空っぽの部屋(虚静恬淡に生きる)

荘周菩薩品(抄)、老子、中庸、大学の仏教的解釈を掲載しています。荘周菩薩品、続、補は電子書籍(シナノブック)に。

小さなチワワの空君と

2021年10月23日 | 

 父が亡くなる少し前に、夢の中で勧められた犬は黒パグでした。あの時もし黒パグを飼っていたなら、今も父は生きていたのでしょうか。 

 父亡き後に飼った前犬(繁殖引退犬のジャム)を亡くしてから、私の落ち込みは酷いもので(特に夜中らしい)、持病のシコリ(晩年の父に乳がんだが、共存した方が下手に手術するよりよいだろうと言われ検査も受けずにここまできている)に悪いからと、母と妹の勧めがあって、また犬を飼うことになりました。

 当初、因縁を肩代わりしてくれる同性のメスの小型犬を探していました。相性とか、この先育てきれるかとか、中々合う犬と出会えずにいました。

 ちょうど近所のペットショップにメスのチワワがいると分かり、妹に写真を見せると良い反応だったので、母と妹と3人で会いに行くと、ガラス越しのチワワは数時間前に売れたばかりでした。半年以上売れずにいたのにもかかわらず、ほんの数時間前に決まってしまうなんて、縁がなかったようです。マイペースな女の子なんですよと店員さんの説明を聞きながら、ガラス越しのチワワを見て、とてもがっかりしました。

 たまたま近くのブリーダーさんに月齢の経ったオスのチワワがいることがわかり、写真を見せると妹が大変気に入り、早速会いに行きました。犬にトラウマのある母が会ってすぐに犬に触れたのには、驚いて、3人で顔を見合わせ、オスではありますが、半年経ったチワワに決まり妹が代金をほぼ払ってくれました。(レンタル犬の時も妹の奢りだったので、さすがに申し訳ない為、不足分は私が出しました。)

 父のペンネーム🈳甫(からっぽ)から一文字とって空(そら)と名付けなさいと、妹が夢に見て、チワワ君は空(そら)という名前になりました。

 当時生後半年で、1.2キログラムの空君は、噛み合わせがオーバーになり値下げしましたと書いてありましたが、私自身が噛み合わせがずれていると歯医者でいわれたこともあり、ショーを目指す訳でもないのであまり気にしませんでした。

 小さいチワワのことをよく知らずに飼った為、しかも小型犬は初めてなので驚きの連続です。決して広い部屋ではないのに、気が付くといないことがあるのです。ある時は押し入れの中から発見され慌てました。儚げで覇気の薄い空君が死んだら大変だという夢を何度か見たりして、蹴飛ばさないように、扉に挟まないようにと、緊張しながら飼っています。

 また、小さなチワワがこんなに寒がりだとは知りませんでした。チワワの冬の最適温度25度が事実だということを、空君は身を持って私たちに教えます。20度以下では震え出し、25度では元気を取り戻す、空君の体感温度は、実に正確です。

 秋から寒さ対策をしなければならない予想外のことの連続ですが、小さくて軽いため、腰の弱い私にはありがたい重さです。(只今9カ月1.5キログラム)

 覇気の薄い儚い雰囲気のある空君。風邪気味からなんとか元気になって、山伏の光を取り戻してほしいと、祈りながら育てる毎日です。そして、その光にあやかりたいと願っています。

 生きる気力が赤色で湧くと夢に見てからは、着る服も包む布も赤ばかりなるべく揃えるようにしています。母は、やっぱり還暦の赤いチャンチャンコには意味があると喜んでいます。

早く馬が合う間柄になれると良いのですが、本当に思考錯誤しています。(空と一緒に焼き芋や干し芋をいただく時が唯一分かりあえる瞬間です。笑)

シニアチワワのように眠る空ちゃん💤

1110ベーカリーの広大なお庭に来ると、テンションの上げる

空君。


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