*ウィキペディアによれば: ↓
梅田新道交差点を終点とする国道 [編集]
梅田新道交差点を起点とする国道 [編集]
============
首相退陣表明:独自スタイル孤立…辞意表明から3カ月
2011年8月26日 22時12分 更新:8月27日 1時38分
菅直人首相(64)が26日、正式に退陣を表明した。内閣不信任決議案を葬るために事実上の辞意を口にしてから3カ月。驚異的な粘り腰で窮地に活 路を見いだそうとしたが、最後は政権内で孤立を深めた。閣内調整を経ない「脱原発」宣言など市民運動出身者として独自のスタイルで挑んだ政策課題も、多く は道半ばで終わった。【政治部副部長・平田崇浩】
26日午後2時から国会内で開かれた民主党両院議員総会。菅氏は「やるべきことはやった」と胸を張り、3カ月間の政治空白を生んだことへの反省の 弁はなかった。「国民が聞く耳を持たなくなった」ことを退陣理由に挙げた鳩山由紀夫前首相と同様に、責任を明確にしないままの不自然な幕引きだ。
「大震災、そして原発事故に遭遇したときの内閣総理大臣、このことは歴史の中で消えることはない」
「歴史の評価」にこだわり続けた菅氏らしく、総会では震災と原発事故の対応にも自負をにじませた。3月15日に東京電力本店に乗り込み、福島第1 原発からの撤退を阻止したこと、さらに「脱原発依存」へとかじを切ったことを評価する声はある。ただ、全体の震災対応が適切だったかどうかは、今後の検証 を待つ必要がある。
23日の参院財政金融委員会では「何か間違ったことをやったから責任を取るということは全くない」と引責辞任を強く否定した。では、なぜ退陣する のか。菅氏は「党内に向けての約束を果たすこと」と説明した。民主党の分裂回避という内向きの理由で首相ポストの取引に応じたことを認めた形になる。
この3カ月間、国会では「首相が辞めるかどうか」が最大の焦点だった。赤字国債を発行するための特例公債法や再生可能エネルギー固定価格買い取り 法も、与野党の駆け引き材料となった。延命意欲を隠さない菅氏には「詐欺師」などの罵詈(ばり)雑言が飛び交い、政治の劣化を印象づけた。
「どうしてもやりたいことがあるなら、そのために身を捨ててでもやるとはっきり言った方が国民の理解も得られるのではないか」
通常国会の延長期間を巡って政権内が混乱した6月、民主党の岡田克也幹事長は菅氏に苦言を呈した。政策の実現や、緊急の震災対応ではなく、政権維持自体が菅氏の主目的ではないかとの疑念が、政界にまん延していたためだ。
6月2日の不信任案採決時に、鳩山氏と玉虫色の「確認書」を交わしていなければ、決議の可否にかかわらず、小沢一郎元代表との党内闘争に一つの区 切りをつけていた可能性がある。今、党代表選で再び「親小沢」対「反小沢」が繰り返されていることは、菅氏の判断ミスを物語る。
「イラ菅」に怒鳴りつけられることの多かった官僚側からは「自分に責任が生じる話になると、がぜん詰めてくる」とのぼやきも聞かれた。最後は内閣支持率15%を記録するほど国民の支持を失い、在任1年3カ月で政権を去ることになった。
民主代表選:小沢元代表は海江田氏支持…5氏の争い
2011年8月26日 21時29分 更新:8月26日 23時32分
菅直人首相の後継を選ぶ民主党代表選は27日告示され、29日に投開票される。党内最大勢力を率いる小沢一郎元代表は26日、鳩山由紀夫前首相と 会談を重ね、海江田万里経済産業相(62)を支持することを決めた。小沢、鳩山両グループに支援を要請していた小沢鋭仁(さきひと)元環境相は立候補を断 念し、小沢元代表を中核とする非主流派は海江田氏に支持を一本化した。菅政権を支えた主流派からは前原誠司前外相(49)と野田佳彦財務相(54)、中間 派から鹿野道彦農相(69)と馬淵澄夫前国土交通相(51)が立候補を表明し、過去最多の5人が争う混戦となった。
小沢元代表はギリギリまで支持候補を明確にせず、各候補の出方を探った。だが、前原氏は鳩山氏が求めた元代表の重要ポストでの処遇を受け入れず、鹿野氏は中間派としての立候補にこだわった。
26日、2回にわたった小沢元代表と鳩山氏の会談では、独自候補の擁立も検討した。輿石東参院議員会長や西岡武夫参院議長の名前も挙がったが、参院から首相候補を推す奇策は党内で受け入れられないとみて断念。鳩山グループに所属する海江田氏に落ち着いた。
