フェイスブック使うと「悲しくなるね!」友人と比較し当局に監視され…それでも使う?
2013.9.12 07:00[岡田敏一のエンタメよもやま話]
↑ フェイスブック(FB)のロゴをバックに、スマートフォン(多機能携帯電話)を使う男性。スマホからFBをチェックする若者は、FBを使えば使うほど悲しい気持ちになることが分かった=8月14日、ボスニア・ヘルツェゴビナのゼニツァ(ロイター)
さて、今回の本コラムは、既に全世界での利用者が約11億5000万人(今年3月時点)を突破した世界最大の交流サイト(SNS)「フェイスブック(FB)」のお話です。個人から企業まで、日本でもいまや、ごく一般的な交流ツールとなったFBですが、最初はどれほど革新的なサービスでも、あまりにも一般的になりすぎると、いろいろと思わぬ弊害が発生するようです…。
8月14日付の米オンライン科学誌「プロスワン(PLOS ONE)」が、FBに関する非常に興味深い研究結果を発表しました。FBを利用する若者は、FBをチェックすればするほど、友人たちの日常の方が素晴らしく思えてきて、気分が落ち込み悲しい気分になってくるということが分かったというのです。
「プロスワン」の研究結果や、これを受けての翌15日付米CNNテレビや英BBC放送、米ABCニュース(いずれも電子版)などによると、調査を手掛けたのは米ミシガン大学の研究チームです。
欧米で話題、初の「FB満足感」調査
ミシガン大学は、米の消費者マインドを探る代表指標としてメディアなども必ず取り上げる「ミシガン大学消費者態度指数」を調査・発表することで有名です。
この調査は、そんな権威あるミシガン大学が、ユーザーの幸福感や生活の満足感にFBがどのような影響を与えているかについてまとめた初の研究結果とあって、欧米で大きな話題を集めました。
研究チームは、スマートフォン(高機能携帯電話)を所有し、スマホから自分のFBのアカウントをチェックしている若者82人(平均年齢20歳)の協力を得て、2週間にわたり、彼らに毎日、朝10時から深夜0時までに「いまどんな気持ちですか?」「いま、どのくらい寂しいと感じていますか?」といった計5つの質問をテキストメッセージで不定時に送信し、幸福感がどんなものかを調べました。
4割が“鬱ユーザー”「FB利用後、落ち込む…」
その結果、FBを使っている理由として、ほとんどのユーザーが「友人と連絡を取り合うため」と答え、23%は「見知らぬ人々と出会うため」と説明。ユーザーの75%は、楽しく前向きな出来事やニュースを投稿したりシェアし合ったりしていたが、一方で36%が否定的な投稿やニュースをシェアしていたと答えました。
あいつの方が…ネガティブ投稿4割
さらに、多くの人が「FBを利用した後、気持ちが落ち込んだ」と答え、FBの利用頻度が増えるほど、生活における満足感が下がっていたという意外な事実が判明したのです。
研究チームではその理由について、他人の生活と自分の生活を比べて、他人の生活の方が自分より楽しそうだと感じ、落ち込んでしまうと分析。「FBは表面上、社会とつながりたいという人間の基本的な欲求を満たしてくれる貴重なツールに思えるが、(ユーザーの)幸福度はむしろ、蝕(むしば)まれている」と警告しました。
確かに、友人たちが旅行先の美しい風景や、最近買った高級品や、オネエチャンと遊びまくってるニヤけた様子などを写真とともに投稿しているのに、自分の投稿はといえば毎日食べてるランチ定食の、若干おかずがアップ気味の、ほぼ毎日代わり映えしない写真だったりすると、確かに凹みますよね。「地球なんか爆発してしまえ!」と逆ギレ投稿のひとつも書きたくなってしまう気持ちも分かります。
一方、これとは逆に、実際に人と会って交流したユーザーは気分が良くなっていたといいます。なるほど。
論文の共同執筆者であるミシガン大学の社会心理学者、イーサン・クロス氏はこの研究結果について「彼らは気分が落ち込んだときにFBを使っていたわけではなかった。FBを使ったことで気分が落ち込んだのです」と分析しています。
強い連帯感のFB…孤立感も深めやすい
また、今回の研究に携わった研究者の一人、オスカー・イバラ氏はABCニュースに「FBは人々の生活において、非常に偏った解釈を与えるサイトであることを覚えておくことが大切だ」との厳しい見方を示しました。
さらに、FBでは、ユーザー同士の強い連帯感が逆に孤立感を深めることにつながりやすいとの分析もありました。
英国心理学会員でインターネット心理学者のグラハム・ジョーンズ氏はBBCに「社会的な孤立よりも強い孤立を感じることが多いとの研究がいくつも出ている。社会全体としてFBをうまくつかいこなす術を学び切れてないということだ」と鋭い指摘を披露しました。
ここまでのお話はまあ「他人の投稿をそんなに気にする必要はないでしょう」と笑い飛ばせばいいだけのような気もしますが、最近、FBに関しては、違う意味でもっと悲しく、気分の悪くなる話が話題になっています。
諜報機関に情報を流していた!
