GOREとにゃんこの桃源郷

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Ultra Vomit

2008-10-08 | CDレビュー
 フランスのファニー・ゴア・グラインド、Ultra Vomitの1stフルアルバム、「M.Patate」日本盤がこちら。全28曲も入っているが、全体の分数は長くないので、苦も無く聴ける。更にCDをPCに入れると、レコーディングの映像などが、これでもかというほど収録されている。だが、値段は通常のCDと変わらないという、何ともお買い得なアルバムである。

 楽曲は比較的ストレートで、ファニーでも何でもなく格好良いグラインドをプレイしている。では、どの辺りがファニーなのかと言えば、Fetusによる変幻自在のボーカルや、メンバー揃っての合唱など、その辺りだろう。そして、トランスフォーマーだらけの写真も。

 とにかく、一見して優男のギターボーカルが徹頭徹尾魅せる。あらゆるボーカルパターンを駆使して歯切れの良いゴア・グラインドを聴かせてくれる。当然、ギターも聴かせ上手だ。ファニー系と侮るなかれ、彼らはキャッチーでクールなグラインドをプレイしている実力派である。

 ゴア系、コア系、メタル系、などのジャンルを幅広く聴く人にお薦めの一枚だ。と言いながら、それ以外の人にもお薦めだ。また、You Tubeなどで彼らの映像を観ることが可能なので、興味のある人は、そこで購入を判断するといい。


Ultra Vomit
Chris (Bs)
Fetus (Gt&Vo)
Stickskiller (Dr)


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