国内TV放送を見ない外国人はこういうとき困る
だって知らないものは聞けないのだからわかりようがない
だいたいこんなの人間の都合によって今年はいつ、とか決めるのだから
不自然きわまりないと思うのだけど
(ある州では夏時間制をとらないところもあります)
それは一時間遅刻したいいわけにはならない
なぜか夏時間になると決まって天候が崩れるのがお約束
サンパウロの夏の名物は雷と車の大渋滞です
ここはだだっぴろいので
雷が天界で始まったところから地上の落下地点まで
全部一気に見渡せたりして
雨も忘れて感動することがあります
雨雲の移動なんて「お、来るぞ来るぞ」と
ワクワクするくらいはっきり見える
でもそれはお家の中にいた場合
実際は車移動時のことが多く、そうなった場合
もうあきらめるしかないのです
なにしろ、
雨がちょっとでも降ると、街中の下水が路上へあふれ出してくる
↓
そうすると8車線から自ずと4車線へと減る
↓
さらに、かなり“ヴィンテージ”ものの車(多い)は必ず浸水して
路上で動かなくなってしまう
↓
そうすると4車線から自ずと2車線へと減る
↓
落雷や激雨による倒木で道や電線が遮断される
↓
そうすると2車線から自ずと1車線へと減る
↓
そこへ、基本的に雨を避けるため車を利用する人が増える
↓
などなど複合的な要素が相まって
街は水だらけ、車だらけの大パニック無法状態になる
こんな自然現象は
どんな金持ちにも貧乏人にも犬にも猫にも
等しくやってきているけれど
込み合って蒸し暑いバスの中で遭遇するか
命綱であるナイスな音楽、シャンペン、おつまみがあって
携帯電話が使える自家用車運転手付き、かでは
かなり大きな差があるのは確かだ