米国家安全保障局(NSA)が一般市民の電子メールのやりとりといった個人情報を勝手に収集していたことが問題化していますが、8月27日付英紙ガーディアン(電子版)によると、FBは、今年上半期、NSAのような世界中の諜報機関などからユーザーの個人情報などの開示を求められた件数は3万8000件にのぼり、このうち約半数は米国からのものだったと発表したのです。
NSAの個人情報監視プログラム「PRISM(プリズム)」にはFBのほか、米グーグルや米マイクロソフト(MS)なども協力していることが既に明らかになっています。2009年6月3日から「プリズム」と協力体制を結んでいるFBがNSAにユーザーの情報を提供しているのは当たり前といえば当たり前なのですが、それでも悲しいですよね。
米国の要求の8割、インドにも5割を提供
ちなみに米当局は、2万人~2万1000人の個人情報など計1万1000件~1万2000件の開示・提供を要求。FB側は全要求の79%について、当局の要請に応じたといいます。
米国の次に要請が多かったのがインドです。4144人のユーザーの3245件の情報について要請があり、FB側はうち50%を提供。英国では2337人のユーザーの情報の68%について提供がなされました。
また、激しい反政府運動が起き、レジェップ・タイイップ・エルドアン首相がSNSを「社会における最悪の脅威」と嫌悪するトルコでは170人のユーザーの96件について要請があり、47%について応じたそうです。一方、7月はじめに事実上のクーデターが起き、現政権が崩壊したエジプトでも11人のユーザーの8件について提供要請がありましたが、これには全く答えていないといいます。
無論、政府の諜報機関などが、FBにアップされているわれわれのきのうの夕食のおかずや先週末の小旅行で食べたB級グルメの数々や、最近みた映画の感想や、ゴルフのスコアがアップしたとの上司の報告投稿への情けない“ごますりいいね”などに興味があるはずもないのですが、以前の本コラムでも書かせていただいたように、上司からのウザい友だちリクエストや、社内のイタいごますりツールに成り下がっている面も含めれば、FBってそれほど魅力的なツールでもない気がします。
FBやって、ツイッターでつぶやいてと、SNSにはまっている人々が増えていますが、はまり過ぎると「何かウケるネタが必要だ」との強迫観念にかられ、その結果、サラダバーの下から顔を出すバイト店員や、地下鉄の線路に下り「人身事故なう」とつぶやく輩がツイッターに登場するわけです。困ったものですね…。
(岡田敏一)
◇
【プロフィル】岡田敏一(おかだ・としかず) 1988年入社。社会部、経済部、京都総局、ロサンゼルス支局長、東京文化部などを経て現在、編集企画室SANKEI EXPRESS(サンケイエクスプレス)担当。ロック音楽とハリウッド映画の専門家。京都市在住。
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以上少し古いが産経ニュースからの引用終わり。
どこまで信用していいのかわからないが、フェイスブックを通してしか「知己・友人」を持ち得ない若者が増えているなどと言う。彼らに言わせると「(対人恐怖症とでも言うのか)直接対面して付き合うのは怖い」のだそうだ。私なんかの常識では「フェイスブックを通して」それまで全く無関係だった人間と付き合い始める方がよっぽど怖いのではないかと思うのだが、そしてそれで事件に巻き込まれる事例もよく報道されているのだが、WEB依存症は止まない。
ところで記事本文の趣旨とは若干論点がずれるが、アマゾン・グーグル・Facebook.Twitter.etc.に問題がないわけがない。
もしも仮に彼らの中の極一部の〔正規従業員〕に不心得な人間がいたとするなら、それだけで顧客の個人情報はいつでも外部流出してしまう可能性がある。何故なら住所・氏名・電話番号・携帯番号・家族構成・趣味志向・知人友人関係・・・etc.が〔名簿業者〕に〔売れる〕からである。つまりは第三者の個人情報がいつでも〔金になる〕というそういう時代なのである。
ベネッセから漏れ出た情報は下請け会社の一社員が違法と知りつつ手配・算段したものらしい。調べでは彼が小学生の情報を〔一件\150〕で業者に売ったということである。その情報が数として一件や二件ではなく760万件もあったのなら、彼は労せずして一気に大金を掴んだことになる。狡賢いのか単なるアホなのかは私の関知するところではないが、彼は〔いつかはばれる〕とは思わなかったのだろうか?
