豊前善三のつれづれ日記 2011年12月31日 ブログをはじめました

日頃、感ずることについて考える。人間らしさを さまざまな人間模様。

豊前善三のつれづれ日記

2012年10月18日 10時24分02秒 | 日記
 ( Vol 463 )  行政を 推し進める上で 民意を どう活用するのか

最近 よく民意という言葉を使う 行政のトップ の コトバを 耳にする

この民意を 尊重すると言うことは どういうことか

まず 民意を 日頃から 吸い上げる努力をしてきたか である

残念ながら 民意を無視した 行政がなされてきた 

職員は 国民 市民 に向かず 自己保身 政治家に 向いた 姿勢をしてきた


その結果 市民の中から 民意を問う行動が 起きてきたのではないだろうか


この民意への対応は 不慣れなため 誤った反映の仕方を 招いている


東日本大震災後の 復興政策に それらが 見受けられる

国の官僚 職員らによる 予算ぶんどり合戦

自治体首長の 市民の意見の取り入れ


この結果は 最近の報道に見られる

復興予算は 拡大解釈され 被災地への投入が 滞ってしまった

自治体では 市民の一時的感情を受け入れたために 対策の混乱 遅滞を招いた


特に ここでの問題は 民意の扱い方である

政策を推し進めるにおいて 民意を参考にしながらも 大局的に 対処しなければならない


今回の大震災後の復興は 遅々として 進んでいない

市民の意識も 時と共に 変化してきた


はじめは 地震の恐怖から 安全安心を求める 行動要求 高台への移転 街の根本的な計画 が 求められた

この改革案が 即実行されれば 問題はなかったのだが

しかし 現実は 違っていた

復興計画は 遅々として進まず 

市民の生活は 日々の暮らしに 陰を落とすようになってきた

その一つに 金銭的な問題

生活費を 稼ぐ場への 欲求である


被災地での 産業は 被災前の状態に戻っていない

産業復興が できていない


はじめの対処の仕方が 感情的な対応に追われたことが 今日の状態を招いた とも言えるのではないだろうか

市民生活は 働く場があって 初めて成り立つ

そのことを 忘れてしまっていた

まず産業の 復興である


阪神淡路大震災のときの 対応は 産業復興に 力を入れながらの 復興であったことを思い起こしてほしい

過去の経験 事象を 参考にするという 考えが 自治体の首長にはなかったのではないか


市民の気持ちを 汲むだけでは だめである

市民の生活を 守る つくり出す環境 をつくるのが 行政 首長である はずではないか


それは 地方自治法 地方公務員法にも 謳われている


今回の 大震災は 未曾有宇の出来事だった 

しかし 対処の仕方は 被害の大小に関係はない 

基本は一つ

市民の生活を 守る ということである


災害時の 精神的苦痛に同情し その対応に重点を置いては 市民生活の 安定を築くことはできない

大所高所に立った 見地が必要 そこが首長の 手腕ではないだろうか


その点からみると 今回の地震による被災地の首長は 感情的な行動をとってきたと言えるのではないか

首長としての 手腕が疑われる

行動を起こさずして なにも変わらない

国がしてくれないから というのは 理由にならない


国に頼らず 産業復興を やる するぐらいの 気概がほしい


まず 産業復興 あって 市民の生活が 保証されていく

自治体予算 国家予算で 日々の市民生活費を ずっと補える保証はない

