本家ヤースケ伝

年取ってから困ること、考えること、興味を惹かれること・・の総集編だろうか。

自民党はマキャヴェリズムのスペシャリスト揃いだが・・。

2007-08-05 12:35:26 | 社会
 半数が「自殺」を誤解 内閣府、啓発の必要性指摘

2007年8月4日 17時49分『中日新聞』

 内閣府が4日付で発表した「自殺対策に関する世論調査」で、「自殺を口にする人は、本当は自殺しない」「自殺は何の前触れもなく、突然起きる」と誤解している人がそれぞれ50・0%、46・0%に上ることが分かった。

 自殺予防の強化に向けて課題が浮き彫りになった形。内閣府自殺対策推進室は「自殺は事前にサインが表れていることが多い。偏見が多いので正しく認識させるための啓発が必要だ」としている。

 「自殺は何の前触れもなく、突然起きる」と誤解する人は年齢が高いほど比率が高く、20代の39・6%に対し、70代以上は57・9%だった。

 1998年以降、自殺者数が年間3万人を超え、交通事故死亡者数の約4-5倍になっている現状を「知っていた」と答えた人は66・4%。

 調査は5月に全国の成人3000人を対象に行い回収率は57・6%だった。
(共同)

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 *他の地方は知らないが、大阪周辺では最近鉄道の人身事故のニュースが多い。
 これはみんな飛び込み自殺だ。
 「人間には昔から自分の意思で出来ることが二つだけある」という『死霊』の主人公・三輪与志の言葉があるが、その一つが自殺である。
 政治の貧困によって、主として生活苦から自死や無理心中に追い込まれる人々はお気の毒である。

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 4年前、総務相に改善要望 不在者投票悪用で全老施協

2007年8月5日 07時22分

 愛知県津島市と岐阜県大垣市の老人福祉施設での参院選違反事件で、施設内での不在者投票制度が悪用されたが、この制度をめぐって全国老人福祉施設協議会(東京)が4年前、投票の管理などを選管職員に委ねるよう求める要望書を総務相あてに提出していたことが分かった。今回のような不正が相次いでいることを懸念した要望だったが、制度は改善されないままだった。

 協議会は全国の特別養護老人ホームなど約1万2千事業所で構成されている。

 指定された老人ホームなどでの不在者投票は、施設の長が管理者となり、施設職員が立会人を務めても構わない仕組みになっている。要望書では、この点を職権乱用による選挙の自由妨害、投票偽造などの「トラブルに巻き込まれる事案が後を絶たない」と指摘。施設は不在者投票の場所を提供するだけとし、投票の管理や執行は市町村選管の担当者に委ねるよう制度を改善することを求めていた。

 これを受けて総務省は今年5月、各都道府県選管に対し、施設長などから選管職員を立会人に選任したいと申し出があった場合などには適宜協力し、職員派遣などの便宜を図るように文書で通知。しかし、施設外の第三者がいなくても不在者投票が可能という制度の枠組みは変わっていない。

 同協議会の福間勉事務局長は「不正が相次ぐ状況では、第三者の立ち会いを義務として仕組み化することが必要ではないか」と話している。
 (中日新聞)

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 ↓ 以下は「ニッコロ・マキャヴェッリ」政治理論より。

 マキャヴェッリはメディチ家に政策を提言するために『君主論』を著した。『君主論』はメディチ家の人間(ロレンツォ・デ・メディチ)に捧げられた本であり、そこには権力を維持し、政治を安定させるか、という政治術が書き記されている。

尚、『君主論』と日本語訳されているが、塩野七生は、ビートたけしと出演した、ルネサンスを題材としたBS-iのドキュメンタリー番組『イタリア 三つの都市の物語』の中で、内容は『第一人者論』と言う方が相応しいと述べている[より詳しく言うなら、市民の中から選ばれた第一人者論]。ビートたけしも、君主論と云う訳には違和感があると述べている。

そのなかで彼はチェーザレ・ボルジアを例に取りイタリア半島の統一を実現しうるのはいかなる君主かを論じているが、それはマキャヴェッリが見てきたイタリアの現実そのものであり、祖国イタリアの統一を夢見た彼の思いが込められていた。その思いは「私は我が魂よりも、我が祖国を愛する」という彼の言葉からも理解できる。

彼の理論はフォルトゥーナ(fortuna、運命)とヴィルトゥ(virtù、技量)という概念を用い、君主にはフォルトゥーナを引き寄せるだけのヴィルトゥが必要であると述べた。『リウィウス論』では古代ローマ史を例にとり偉大な国家を形成するための数々の原則が打ち立てられている。

彼は元々共和主義者であったが、スペインとフランスがイタリアを舞台にして戦う「イタリア戦争」に衝撃を受けた。そこには、彼が体験した挫折感と、独立を願う止まない情熱が存在していた。

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