耕の発案だろうか、「国債乱発の責任力」「消費税=命の責任力」「年金食い潰しの責任力」「官僚丸投げの責任力」「世襲駆け込みの責任力」等々結構使い道のある便利な「造語(?)」かもしれない。wさて、今日の自公政権の地滑り的な崩落の特徴は、やれ「風が吹いた」だの「浮動票や無党派層の動向がどうだ」だのといった通り一遍の紋切り型の修辞で納まるところにあるのではなく、旧来自民党の「千年王国」と言われ続けて来た保守地盤の真っ只中で、軒並み「自民離れ」・「自民からの離反・造反」が加速して後を絶たないという点にあるのであって、これは先の参院選からとりわけ顕著になった特徴である。こんなことは戦後史上かつてないエポックメイキングな出来事と言ってよく、なにしろこれまで永きに亘って選挙と言えば自民党にしか投票したことのない田舎のおっさん、おっかさんたちが「もう自民党は沢山だ。オラもう金輪際自民党には騙されねえぞ」と雪崩を打って離反を開始しているのだから、この激流はちょっとやそっとの策動や急場凌ぎのまやかし・詭弁では留めようがない。一般に保守的な人たち程頑固一徹な人間はいないとしたもので、彼らが一旦決然と臍を曲げたらもうこれを覆すことなど誰にも不可能である。今自民党・公明党の幹部連中が顔色を失い、目の色を変えて自らの「地盤」と称する地区を必死に走り回っているが、因果応報、順当なら彼らの大半はもう国会には戻って来れないのではないか。・・というわけで、私もこの一ヶ月間は暇を見つけて近隣のあちらこちらをランダムに観察しておきたいと思っているのである。ぁそ。w . . . 本文を読む

財源。

2009-07-28 09:11:47 | 政治
財源論である。麻生にはここしか攻め処がないからこれと安保で選挙を闘うしかないのであるが、そもそもここまでわが国の財政を逼迫させて来た自公政権が今更財政云々を言えた義理ではないことは火を見るより明らかである。現・野党に尻拭いさせる以外為す術を持たない奴らは、早いとこ政権の座から放逐しなければならないのであって、これが我々の自助自立であり救国救民なのである。基本的に政・官で秘匿している財政情報の詳細を知り得ないのは我々一般庶民も野党も同等であり、これを秘していたからこそ、カンポもグリンピアも天下りも年金詐取も核持込も何もかもが可能だったのである。時代劇の悪代官の如き、かかる悪逆非道な自公には、一遍政権の座から出て行って貰わなければ、何がどこでどうなっているのか、我々は当然自明の事実として知悉しておくべき自らの基本的データから隔離されたまま生涯を閉じなければならない。これは面白くないと、みんなが思い始めたのである。この国民的合意をとってつけたような詭弁や詐術でひっくり返すことは最早不可能で、「年間で収入が40兆しかない国の借金を800兆円にまで膨らませてこの国を破綻の崖っぷちまで追い込んでおいて、何が『統治能力』か!?」「馬鹿も休み休み言え!」ということなのである。 . . . 本文を読む

仙台市長選は九時半に当確が出た。

2009-07-26 23:30:53 | 社会
小泉ポチの世襲息子が街頭で出くわした民主系の対立候補の再三に亘る「握手要請」をシカト(無視)したとかで、その映像がYouTubeに流されてあっという間に7万回以上再生され「あれはないんじゃないか。何様のつもりだ?!」とネット上では今ブーイングの嵐が巻き起こっている。それで一応私も見たけど「お気に入り」に登録はしなかった。ぁそ。w。あれは自分で自分の器量の無さを証明しているようでいただけない。後援会がどれ程強いのか知らないが、あんな低レベルな奴を当選させたら横須賀の恥だと私は思うけどね。 . . . 本文を読む

