稲盛和夫の実学 ~経営と会計~
著者 稲盛和夫勝手に抜粋して紹介
【第二章 一対一の対応を貫く】
モノとお金(伝票)が一対一の対応を保つ「一対一対応の原則」を徹底させることが、社内のモラルを高め、社内のあらゆる数字を信頼できるものにすることができる
数字は操作できるものと考えさせない
顧客を満足させることと引き換えに経理処理の正確さを見失ってはいけない。
人間というのは、調子がよい時にはみんなフェアで文句を言いません。ところが、調子が悪い時にもフェアであるかどうか。それを私は見抜かなければいかんのです。
【第三章 筋肉質の経営に徹する】
本質的に強い企業にしようというなら、経営者が自分や企業を実力以上によく見せようという誘惑に打ち勝つ強い意志を持たねばならない
固定費を減らし筋肉質の経営体質を実現することは、会社をより強くし、さらなる事業拡大へチャレンジするために必要な努力であることを、全社員によく理解してもらわなくてはならない
私にとって投資とは、自らの額に汗して働いて利益を得るために、必要な資金を投下すること
多くの社員に対して責任を負う経営者は、他人を見てその真似をするのではなく、あくまでも自分の中にある原理原則や行動の規範に従うべきである。時勢に付和雷同し、流されるような経営をしてはならない。
企業の使命は、自由で創意に富んだ活動によって新たな価値を生み出し、人類社会の進歩発展に貢献することである
(額に汗して得る利益)
今使う分しかなければ、それを大事に使うようになる