
以下はWSJ(ウォール・ストリート・ジャーナル)からの引用2つです。 ↓
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中国、戦中の日本の過去を批判―独首相訪中を利用
By JAMES T. AREDDY原文(英語)
2014 年 7 月 8 日 09:21 JST
中国の李克強首相(右)と共に会見するメルケル独首相 ZUMAPRESS.com
【上海】中国の李克強首相は7日、メルケル・ドイツ首相の訪中を利用して、戦中の日本の過去を批判した。中国は第2次世界大戦の歴史に対する両枢軸国の対処の仕方の違いを対比しようとしている。
北京での共同記者会見でメルケル首相と並んで立った李首相は、7日が8年間にわたる日中戦争の引き金となった日本による中国攻撃から77周年となる日であることを指摘し、「歴史の教訓を心に刻んでいなければ、未来を切り開き、平和を維持することをできない」と述べた。
メルケル首相のコメントはなかった。在北京ドイツ大使館からのコメントは得られていない。
日本政府の菅義偉官房長官は、日本は第2次大戦後平和の記録を築いてきたとし、「政府は中国がいたずらに歴史問題を国際問題化することは、この地域の平和と協力のために何ら役に立つものではない」と述べた。
中国政府はしばしば、ドイツが大戦中の過去について罪をあがなっていることを称賛し、一方で日本は軍国主義の歴史をごまかしていると非難している。メルケル首相の訪中は、中国が言うところの抗日戦争の開始の記念日にぶつかった。中国の政治的カレンダーではこの日は重要視されている。7日には各地で記念式典や講演会が開かれ、習近平国家主席の演説は全国にテレビ放映された。
李克強首相の7日の発言は、中国が欧州最大の貿易相手国を対日圧力の試みに巻き込もうとする初めての動きではない。関係筋によると、今年に入ってからは、習国家主席のベルリン訪問を計画していた外交官らが、主席のホロコースト記念碑訪問をスケジュールに加えようとしたが、ドイツ側がこれに反対した。2012年には温家宝首相(当時)がポーランド訪問の際にかつての強制収容所アウシュビッツを訪問し、「歴史を心に刻む」ことの必要性を訴えた。
中国と日本との対立は、両国が領有権を主張する無人の諸島をめぐる紛争で強まり、また、その背景には中国の経済力の台頭がある。両国間には外交面での闘いも生じている。
習国家主席は先週、韓国を訪問したが、アナリストはこれを、日本が最近集団的自衛権を認める動きに厳しい姿勢を取ろうとしたものと見ている。一方の安倍首相はアジア各国を訪問して、中国が昨年11月、日本も領有権を主張する諸島の上空を含めて、東シナ海に独自の防空識別圏を設定したのは挑発だと訴えている。
メルケル首相の訪中で中心となったのは貿易だった。ドイツの大手企業の幹部を率いた同首相の訪中は南西部の四川省から始まり、相互協力について話し合った。両国は相互補完関係にあり、互いに最大の貿易相手国の一つとなっている。
同首相は李首相とともに、フォルクスワーゲン(VW)と現地のパートナー、FAWカーとの新工場建設計画などの契約調印式に参加した。このほか、中国国際航空とルフトハンザ・ドイツ航空は協力の強化で合意し、欧州と中国の旅客輸送能力を高めるための合弁の可能性についても話し合った。
中国政府は同国の制限付き株式・債券市場に800億人民元(1兆3200億円)の枠をドイツ人投資家向けに認めた。これは適格海外機関投資家(QFII)と呼ばれる元の国際化計画の一環。
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盧溝橋事件から77年、習主席「歴史の否定や歪曲は認めず」
By Te-Ping Chen
2014 年 7 月 7 日 19:38 JST
盧溝橋事件から77年の7月7日に写真を撮る男性 Agence France-Presse/Getty Images
7月7日――中国では日本による侵略が始まった日として長く記憶されている日――は今年、中国で大いに盛り上がりを見せている。
77年前に日本軍が中国軍を襲撃し、日中戦争の発端となった盧溝橋事件の現場に、習近平国家主席が他の指導部メンバーを連れてやって来たためだ。習主席は北京郊外の盧溝橋近くにある中国人民抗日戦争記念館で行われた記念式典で演説し、歴史を忘れないよう人々に呼びかけるともに、「侵略の歴史を否定、歪曲、もしくは美化しようとする者がいるなら、中国および世界中の人々はそれを認めない」と述べた。
中国の国名メディアは、元兵士とのインタビューや歴史的な映像、スピーチ、社説などを通じ、この事件を忘れないよう大々的に報道した。
中国共産党の機関紙、人民日報は7日付の社説で「77年が過ぎたが、歴史の傷跡は残ったままだ。歴史の警告も教訓もまだ生きている」と伝えた。