財界の動向。

2009-07-25 08:32:23 | 政治
麻生は歴代首相では前例がないという連日の「得意先回り」である。危機意識の表明・伝達のつもりか、随分露骨なことをやってくれるものだが、それで「業界票」を固められるものならば苦労はない。一方「政・財・官」癒着構造の一極=財界にはこのところ戸惑いと混乱が如実である。これまでの自民党同様民主党にも金で差配する構造を移植したいと願ってもそうは問屋が卸さない。各企業が社会を構成する単位として公共に認められたいのなら、まず従来の一政党へ極度に偏った「買収」と言うしかない「不公正な企業献金」を自ら排さなければならない。世は田沼意次の時代ではないのである。「政・財・官」が「なあなあ」で癒着してこの国全体を支配するという、「近代国家」が聞いて呆れる旧態依然とした「汚職の醸成構造」は今度の選挙で打破されるのだ。少なくともその端緒には今度の総選挙は充分なり得るだろう。財界の糞爺ィたちがなんたらかんたら偉そうにノタマウ時代は今回で終わる。この期に及んで企業トップが尚も開き直りと民主党攻撃を繰返すなら、そんな悪辣な企業に対しては早晩、企業名とこれまでの献金額の公表から更には製品の不買運動の展開等、有権者・一般市民から情け容赦ない鉄槌が振り下ろされるだろう・・というわけで昨日は某blogへ大阪天神祭の「7・23ギャル神輿」のフォトとムービーをしゃかりきになってアップしたが訪問pv数が期待していたより一桁少なかった。あっちゃ~っ。私も時代からずれているってか、ぁそ。次は住吉祭だぁ♪ . . . 本文を読む

総選挙アラモード。

2009-07-23 09:28:24 | 世界
あれだけ騒いでみせた中川なり武部なりであったが、結局土壇場では彼らの行動は単なる猿芝居・出来レースであったことを隠そうともしなかった。田舎芝居にしても馬鹿丸出しで芸がなさ過ぎるから、アレを見て自民に心を戻した人がいるとも思われない。これに比べれば、平沼グループなり渡辺グループなりは(センキョ本番に自信があるためか)曲がりなりにも自民党を割って出ただけ遥かにまともで好感が持てる。第三極を目指すという勢力は総選挙後はいずれ結集して新党結成に至らなければ一貫しない。 . . . 本文を読む

解散。

2009-07-21 21:01:27 | 政治
やっとこ解散だけど、なにせ40日も先のしかも盛夏の折のことだから今からエンジン全開でふかしていたら本番までもたない。ここはゆったり構えて興味を惹く話題があったときだけ適宜拾って行くつもりでいる。今週は日本三大祭の一つ「大阪天神祭」があるけど何しろ想像するだけでも暑いから、私は最近数年は行ってない。でも今年は京都祇園祭もパスした私としてはせめて23日のギャル神輿くらいはちょっとだけでも行ってみたいと思っている。*梅雨前線が刺激されて発生した防府市方面のゲリラ豪雨は7月分の降水量が一日で降り尽くし、救援に向かった消防車3台他が鉄砲水に襲われ濁流に呑まれるなど、これまでの常識を大きく覆している。地球環境は変化しつつある。犠牲者の方のご冥福をお祈りします。合掌。 . . . 本文を読む

金融工学&世代交代。

2009-07-20 23:08:29 | 世界
『マネー資本主義』という奥歯にモノが挟まったようなわけわからないタイトルのNHK特集全5回が今夜終わったが「で、どうなんだ!?」(小田実)というと大事なことは何も言っていないという印象である。①いわゆる「金融資本主義」なるものが資本主義の究極の姿であるのかどうか。②資本主義の過去と現在に対する根本的な批判とそれに対して資本主義を擁護する側からの反・批判はどこでどう噛合っているのか。③世界経済の行く末、なかんずく今や「ドル本位制」とも言うべき現在の世界の基軸通貨=ドルに未来はあるのか・・等々切り込むべき課題は山ほどあるが、NHKはその周辺を当たらず触らず徘徊してお茶を濁しただけである。スポンサーも持たないNHKはいったい誰に何を遠慮しているのかと言えば、その視線の先にあるのは自公政権と霞ヶ関だけだと言っていいのである。「政権交代」はかかるメディア内部の風通しも俄然良くする筈である。で、今夜のゲストたちは「遠慮がちに」ではあったが少しだけいいことを示唆していた。「各国マネーが(かつての肉弾戦の)代理戦争をしている」だとか「公益資本主義の視点が必要だ」とか、或いは「マネー投機」ではなく「(農業等)地場産業への地道な投資が必要だ」とかである。最後の「地場産業育成」について言うなら、これは単に日本国内においてのみ要請されていることではなく、全世界規模で「もの作り支援」が緊急に要請されていることは自明であるが、現実には「モノを作っていたんでは食って行けない(!)」民が世界に溢れている上、「モノを右から左へ動かすだけ」更には「何も作らず動かさず単にデータを打ちかえるだけの人間が瞬時にして膨大な利潤を獲得してしまう」体制が世界を覆い尽くしているのであり、これこそが「金が全ての世の中」のぶっちゃけた姿なのである。この「ウォール街の投機合戦」に学問的権威付けを与えたのがいわゆる「金融工学」なるもので、複雑な数式を駆使してやっていることは、要するに確率論に基づく「投機の合理化」であり「リスクの可能的分散化」なのであって、元よりこんなものが学問の名に値するものかどうか、私には甚だ疑問である。だいたいが「重商主義」じゃあるまいし(はあ?)「金を貸して利鞘を稼ぐ」なんてことが経済の中心になっていい筈もなく、本来人倫たるもの基本は「モノ・食料を作ってナンボ」だったのである。 . . . 本文を読む