犯罪者の心理というものはよくわからない。
犯罪ということでは、西宮のナンタラいう県会議員は(←もう辞職したが)「西宮維新の会」と橋本の「党名」を剽窃し、県議に支払われる経費をネコババして、結果流用分を全額返済する羽目に追い込まれた。メディアは相乗りで連日彼を叩き続けたが、彼などは「泥棒」は泥棒でも「コソ泥」の類である。メディアは彼のような「反撃能力」に乏しい人間は情け容赦なく叩くのだが、これも相手が「大泥棒」となると一斉に腰が引ける。誰も叩こうとしないのだから、これは一種の「弱い者苛め」である。官僚たちの天下りなど大泥棒もいいとこではないか。
cf.野々村竜太郎公式ブログ。
「他人(ひと)を見たら泥棒と思え」ではないが、WEB社会にも一般世間同様、他人の懐を狙う「悪人」が無数に生息しているのである。
2013.9.12 07:00[岡田敏一のエンタメよもやま話]
↑ フェイスブック(FB)のロゴをバックに、スマートフォン(多機能携帯電話)を使う男性。スマホからFBをチェックする若者は、FBを使えば使うほど悲しい気持ちになることが分かった=8月14日、ボスニア・ヘルツェゴビナのゼニツァ(ロイター)
さて、今回の本コラムは、既に全世界での利用者が約11億5000万人(今年3月時点)を突破した世界最大の交流サイト(SNS)「フェイスブック(FB)」のお話です。個人から企業まで、日本でもいまや、ごく一般的な交流ツールとなったFBですが、最初はどれほど革新的なサービスでも、あまりにも一般的になりすぎると、いろいろと思わぬ弊害が発生するようです…。
8月14日付の米オンライン科学誌「プロスワン(PLOS ONE)」が、FBに関する非常に興味深い研究結果を発表しました。FBを利用する若者は、FBをチェックすればするほど、友人たちの日常の方が素晴らしく思えてきて、気分が落ち込み悲しい気分になってくるということが分かったというのです。
「プロスワン」の研究結果や、これを受けての翌15日付米CNNテレビや英BBC放送、米ABCニュース(いずれも電子版)などによると、調査を手掛けたのは米ミシガン大学の研究チームです。
欧米で話題、初の「FB満足感」調査
ミシガン大学は、米の消費者マインドを探る代表指標としてメディアなども必ず取り上げる「ミシガン大学消費者態度指数」を調査・発表することで有名です。
この調査は、そんな権威あるミシガン大学が、ユーザーの幸福感や生活の満足感にFBがどのような影響を与えているかについてまとめた初の研究結果とあって、欧米で大きな話題を集めました。
研究チームは、スマートフォン(高機能携帯電話)を所有し、スマホから自分のFBのアカウントをチェックしている若者82人(平均年齢20歳)の協力を得て、2週間にわたり、彼らに毎日、朝10時から深夜0時までに「いまどんな気持ちですか?」「いま、どのくらい寂しいと感じていますか?」といった計5つの質問をテキストメッセージで不定時に送信し、幸福感がどんなものかを調べました。
