お盆恒例の日本民族大移動である。人数だけで言えば我々が世界史で学ぶ『ゲルマン民族大移動』より遙かに多い人間がこの短期間に日本国内を移動するということである。都会から郷里に移動する『下り』は今日8/12がピークで、田舎から都会の職場に皆さんが戻る↩のは週末の15(土)16(日)がギリギリではあるがピークになるらしい。日本人はせかせかと忙しく立ち回るのがお好きな民族なのだろう。
今日は500人以上が亡くなられたあの御巣鷹山の日航機墜落事故の30周年に当たるという報道も今朝はあった。乗客・搭乗員全員が亡くなられたわけではなく、ジャンボ機の後方座席におられた方のうち数人が奇跡的に生き残った。機体の後尾部分が爆発して損傷したジャンボ機は『操縦不能』に陥り、最後《御巣鷹山》に衝突する迄は空中を不規則に浮遊し続けた。その状態を《ダッチロール》と呼び、この言葉は航空用語だが当時の流行語になっている。
私は当時長野県の川上村でレタス栽培のアルバイトをしていたことは以前何処かのブログに書いた。私は当時36歳で、行った先のご主人と同年だった。自分では雇って貰えるとは思っていなかったのだが『日刊アルバイトニュース』(⇦当時は『AN』ではなくこういう名前だった。)を見ていて友人が熱心に薦めるので気楽に応募してみたところ、何故か電話に出た奥さんに気に入られて一発で採用となったのである。
いや気に入られた理由は判っている。奥さんが私の年齢と農業が未経験であることを聞いて、
「農作業は大変ですよ。出来ますか?」と確認して来たのを私は調子に乗って、
「超人的な仕事は出来ませんが人のやっている仕事なら出来ると思います」などと、ちょっとカッコイイ(格好良過ぎる?!)応答をしてしまったのである。奥さんというのも銀行員からスカウトされてずぶの素人から川上村に嫁入りして来た人だったから、この言葉が私の予想を超えて受けてしまったわけだ。
農業は確かに過酷だった。地面が相手の作業が一日続くのだから足腰がやられる。私は途中で帰郷してしまった青年の補充要員として雇われたから、私が到着したときはレタス栽培は連日毎朝早朝から収穫する時期に入っていて、私の担当は『包丁で切る人』の後ろから付いて行き、切られて地面に置かれたままのレタスを等級別に段ボール箱に入れて行く仕事だった。これが辛いのである。膝が折れてしまうと即「膝が折れてるよ!」と叱られる。作業中はしゃがんだり座ったりしてはいけないのである。・・。
そんなある日の夕暮れ時(6時頃)である。作業の終わった我々は小川の遙か上流の山合いに朦々と光り輝く白煙を見た。同僚の青年は「これは異常です。何か不吉なことが起きますよ!」と予言したが《不吉なこと》は起きた後だった。
今日は500人以上が亡くなられたあの御巣鷹山の日航機墜落事故の30周年に当たるという報道も今朝はあった。乗客・搭乗員全員が亡くなられたわけではなく、ジャンボ機の後方座席におられた方のうち数人が奇跡的に生き残った。機体の後尾部分が爆発して損傷したジャンボ機は『操縦不能』に陥り、最後《御巣鷹山》に衝突する迄は空中を不規則に浮遊し続けた。その状態を《ダッチロール》と呼び、この言葉は航空用語だが当時の流行語になっている。
私は当時長野県の川上村でレタス栽培のアルバイトをしていたことは以前何処かのブログに書いた。私は当時36歳で、行った先のご主人と同年だった。自分では雇って貰えるとは思っていなかったのだが『日刊アルバイトニュース』(⇦当時は『AN』ではなくこういう名前だった。)を見ていて友人が熱心に薦めるので気楽に応募してみたところ、何故か電話に出た奥さんに気に入られて一発で採用となったのである。
いや気に入られた理由は判っている。奥さんが私の年齢と農業が未経験であることを聞いて、
「農作業は大変ですよ。出来ますか?」と確認して来たのを私は調子に乗って、
「超人的な仕事は出来ませんが人のやっている仕事なら出来ると思います」などと、ちょっとカッコイイ(格好良過ぎる?!)応答をしてしまったのである。奥さんというのも銀行員からスカウトされてずぶの素人から川上村に嫁入りして来た人だったから、この言葉が私の予想を超えて受けてしまったわけだ。
農業は確かに過酷だった。地面が相手の作業が一日続くのだから足腰がやられる。私は途中で帰郷してしまった青年の補充要員として雇われたから、私が到着したときはレタス栽培は連日毎朝早朝から収穫する時期に入っていて、私の担当は『包丁で切る人』の後ろから付いて行き、切られて地面に置かれたままのレタスを等級別に段ボール箱に入れて行く仕事だった。これが辛いのである。膝が折れてしまうと即「膝が折れてるよ!」と叱られる。作業中はしゃがんだり座ったりしてはいけないのである。・・。
そんなある日の夕暮れ時(6時頃)である。作業の終わった我々は小川の遙か上流の山合いに朦々と光り輝く白煙を見た。同僚の青年は「これは異常です。何か不吉なことが起きますよ!」と予言したが《不吉なこと》は起きた後だった。