時局は中休みか。

2009-07-19 18:06:40 | 社会
国会村は三連休に入ってしまったので裏で何をやっているのか知らないがニュースが入って来ないから私もネタ切れである。あちゃ。今日はTBS「サンデーモーニング」もNHK「日曜討論」もテレビ朝日「サンデープロジェクト」も私には大して面白くなくて、「これだったら平日の方がナンボかマシだな」と思ったりして、その後NHK「囲碁トーナメント」を見るのを途中で止め読売「そこまで言って委員会」へ回したら広瀬隆氏が呼ばれていて、常連たちからは概ね不評だったのには別段何ら意外性はなかったが、話の推移にちょっとだけ興味が湧いて来て検索にかけたら、「広瀬隆は、どこまで信用できるの?」という2チャンネルの古いスレッドがあっていまだになんたら書き込みがあったのである。で、普段2チャンネルには行かない私だけどこれが部分的には結構面白かった。自慢じゃないけどこの人の本は私は買って読んだことは一度もないし、なんというか彼にはキワモノ・イロモノという漠然たる印象を持っているには違いないが、それを言うなら委員会のメンバーだって勝谷にしろ宮崎にしろキワモノ・イロモノ専科の謂わば「評論芸人」以上ではないのだから、彼らがまるで天敵に出会ったかのように広瀬氏を攻撃するのは犬が電柱に小便をかけるのと同様まさに「目糞鼻糞を笑う」そのままで、自分らのショバを防衛しようというケチな了見が見え見え如実であったわけである。 . . . 本文を読む

「男はつらいよ」シリーズ最終作「紅の花」他2本。

2009-07-18 18:52:22 | 
ふと餃子を食べたくなって映画館の近くの太子・王将へ行き、餃子二人前にしようか、スープも付けようか、いっそ餃子定食にしようか・・と、瞬間いろいろ迷って結局シンプルに餃子とライスだけにした。餃子のサービスデーだったのである。ただ同じ王将でもここの餃子は焼き方が雑である。写真には写ってないが、店内はほぼ満席で、私の向かい側に遅れて合い席して来たお婆さんも私と同じメニューを注文したが、普通この単純なオーダーをする人は少ないように思う。ぁそ。それで最近『飛田東映』から遠ざかっていたのでどうなっているのかと思って行ってみたら、寅さんの第一作まで遡った後は隔週でリリーさんのシリーズを一本かけ、再び隔週で今回の『紅の花』がかかっていた。これを見た。飛田はやはり寅さんが似合う映画館である。来週は『釣りバカ』の第19作がかかるのでこれも出来たら行きたい。ぁそ。 . . . 本文を読む

中川、仕掛けて仕損じあり。

2009-07-17 12:33:42 | 政治
解散当日21日の「懇談会」開催で一応今回の「中川の乱」は鎮圧される雲行きである。もともと両院議員総会が仮に開催されていたとしても党則改正には到底届かない数しかないのだから、さて、どうでもいいけど今後造反派はどうするのだろう?「裏切り者」呼ばわりされた与謝野は解散詔書にサインするのだろうか?「君子豹変す」でころっと態度を変えて「一致団結」かな?口ほどにもない奴らだ。笑。これら一連の動きもとどの詰まりは「ショーほど素敵な商売はない」で「中川劇場」「与謝野劇場」「石破劇場」・・の一幕だったのか?石破なんてテレビに出ずっぱりじゃないか。「(麻生と)何を話したかなど軽々に言えない」なんてかっこつけやがって、馬鹿野郎、だったら話す内容も持たずに「軽々に」各局のテレビなんかにしゃしゃり出て来るんじゃねえよ。お前は部屋に籠もって自分が落ちる心配でもしていろ!中川も加藤も、男なら(はあ?)ケツまくって離党してみろってんだ、ぷいぷい!・・というわけで、なんか中川に加えて鳩山弟やマダム回転寿司・小池までもが独自のマニュフェストを作ると言い出しているそうで、お前らアホか!?そんなにあっちもこっちもマニュフェスト(←政権公約だ!)ばかりバラバラ量産してどうする?!中川党政権がいつどうやって出来るのか、小池党や鳩山弟党の政権が出来るのかという話になって来るわけで、こりゃあもう自民党は統一した政党ではなく、負ける前から落ち武者然とした野武士集団・夜盗の群れが食言している徒党に成り下がっているのである。 . . . 本文を読む