海江田氏は同日夜、100人近くが集まった小沢グループの会合に拍手で迎えられた。小沢元代表は「政権交代の原点に最もふさわしい候補者」と紹介。海江田氏は「マニフェストの原点に返り、小沢先生のお力も得て頑張りたい」と述べ、非主流派の統一候補として支持を訴えた。
鹿野氏は国会内で支持議員30人を前に「挙党態勢をつくるために全力を挙げていく」と立候補を表明。その後の記者会見では「小沢さんを必要とするときが来るかもしれない」と述べ、小沢元代表の党員資格停止処分の見直しも検討する姿勢をみせた。
5人の乱立により、第1回投票で過半数を獲得する候補が出ない可能性が強まり、各陣営は上位2候補による決選投票を視野に入れる。「小鳩」グループと鹿野氏陣営の双方に、決選投票での協力を探る思惑もちらつく。
主流派分裂となった前原、野田両陣営も、決選投票での協力を前提にしのぎを削る。
野田氏は国会内で立候補の記者会見を行い、「民主党の掲げたマニフェスト、国民の生活が第一の理念は堅持していきたい」と強調。「増税路線」批判には「財政規律が緩んでいないという日本のメッセージを内外に発信しなければならない」と反論した。
26日、前原陣営が国会内で開いた決起集会の参加者は、25日のグループ会合と同じ38人にとどまった。前原氏は「挙党一致、全員野球を言ってい るのは、党内の選挙を勝ち抜くちっぽけな話ではない」と元代表側をけん制。27日の告示後、記者会見し、外相辞任の原因となった外国人からの献金問題につ いて説明したい考えだ。
中間派からは馬淵氏も26日夕、記者会見を開き「当選3回の若さは強みだ。しがらみのない政治を貫くことができる」と立候補を表明した。
樽床伸二元国対委員長は「これ以上、代表選の混迷を深めることがあってはならない」として出馬を断念した。【平田崇浩】
◇民主党代表選スケジュール◇
<27日>
午前9時 告示、立候補受け付け開始
10時半 立候補受け付け締め切り
午後2時 日本記者クラブ主催共同記者会見
<28日>
午後2時 党主催公開討論会
<29日>
午前11時 両院議員総会開会
候補者スピーチ(各10分)
投開票(約40分)
*1位が過半数に達しない場合は上位2人で決選投票を実施
午後 新代表決定、党役員人事
<30日>
午後1時 衆院本会議で首相指名選挙
午後1時半 参院本会議で首相指名選挙
新首相選出
- 【改めておさらい】■明快図説■民主党の党内人脈図
- 【関連記事】海江田経産相:「連絡入らず」復興対策本部を欠席
- 【関連記事】海江田経産相:涙の理由語る
- 【関連記事】民主代表選:「本命」前原前外相 野党、行方を注視
菅首相:「やるべきことやった」…退陣表明
2011年8月26日 21時11分 更新:8月26日 22時47分
菅直人首相は26日、退陣条件としていた再生可能エネルギー固定価格買い取り法と特例公債法が成立したことを受け、民主党両院議員総会で「本日で 代表を辞任し、新代表選任後、内閣総辞職の段取りを取りたい」と正式に退陣表明した。首相はその後官邸で記者会見し「復旧・復興など内閣の仕事は着実に前 進している。厳しい条件の中でやるべきことはやった。一定の達成感を感じている」と、約1年3カ月の在任期間を振り返った。
首相は「市民運動からスタートした私が首相の重責を担えたのは、利益誘導を求めず応援してくださった地元有権者のおかげだ」と強調。福島第1原発 事故については「未然に防げず、力不足、準備不足を痛感した」と述べる一方、「国家存亡のリスクを考え、原発に依存しない社会を目指す結論を出した。首相 辞職後も最大の努力を続けたい」と、今後も脱原発に取り組んでいく姿勢を示した。
「一定のめど」での退陣を表明した6月2日の民主党代議士会からの約3カ月が「政治空白」と批判されていることに対しては、「(その間)11年度 2次補正予算が成立し、原子力安全・保安院を経済産業省から切り離すことも閣議決定され、大変実り多い政策実行の期間だった」と反論した。
また、小沢一郎元代表を巡る党内対立が続いていることについて「昨年9月の代表選で多くの支持で再選したにもかかわらず厳しい環境が続いた」と指 摘。元代表の党員資格停止処分の解除を求める声が上がっていることには「手続きにのっとって議論を重ねて結論を出した」と、否定的な考えを明らかにした。
