(⇧⇧写真は天王寺動物園の出入り口で以下の本文とは無関係である。)
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箱根山の警戒レベルが1から2へ嵩上げされた。大涌谷からは噴煙(水蒸気)が濛々と湧き上がっているから、いつ更に上位の警戒レベルに到達してもおかしくない。あちらさんは人間レベルの活動はしていないのだ。
私がまだ幼少だった頃、私の所属していた町内会が箱根山にバスツアーを敢行したことがあった。私はほんの小さな子供だったから詳細に亘る記憶は残っていないのだが、ツアー客の一人が足を滑らせ、そのまま大涌谷の熱湯の中に転げ落ちたことがあった。以下は親から聞いた話だが、彼は頑張り過ぎて火口間近に迫って覗き込んだ結果、災厄に会ってしまったということであった。下半身大火傷の重病人が出た為、ツアーは直ちに中止になり、ツアー客が全員バスに乗って帰路に就いた。そのおじさんは帰りのバスの中で絶え間なくウンウン唸っていたことを、私は微かに記憶している。
以前も少し書いたが、数百年~数千年のスパンで活動中の大地が相手の話である。有効な対策の有無に関わらず、チャラチャラ浮かれている場合では無いことだけは確かである。