麻生劇場フィナーレ。

2009-07-16 11:42:30 | 政治
昨日国民新党の亀井静香氏が「《自民党の解散》みたいな《解散》になっちゃったな」と言って記者らの失笑を誘っていたが、自民党は既に見境の無い事実上の「敗走」を始めているようである。いったい反麻生の急先鋒・中川の言う「人心一新」とは何だろうか。自民党内でいつものメンバーがああでもないこうでもないと、夜になると料亭に集ってゴチャゴチャガチャガチャ旧来の自民党政治をやってくれても、それを見させられるこちらはいい加減飽きが来て面白くもなんともないし、そんなことで我々の「人心」は微塵も「一新」されることはない。むしろ彼らがきれいさっぱり政治の表舞台から速やかに退場して貰うことこそが我々一般国民の「人心一新」に直結するのであるが、思考停止した彼らにはそんな常識が既にもうわからないで「わからないことは見なかったこと、見なかったことはなかったこと、なかったことはなかったこと、あ、それそれ♪」と祇園囃子の笛太鼓に踊り狂っているのである・・というわけで今日の写真はあべの駅前再開発から「麻生攻め」と読めるものを採用してみました。余興です。ぁそ。 . . . 本文を読む

加藤の乱、中川の乱、武部の乱。

2009-07-15 13:35:14 | 政治
追い詰められた自民党の内紛のニュースを見ながら、私は《(「ブーツ・オン・ザ・グラウンド」の訳は「軍靴で戦地に立て」だとしても)「ショウ・ザ・フラッグ」の訳は「日の丸を見せろ」ではなく日本語にもあるような「旗色鮮明にせよ(←どっちにつくのかはっきりしろ)」という意味なんだ》と、昔巨泉さんが言っていたことをとりとめもなく思い起こしていた。あの人は内心社民党の政策を胸に抱きながら民主党から出馬して高位当選し、すぐ辞めたのだった。笑。まさに諸行無常だが、今回自民党の対立軸は(党則変更可能の)「両院議員総会」を開くのかどうかで麻生派と反・麻生派の対立が鮮明になっていたが、来週には解散すると麻生は既に明言しているのだからこれを引っ込めるような事態にでもならない限り今更「一致団結」の「シャンシャン手打ち」もない。かと言って党の解体を招くような「大分裂」もとてもじゃないけど想定し難く、では結局誰がいつどのように「割って出る」ことで決着を見るのか、野次馬の私としては人ごとながら興味がないわけではないけれど、今は自民党全8派閥の事務総長会議で(時間がないという理由から「両院議員総会」ではなく)「意見を聞く場を設けること」と「マニュフェストを作ること」で合意に達したとテレビは報じている。反麻生の連中は概ね(地元からの正確な情報等で)「麻生では自分らは落選する」と岩よりも堅く確信しているから「起死回生の神風の襲来」を熱望しており、そのためには「サプライズ」でも「敵失」でも何でもいいから何か事件を起こしたい、起きて欲しいのであるが、一方で野党提出の内閣不信任案には反対票を投じて麻生政権絶対擁護に突進せざるを得なかったのだから、支離滅裂というか、自分でも何をしたいのか、どうしたらこの苦境を脱出出来るのかが全くわかっていない「とほほ」状態なのであり、中川らの『造反』の掛け声だけは響いても、目下公認漏れの元チルドレン唯一人が離党しただけである。あと与謝野と石破の両閣僚が連れ立って麻生に直談判に行ったというのだが、これは解散を思い止まるように進言したということだろうか。与謝野は東京で危ないし、石破も鳥取で危ないということで「解散するったってオラサインしねえぞ。俺たちをクビにしてでも解散する気か!?」と脅かしたのかも知れない、と私は思っていたのだが二人とも総会開催要求の署名にサインした。風雲急である。 . . . 本文を読む