次期首相に望むこととしては「社会保障と財政の持続可能性確保はいかなる政権でも避けて通れない。与野党で協力して実現してほしい。難しい課題でも国民に理解を得ながら進める方がふさわしい」と述べたが、党代表選で誰を支持するかは明らかにしなかった。【田中成之】
============
*自民党から「メダカの運動会」と酷評されている5人の立候補者たちだが、大物か小者か知らないけれど、みんな管内閣の閣僚たちである。前原と馬渕はこのことあろうかと早めに管内閣から遠ざかったが、あとは皆管の忠実な下僕だった連中である。メディアは「政策論争がない」などと揚げ足取りみたいなことを言ってお茶を濁しているが、マニフェスト(政権構想)を平気でかなぐり捨てて、自民党・谷垣に電話で「副総理格で震災復興大臣はどう?」などと誘いをかけた男の下でずっと働いて来た連中に、政策もへったくれもないだろう。彼らが辞表を取りまとめていれば、管はここまで粘ることは不可能だったのだ。
あと、今の時局で最重要人物の一人である原口一博氏がここへ来て俄然断然「音なしの構え」を決め込んでいる。これはどういう意味だろうか。彼は以前「ときが来ればもう逃げない」と決意を語っていたのだが・・。
============
謎深まる4号機爆発 水素、原因じゃない?
福島第一原発4号機の原子炉建屋が大破した原因をめぐり、謎が深まっている。建屋内プールの使用済み核燃料が損傷し水素が発生したと考えられてき たが、水中カメラで調べても燃料に損傷は見あたらない。地下で接する3号機から水素が流入した説も出てきたが、説得力に欠ける。専門家の間でも「原因は分 からないかも」との声が出始めた。
大震災当時、定期検査中で、炉内の燃料は全てプールに移されていた4号機。1~3号機の対応に追われ、忘れられがちだったが、三月十六日撮影の衛星写真で大破していたことが分かった。
柱を残しほとんど壁が吹き飛んでいることから、東京電力は水素爆発が起きたと判断。計千五百三十五体の燃料を保管していることから、注水冷却に追われることになった。
だが、四月二十八日と今月七日にプール内を水中撮影すると、がれきなどは入っているが、いずれも予想以上にきれいな状態。
東電の松本純一原子力・立地本部長代理は八日、「燃料は比較的健全と思っている」と述べた。燃料が無事なのはいいことだが、大破の原因究明は振り出しに戻った。
次に浮上したのが、隣の3号機から水素が流れ込んで爆発したとの説。先に3号機は大爆発を起こし建屋は無残な姿になっており、水素が発生したのは 明らか。3、4号機は地下の配管などでつながっているため、流入説が出た。ただ、経済産業省原子力安全・保安院の担当者は「空気より軽い水素が下に回り込 むものなのか疑問がある」と否定的だ。
水素以外の爆発説もある。点検時に持ち込まれた有機溶剤などが原因という。ただ、持ち込み量は「地震前日の作業終了時で石油類二・六リットルとス プレー缶三十三本」(東電)。民間シンクタンクの原子力コンサルタント佐藤暁氏は「壁一枚飛ばすどころか、人がやけどする程度でしかない」という。
テレビカメラで爆発が撮影された1、3号機と違い、4号機は爆発の目撃者もいない。原子力安全委員会の関係者は「どの仮説も検討するとあり得ないという結論になる。いつ壊れたかすら特定できていない」と途方に暮れる。
- 原発3キロ圏 初の一時帰宅 双葉と大熊の150人(2011年8月26日)
- 宮城肉牛 競り再開 「事故前より3割安い」(2011年8月26日)
- 政府除染指針 効果なければ施設撤去(2011年8月26日)
- 日本の安全 伝えてほしい 中国人観光客回復へ(2011年8月26日)
- 水戸納豆 苦境 稲わら汚染 後引く風評被害(2011年8月25日)
- 出荷停止 午後全て解除(2011年8月25日)
- 福島第一放出セシウム137 広島原爆168個分(2011年8月25日)
- 食品放射性物質 100市町村で検査ゼロ 厚労省、抜き打ち実施へ(2011年8月24日)
- 福島原発 延べ126人聞き取り 事故調委員長が会見(2011年8月24日)
- 無料の安心 争奪戦 都内モニタリングポスト2基増設(2011年8月21日)