市民自ら 生活費を 稼がなくてはならない それが 現状である


このことを 忘れてはならない


首長の 民意への対応は 被災地での首長の対応だけではない

地方での 対応にも 問題が生じている

そこには 自治体の首長の手腕 自治体議員の資質 住民の自治体運営参加意識

というものが 関係してくる

残念ながら 貧弱としか映らない


住民は 大所から見ていない

大所から見るには 首長が 自治体の将来像を 住民に見せる必要がある

将来の街を 描いて見せることで 市民は自分なりの意見が言えるようになるのではないか

残念ながら 自治体の首長には その示す行動がない

首長も 議員も 住民も 描かれていない街を 想像できず 

目先の 場当たり的な 意見 要求を 言うことになる

これでは しっかりした 自治体運営は できない

ただただ 民意に 振り回されるだけである

それが 日本の現状ではないだろうか

民意を活かすためには 未来像を 市民示すことであると言えるのではないだろうか


議員 政府 官庁 公務員 市民 みな 未来の街 国を 描いて 意見を言ってほしいものである


大局的な視点に立った具体的なビジョンを示すことで 民意が有効に 活用できるのではないだろうか

このときのビジョンは 局部的であってはならない 

背伸びしすぎたビジョンではない 身の丈のビジョンを示し

大局的なビジョンを 土台にした ビジョンでなければならない



Vol 462 衆参議員における 票の格差に 違憲状態の司法判断  国会は この違憲状態を 早急に是正する行動をとれ
Vol 461 10月16日の日本対ブラジルの親善試合は 目が離せなかった
Vol 460 福島原発事故 の教訓を 風化させてはならない
Vol 459 IPS細胞移植 論文騒動 は 今の大学の 教員に対する 問題を 提起しているのではないか
Vol 458 絵画は ムズカシク 考える必要はない 普段着のココロで良い 気楽にである
Vol 457 自民党の 立候補者選びは 旧体制に戻ったのか
Vol 456 ノーベル賞 による お祭り騒ぎは やっと一段落
Vol 455 世界経済の 成長減速に対して 危機感を持つことは 良い刺激である
Vol 454 隣人との 争いごとは どこにでも存在する
Vol 453 国会議員 地方議員は 団体に 媚を売るべきではない 自分の信念を通してほしい
Vol 452 中国の強硬姿勢は 中国政府首脳部の焦りの 現れ
Vol 451 政党助成金は 必要か 廃止すべきではないか
Vol 450 パキスタン タリバーン の 少女襲撃事件 にみる 男尊女卑
Vol 449 国際通貨基金IMF 世界銀行年次総会 への 中国関係機関 の欠席は 経済大国にふさわしくない 行動である
Vol 448 山形市で起きた 119番通報 救急車出動判断の 問題は 典型的な 役所対応
Vol 447 インターネット のもつ 危うさ 
Vol 446 山中教授の ノーベル賞受賞は 希望と勇気を もたらすもの
Vol 445 なぜ 領有権問題が 起きるのか 
Vol 444 延命処置における 患者本人の意思を尊重するのか 家族の気持ちを尊重するのか

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豊前善三のつれづれ日記

2012年10月18日 09時40分02秒 | 日記
 ( Vol 462 )  衆参議員における 票の格差に 違憲状態の司法判断  国会は この違憲状態を 早急に是正する行動をとれ 