安倍政権が先月、憲法解釈の変更を閣議決定したことを受け、人民日報は最近の論評の中で、ヒトラーと安倍首相を対比させ、日本は「戦争を始めかねない危険な国に再びなりつつある」と断じた。
香港中文大学のウィリー・ラム教授はこれを「世論戦争だ」と指摘する。人民日報は習氏が今年ドイツを訪問した際に第2次世界大戦を記念するさまざまな場所を訪れたことを報道。中国はこの数カ月間、ドイツが過去の侵略の歴史を受け入れ、償ってきたことを称賛してきた。これには、日本はそうしていないとの批判が込められている。
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以上引用終わり。
過去に諍いがあった者同士が和解を模索するならば、例えば殴った方が「私はあなたに対して本当に愚かで見苦しい真似をしたことを一生忘れない。どうか許して下さい」と言い、反対に殴られた側は「いいえ、過ぎたことは忘れましょう。これから仲良くやっていくことこそ重要なのですから」と相手を労う(ねぎらう)・・これが云わば「美徳」と呼ぶに相応しい人間関係の新たな構築なのではないか。
ここに日中・日韓の関係は全く逆の様相を見せている。殴った方の日本側が「いつまで昔のことを言っているんだ?!オラそんなこと覚えてねえよ。うじうじ言うんなら証拠を見せろ!」と開き直り、逆に中国も韓国も「あなた方も少しは恥というものを知りなさい!私たちは決してあなたに殴られたことは忘れませんから!」と日本を責めに責め続ける。
なんたってこっちは「軍事オタク」で「戦争大好き人間」DNAの安倍だからね、日本国内の国会では「センキョに障るから」と逃げ回って何一つ論議に応じようとしないくせに、「オーストラリア」へ行けば何だかんだとお気楽に安請け合いして得意げだ。
安倍は「オーストラリア」の議会では原稿読みながらたどたどしく「オーストラリア」と小学生並みの発音をして恥晒しして来たが、あれは「日本語読み」そのもので(カタカナで書くと正確さには欠けるが)「オーストレィリア」と発音して初めて英語らしくなって言葉というものが通じるのである。
「論語よみの論語知らず」ではないが「親分探し」しか出来ないのだから、せめてもう少し英語をオベンキョしてから得意の「外遊」でもしたらどうだ?!
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中国、戦中の日本の過去を批判―独首相訪中を利用
By JAMES T. AREDDY原文(英語)
2014 年 7 月 8 日 09:21 JST
中国の李克強首相(右)と共に会見するメルケル独首相 ZUMAPRESS.com
【上海】中国の李克強首相は7日、メルケル・ドイツ首相の訪中を利用して、戦中の日本の過去を批判した。中国は第2次世界大戦の歴史に対する両枢軸国の対処の仕方の違いを対比しようとしている。
北京での共同記者会見でメルケル首相と並んで立った李首相は、7日が8年間にわたる日中戦争の引き金となった日本による中国攻撃から77周年となる日であることを指摘し、「歴史の教訓を心に刻んでいなければ、未来を切り開き、平和を維持することをできない」と述べた。
メルケル首相のコメントはなかった。在北京ドイツ大使館からのコメントは得られていない。
日本政府の菅義偉官房長官は、日本は第2次大戦後平和の記録を築いてきたとし、「政府は中国がいたずらに歴史問題を国際問題化することは、この地域の平和と協力のために何ら役に立つものではない」と述べた。
中国政府はしばしば、ドイツが大戦中の過去について罪をあがなっていることを称賛し、一方で日本は軍国主義の歴史をごまかしていると非難している。メルケル首相の訪中は、中国が言うところの抗日戦争の開始の記念日にぶつかった。中国の政治的カレンダーではこの日は重要視されている。7日には各地で記念式典や講演会が開かれ、習近平国家主席の演説は全国にテレビ放映された。
李克強首相の7日の発言は、中国が欧州最大の貿易相手国を対日圧力の試みに巻き込もうとする初めての動きではない。関係筋によると、今年に入ってからは、習国家主席のベルリン訪問を計画していた外交官らが、主席のホロコースト記念碑訪問をスケジュールに加えようとしたが、ドイツ側がこれに反対した。2012年には温家宝首相(当時)がポーランド訪問の際にかつての強制収容所アウシュビッツを訪問し、「歴史を心に刻む」ことの必要性を訴えた。
中国と日本との対立は、両国が領有権を主張する無人の諸島をめぐる紛争で強まり、また、その背景には中国の経済力の台頭がある。両国間には外交面での闘いも生じている。
