大江が怒った。

　5/3の護憲派の集会で挨拶に立った大江が怒った。安倍晋三を何回も安倍、安倍と呼び捨てにし、あいつは嘘つきだと決めつけた。御年８０歳になる彼は「こうして《人前に立つ》のもこれが最後であろう」とも予言したそうだ。世界で権威が認められているノーベル賞作家に『嘘つき呼ばわり』された安倍晋三とその一味はこの先どのツラ下げて人前に立つのだろう？。奴らこそ『国際的権威』が飯より好きな猿たちではなかったのか。

　私は大江を中学高校時代にはよく読んでいたが、『同時代ゲーム』を最後に極端な追跡は辞めてしまった経緯がある。私が特に好きだった作品は『芽むしり仔撃ち』である。彼は『政治少年死す』を頂点とする一連の政治小説で極右団体から脅迫された過去があって、この事件を境に彼の作風は微妙に変化した。出版する側も「これでは作家に生命の危機があるし自分たちも危ない」と判断して、この小説の出版を直ちに取り止めてしまったから、一般の人間は今でも『政治少年死す』を目にすることは不可能だ。私自身見たことも読んだこともない。タイトルを知っているだけだ。この国は遥か以前から「言論出版の自由などちゃんちゃらおかしいわ！」という国だったのである。

　大東亜戦争で原爆二発を続けざまに見舞われて《敗戦》を余儀なく迎えた我が国保守層は、今度はあっさり《宗旨替え》して、其れまでの『鬼畜米英』という合言葉は見る聴くなしに封印し、今では『鬼畜中韓＆北』とでも言っているかのようなスタンスを保持して羞じない。「敵は外に作れ」というのが古今東西を問わぬ排外主義者たちの常套手段である。

　彼らは何ら臆すること無く現憲法を『メカケ憲法』と呼び『改憲』のみを旗印に右傾化の道を邁進して来た。安倍ポンが敬愛して已まないあのA級戦犯・岸伸介もこの一味である。『アメ様』を攻めるといつまた原爆を見舞われるか判らないから、それならいっそはっきりと『腰巾着・一の子分』としての身分を定着・固定化させ、もって「自分たちよりもっと力の弱い立場の連中は世界中にゴマンといるのだから、奴らを大所高所から睥睨していた方がよっぽど賢いぜ♪」という、この上なくさもしくも見下げ果てた《親分探し》のド根性であるから、世界中の有識者達からは常に《侮蔑》の視線を投げつけられている。これが他ならぬ安倍ポンを筆頭とする我が国保守層及びそれに牽引されてチャラチャラ浮かれている我が国民の現状なのである。

　安倍晋三は確実にこの国を終焉させるつもりだ。これを世間では一般に愚の骨頂という。

　☆またその辺のノータリンなチンピラ右翼から私の一文を読んで曲解したコメントを寄せて来られても迷惑なので一言言っておくと、私は社会・共産等の寄せ集め共闘などは微塵も支持していない。先の《おセンキョ♪》を見れば明白だが、彼らは自公政権に擦り寄っているだけの補完勢力、つまりは『安倍晋三の左足』に過ぎないというのが私の謂わば『見識』なのである。そんなアホ共と一緒にされたら幾ら私でもかなわない。😡😠😡😠😡。

　が、「そういうお前は安倍の左足の、そのまた小指の爪の先のゴミ程度だろ？」という批判なら甘んじて受けてもいい。👙😂🙆🚀😱😁😒😌😄。

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