ワシントンポストの記事をヤフー自動翻訳にかける。

2009-07-14 22:45:52 | 政治
今日は「Japan`s Beleaguered Aso Calls Election That Could Bring Historic Shift(日本の攻囲された阿蘇は、歴史的なシフトを持ってくることができた選挙を指令します)はあ??」と題する7月14日付WP紙の前半部分を引用して、例によってヤフー自動翻訳にかけてみます。一目とんでもねえ訳だけど、これが馴れて来ると結構意味が通じて来るから不思議だね。ぁそ。阿蘇とは無論麻生のこと、上院とは参議院、下院は衆議院・・「麻生はunloved総理では3本の指に入る」とか、「少子化で老人大国は先進国では日本だけなのに政府・自民党は何も手を打って来なかった」とか、小気味いいほどビシビシ決めて来る。うちらはメディアから変えて行かないと駄目なんだね。 . . . 本文を読む

8月30日総選挙という「予告解散」だが・・。

2009-07-13 23:41:33 | 社会
12日の都議選の結果をどうみるかだが、結果とは無関係に「愚図の麻生」がついに決断したようである。「意地を張っただけだ。城を枕に全員討死だ」などと言われているが麻生にしてみればこれこそが(紆余曲折の上ではあるが!)「従前の既定方針通り(?)」なのであるかも。私はむしろ「よくけっぱったな」という感想を持った。12日夜塩崎・山本・世耕らいつもの「反・麻生」の若手メンバーらが会合を持ったが、これは「都議選敗北」を折込済みの前提とした予告通りの行動で、彼らには「両院議員総会~麻生の自主的退陣~新総裁選出」というシナリオがあった。しかしこれは麻生サイドからの「麻生降ろし封じ」の逆襲を前に一旦出口を失ったかのようだ。14日に予定される内閣不信任案採決の段階では見事に「造反」は封殺されるだろう。一方では勢いづいた野党が内閣不信任案の上程から参院では問責決議案を出し審議ストップする情勢にあるから、このまますんなりと7月21日解散から8月30日総選挙まで一気に突き進むとは考え難い。今週と更には来週が山場だと月曜朝から報道は伝えているが果たしてどうなるか。大局的には如何にも日本的なチンケな仕掛けかも知れないが、ここ数日の永田町を始めとした各派・諸勢力の動きはわが国には珍しい「激動の時代」の真っ只中からの「劇場中継」だから、我々もせいぜい注意深く見守って行ったらいいだろう。最近の地方選全勝という「みぞうゆう」の事態を受けて、この流れをいよいよ本番でしっかと票に結びつけ「政権交代」を成し遂げることが出来るかどうかが、民主党を始めとした野党の正念場である。大阪は連日34℃の猛暑、京都では日曜に続いて月曜も「山鉾の曳き初め」(←一般の人が曳けるのである。)があった。私も行きたかったが暑そうだからパスした。あちゃ。 . . . 本文を読む

自民半減ってか。

2009-07-12 15:15:32 | 政治
一般に(?)東京の人は調子が良く、というかサービス精神とかがあって、マスコミに問われれば「ああ、もう今度の選挙は絶対行くよ♪」と請合いながら、当日何かの予定が入ればさっさとそんなものは蹴飛ばしてしまうからいつも投票率は伸びないのである。今回も50%もあれば高い方じゃないだろうか。私にはそういう印象がある。私も自慢じゃないが若い頃はセンキョなんか行ったことはない。最近は年相応によく行くけど。あちゃ。都会の人はなんやかや忙しいのである。いや、忙しい振りをしているだけかも知れないけど。ぁそ。自宅で商売をしている人や地区活動をしている人以外は普段ご近所とは付合いが殆どないし、投票所のある学校の体育館などへは滅多に足を運ばなかったりする。都会の人が自分の日常の生活圏・通勤圏からはみ出した途端「灯台元暗し」とでも言うか、そこは一種の「異空間」に変わってしまうのである。「東京人」と言ったところで個々の人々が出没する空間は概ね狭いものである。「江戸っ子」でも東京を隅々までよく知悉している人など殆どいないだろう。私も若い頃18年くらい住んだことがあるが、あそこは言わば病的に広過ぎるのである。余程高い所へ登らないと「山」というものが見えないから、それを思うと具合が悪くなったりした。笑。前川清の「東京砂漠」という歌もあるが正月の東京なんて人がいないからまさに砂漠状態で「海あり山河あり」というのが、わが日本的風土なのである。ぁそ。真冬早朝に某中央線のホームから遠く白銀の富士山が見えたりすると、ひどく感嘆したものである。 . . . 本文を読む