4割が“鬱ユーザー”「FB利用後、落ち込む…」
その結果、FBを使っている理由として、ほとんどのユーザーが「友人と連絡を取り合うため」と答え、23%は「見知らぬ人々と出会うため」と説明。ユーザーの75%は、楽しく前向きな出来事やニュースを投稿したりシェアし合ったりしていたが、一方で36%が否定的な投稿やニュースをシェアしていたと答えました。
あいつの方が…ネガティブ投稿4割
さらに、多くの人が「FBを利用した後、気持ちが落ち込んだ」と答え、FBの利用頻度が増えるほど、生活における満足感が下がっていたという意外な事実が判明したのです。
研究チームではその理由について、他人の生活と自分の生活を比べて、他人の生活の方が自分より楽しそうだと感じ、落ち込んでしまうと分析。「FBは表面上、社会とつながりたいという人間の基本的な欲求を満たしてくれる貴重なツールに思えるが、(ユーザーの)幸福度はむしろ、蝕(むしば)まれている」と警告しました。
確かに、友人たちが旅行先の美しい風景や、最近買った高級品や、オネエチャンと遊びまくってるニヤけた様子などを写真とともに投稿しているのに、自分の投稿はといえば毎日食べてるランチ定食の、若干おかずがアップ気味の、ほぼ毎日代わり映えしない写真だったりすると、確かに凹みますよね。「地球なんか爆発してしまえ!」と逆ギレ投稿のひとつも書きたくなってしまう気持ちも分かります。
一方、これとは逆に、実際に人と会って交流したユーザーは気分が良くなっていたといいます。なるほど。
論文の共同執筆者であるミシガン大学の社会心理学者、イーサン・クロス氏はこの研究結果について「彼らは気分が落ち込んだときにFBを使っていたわけではなかった。FBを使ったことで気分が落ち込んだのです」と分析しています。
強い連帯感のFB…孤立感も深めやすい
また、今回の研究に携わった研究者の一人、オスカー・イバラ氏はABCニュースに「FBは人々の生活において、非常に偏った解釈を与えるサイトであることを覚えておくことが大切だ」との厳しい見方を示しました。
さらに、FBでは、ユーザー同士の強い連帯感が逆に孤立感を深めることにつながりやすいとの分析もありました。
英国心理学会員でインターネット心理学者のグラハム・ジョーンズ氏はBBCに「社会的な孤立よりも強い孤立を感じることが多いとの研究がいくつも出ている。社会全体としてFBをうまくつかいこなす術を学び切れてないということだ」と鋭い指摘を披露しました。
ここまでのお話はまあ「他人の投稿をそんなに気にする必要はないでしょう」と笑い飛ばせばいいだけのような気もしますが、最近、FBに関しては、違う意味でもっと悲しく、気分の悪くなる話が話題になっています。
諜報機関に情報を流していた!