習国家主席は先週、韓国を訪問したが、アナリストはこれを、日本が最近集団的自衛権を認める動きに厳しい姿勢を取ろうとしたものと見ている。一方の安倍首相はアジア各国を訪問して、中国が昨年11月、日本も領有権を主張する諸島の上空を含めて、東シナ海に独自の防空識別圏を設定したのは挑発だと訴えている。
メルケル首相の訪中で中心となったのは貿易だった。ドイツの大手企業の幹部を率いた同首相の訪中は南西部の四川省から始まり、相互協力について話し合った。両国は相互補完関係にあり、互いに最大の貿易相手国の一つとなっている。
同首相は李首相とともに、フォルクスワーゲン(VW)と現地のパートナー、FAWカーとの新工場建設計画などの契約調印式に参加した。このほか、中国国際航空とルフトハンザ・ドイツ航空は協力の強化で合意し、欧州と中国の旅客輸送能力を高めるための合弁の可能性についても話し合った。
中国政府は同国の制限付き株式・債券市場に800億人民元(1兆3200億円)の枠をドイツ人投資家向けに認めた。これは適格海外機関投資家(QFII)と呼ばれる元の国際化計画の一環。
関連記事
盧溝橋事件から77年、習主席「歴史の否定や歪曲は認めず」
中国、日本を批判して韓国に接近
「中国人慰安婦」著者に聞く―共謀者扱いされた女性たち
日本の支配に抵抗した朝鮮人部隊の石碑、中国西安市で近く除幕式
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盧溝橋事件から77年、習主席「歴史の否定や歪曲は認めず」
By Te-Ping Chen
2014 年 7 月 7 日 19:38 JST
盧溝橋事件から77年の7月7日に写真を撮る男性 Agence France-Presse/Getty Images
7月7日――中国では日本による侵略が始まった日として長く記憶されている日――は今年、中国で大いに盛り上がりを見せている。
77年前に日本軍が中国軍を襲撃し、日中戦争の発端となった盧溝橋事件の現場に、習近平国家主席が他の指導部メンバーを連れてやって来たためだ。習主席は北京郊外の盧溝橋近くにある中国人民抗日戦争記念館で行われた記念式典で演説し、歴史を忘れないよう人々に呼びかけるともに、「侵略の歴史を否定、歪曲、もしくは美化しようとする者がいるなら、中国および世界中の人々はそれを認めない」と述べた。
中国の国名メディアは、元兵士とのインタビューや歴史的な映像、スピーチ、社説などを通じ、この事件を忘れないよう大々的に報道した。
中国共産党の機関紙、人民日報は7日付の社説で「77年が過ぎたが、歴史の傷跡は残ったままだ。歴史の警告も教訓もまだ生きている」と伝えた。
安倍政権が先月、憲法解釈の変更を閣議決定したことを受け、人民日報は最近の論評の中で、ヒトラーと安倍首相を対比させ、日本は「戦争を始めかねない危険な国に再びなりつつある」と断じた。
香港中文大学のウィリー・ラム教授はこれを「世論戦争だ」と指摘する。人民日報は習氏が今年ドイツを訪問した際に第2次世界大戦を記念するさまざまな場所を訪れたことを報道。中国はこの数カ月間、ドイツが過去の侵略の歴史を受け入れ、償ってきたことを称賛してきた。これには、日本はそうしていないとの批判が込められている。
============
以上引用終わり。
過去に諍いがあった者同士が和解を模索するならば、例えば殴った方が「私はあなたに対して本当に愚かで見苦しい真似をしたことを一生忘れない。どうか許して下さい」と言い、反対に殴られた側は「いいえ、過ぎたことは忘れましょう。これから仲良くやっていくことこそ重要なのですから」と相手を労う(ねぎらう)・・これが云わば「美徳」と呼ぶに相応しい人間関係の新たな構築なのではないか。
ここに日中・日韓の関係は全く逆の様相を見せている。殴った方の日本側が「いつまで昔のことを言っているんだ?!オラそんなこと覚えてねえよ。うじうじ言うんなら証拠を見せろ!」と開き直り、逆に中国も韓国も「あなた方も少しは恥というものを知りなさい!私たちは決してあなたに殴られたことは忘れませんから!」と日本を責めに責め続ける。
なんたってこっちは「軍事オタク」で「戦争大好き人間」DNAの安倍だからね、日本国内の国会では「センキョに障るから」と逃げ回って何一つ論議に応じようとしないくせに、「オーストラリア」へ行けば何だかんだとお気楽に安請け合いして得意げだ。
安倍は「オーストラリア」の議会では原稿読みながらたどたどしく「オーストラリア」と小学生並みの発音をして恥晒しして来たが、あれは「日本語読み」そのもので(カタカナで書くと正確さには欠けるが)「オーストレィリア」と発音して初めて英語らしくなって言葉というものが通じるのである。
「論語よみの論語知らず」ではないが「親分探し」しか出来ないのだから、せめてもう少し英語をオベンキョしてから得意の「外遊」でもしたらどうだ?!