米国家安全保障局(NSA)が一般市民の電子メールのやりとりといった個人情報を勝手に収集していたことが問題化していますが、8月27日付英紙ガーディアン(電子版)によると、FBは、今年上半期、NSAのような世界中の諜報機関などからユーザーの個人情報などの開示を求められた件数は3万8000件にのぼり、このうち約半数は米国からのものだったと発表したのです。
NSAの個人情報監視プログラム「PRISM(プリズム)」にはFBのほか、米グーグルや米マイクロソフト(MS)なども協力していることが既に明らかになっています。2009年6月3日から「プリズム」と協力体制を結んでいるFBがNSAにユーザーの情報を提供しているのは当たり前といえば当たり前なのですが、それでも悲しいですよね。
米国の要求の8割、インドにも5割を提供
ちなみに米当局は、2万人~2万1000人の個人情報など計1万1000件~1万2000件の開示・提供を要求。FB側は全要求の79%について、当局の要請に応じたといいます。
米国の次に要請が多かったのがインドです。4144人のユーザーの3245件の情報について要請があり、FB側はうち50%を提供。英国では2337人のユーザーの情報の68%について提供がなされました。
また、激しい反政府運動が起き、レジェップ・タイイップ・エルドアン首相がSNSを「社会における最悪の脅威」と嫌悪するトルコでは170人のユーザーの96件について要請があり、47%について応じたそうです。一方、7月はじめに事実上のクーデターが起き、現政権が崩壊したエジプトでも11人のユーザーの8件について提供要請がありましたが、これには全く答えていないといいます。
無論、政府の諜報機関などが、FBにアップされているわれわれのきのうの夕食のおかずや先週末の小旅行で食べたB級グルメの数々や、最近みた映画の感想や、ゴルフのスコアがアップしたとの上司の報告投稿への情けない“ごますりいいね”などに興味があるはずもないのですが、以前の本コラムでも書かせていただいたように、上司からのウザい友だちリクエストや、社内のイタいごますりツールに成り下がっている面も含めれば、FBってそれほど魅力的なツールでもない気がします。
FBやって、ツイッターでつぶやいてと、SNSにはまっている人々が増えていますが、はまり過ぎると「何かウケるネタが必要だ」との強迫観念にかられ、その結果、サラダバーの下から顔を出すバイト店員や、地下鉄の線路に下り「人身事故なう」とつぶやく輩がツイッターに登場するわけです。困ったものですね…。
(岡田敏一)
◇
【プロフィル】岡田敏一(おかだ・としかず) 1988年入社。社会部、経済部、京都総局、ロサンゼルス支局長、東京文化部などを経て現在、編集企画室SANKEI EXPRESS(サンケイエクスプレス)担当。ロック音楽とハリウッド映画の専門家。京都市在住。
============
以上少し古いが産経ニュースからの引用終わり。
どこまで信用していいのかわからないが、フェイスブックを通してしか「知己・友人」を持ち得ない若者が増えているなどと言う。彼らに言わせると「(対人恐怖症とでも言うのか)直接対面して付き合うのは怖い」のだそうだ。私なんかの常識では「フェイスブックを通して」それまで全く無関係だった人間と付き合い始める方がよっぽど怖いのではないかと思うのだが、そしてそれで事件に巻き込まれる事例もよく報道されているのだが、WEB依存症は止まない。
ところで記事本文の趣旨とは若干論点がずれるが、アマゾン・グーグル・Facebook.Twitter.etc.に問題がないわけがない。
もしも仮に彼らの中の極一部の〔正規従業員〕に不心得な人間がいたとするなら、それだけで顧客の個人情報はいつでも外部流出してしまう可能性がある。何故なら住所・氏名・電話番号・携帯番号・家族構成・趣味志向・知人友人関係・・・etc.が〔名簿業者〕に〔売れる〕からである。つまりは第三者の個人情報がいつでも〔金になる〕というそういう時代なのである。
ベネッセから漏れ出た情報は下請け会社の一社員が違法と知りつつ手配・算段したものらしい。調べでは彼が小学生の情報を〔一件\150〕で業者に売ったということである。その情報が数として一件や二件ではなく760万件もあったのなら、彼は労せずして一気に大金を掴んだことになる。狡賢いのか単なるアホなのかは私の関知するところではないが、彼は〔いつかはばれる〕とは思わなかったのだろうか?
犯罪者の心理というものはよくわからない。
犯罪ということでは、西宮のナンタラいう県会議員は(←もう辞職したが)「西宮維新の会」と橋本の「党名」を剽窃し、県議に支払われる経費をネコババして、結果流用分を全額返済する羽目に追い込まれた。メディアは相乗りで連日彼を叩き続けたが、彼などは「泥棒」は泥棒でも「コソ泥」の類である。メディアは彼のような「反撃能力」に乏しい人間は情け容赦なく叩くのだが、これも相手が「大泥棒」となると一斉に腰が引ける。誰も叩こうとしないのだから、これは一種の「弱い者苛め」である。官僚たちの天下りなど大泥棒もいいとこではないか。
cf.野々村竜太郎公式ブログ。
「他人(ひと)を見たら泥棒と思え」ではないが、WEB社会にも一般世間同様、他人の懐を狙う「悪人」が無数に生息しているのである。