1票の格差問題は 叫ばれて 長い

しかし 問題になるたびに 

党利党略 私利私欲 のために ないがしろにされてきた

そのために議員定数の増加 小選挙区制の導入 という 国民無視の対応がなされてきた

今回の司法の判断を 重く受け止め 国民のための 改正を行ってほしい


そもそも 衆参両議院の 定数は 過剰である

党の勢力保持のために という理由による 改正は 悪政である

独裁政治と 同じである


適正な国会運営 国民の為の 国会運営 をするために リセットするくらいの 気概がほしい


4増4減 などという 小手先ではダメである

根本的な 改革が必要である

それには 人口比だけでなく 地域性も 取り入れた 対策が必要ではないか


平等というコトバを すべてに適用するのには無理がある


国民の声を 反映するには どうすればいいのか


そこには 地域性も 加味しなければならないのではないだろうか

その点を含め 考えるという 根本的な 投票のあり方 定数改正が 必要ではないか

衆議院については
少数選挙区 比例区の廃止し ブロック選挙区に すべきではないか

ブロックは 北海道 1 東北地方 1 関東 2 北信越 1 中部 1 阪神 2

中国地方 1 四国 1 九州1

合計 11 ブロックの選挙区に してはどうか



そのブロックの定数の割り合いは、人口比を参考に算出すればいいのではないか

参議院については 比例区の廃止し 全国区一つに すべきではないか


参議院は任期6年 解散はない その意味からも 全国区だけで良いのではないか


この選挙区改革と 同時に 定数削減という 改革が必要である

また 政党助成金の 廃止も すべきである


最高裁判決を 重く受け止め 国会解散前に 対応すべきではないだろうか

すべての国家議員は この判決を 重く受け止め 国民のための 政治を考えてほしいものである

党利党略 私利私欲は 排除して 考えてほしい

適正な 正常な 国会運営を 考えてほしい

選挙に勝つ ことを 第一とした 政策 行動は 謹んでもらいたいものである

過去の内容一覧 (以下のことに関しては最下段の「記事一覧」を参照ください
Vol 461 10月16日の日本対ブラジルの親善試合は 目が離せなかった
Vol 460 福島原発事故 の教訓を 風化させてはならない
Vol 459 IPS細胞移植 論文騒動 は 今の大学の 教員に対する 問題を 提起しているのではないか
Vol 458 絵画は ムズカシク 考える必要はない 普段着のココロで良い 気楽にである
Vol 457 自民党の 立候補者選びは 旧体制に戻ったのか
Vol 456 ノーベル賞 による お祭り騒ぎは やっと一段落
Vol 455 世界経済の 成長減速に対して 危機感を持つことは 良い刺激である
Vol 454 隣人との 争いごとは どこにでも存在する
Vol 453 国会議員 地方議員は 団体に 媚を売るべきではない 自分の信念を通してほしい
Vol 452 中国の強硬姿勢は 中国政府首脳部の焦りの 現れ
Vol 451 政党助成金は 必要か 廃止すべきではないか
Vol 450 パキスタン タリバーン の 少女襲撃事件 にみる 男尊女卑
Vol 449 国際通貨基金IMF 世界銀行年次総会 への 中国関係機関 の欠席は 経済大国にふさわしくない 行動である
Vol 448 山形市で起きた 119番通報 救急車出動判断の 問題は 典型的な 役所対応
Vol 447 インターネット のもつ 危うさ 
Vol 446 山中教授の ノーベル賞受賞は 希望と勇気を もたらすもの
Vol 445 なぜ 領有権問題が 起きるのか 
Vol 444 延命処置における 患者本人の意思を尊重するのか 家族の気持ちを尊重するのか
Vol 443 放射性廃棄物の処分はどうするのか 自治体の対応についての 報道に 疑問を感じる
Vol 442 官僚 公務員は 金銭感覚を持ってほしい 
Vol 441 日本の企業は 嘆いてないで 何糞と思え
Vol 440 IPS細胞への 期待 と 不安
Vol 439 政府 自治体 議員は 国民の 信頼を得るよう 努力することが 求められている
Vol 438 少子化と同時に 高齢化社会を迎え 雇用を どう確保するのか
Vol 437中国に 気を遣いすぎることは 世界経済が おかしくなる
Vol 436 新内閣は 現行を維持する 進める 努力を してもらいたい 
Vol 435 日本政府は 分かってくれるだろう という 甘え外交は 改めるべき 
Vol 434 中国は 日本を 批判する 資格はない 
Vol 433 日本政府は アジアの治安安定のために 毅然とした対応を すべきではないか
Vol 432 メデイアは 尖閣諸島問題における 現政権のとった行動に対する 分析ばかりの報道から 建設的な報道に すべきではないか
Vol 431 日本政府は 尖閣諸島における 領土主張を 形として現すべきではないか
Vol 430 野田総理の 国連演説は 新しい日本の姿勢を 示したのではないか
Vol 429 コンビニは 進化して より身近な存在になっていく 
Vol 428 生産拠点 の 低賃金労働者の国への 移転は 永久には続かない 
Vol 427 自民党総裁選 結果から見える 自民党の姿
Vol 426 日本の顔 総理は 4年間 続投堅持を
Vol 425 日本企業 経済界は 中国政府の揺さぶりに 惑わされるな 
Vol 424 中国との外交交渉は 毅然とした 態度が必要
Vol 423 介護現場の環境を 改善する必要がある 
Vol 422 中国の制裁行動に 動揺してはならない 
Vol 421 民主党代表選で 野田総理が 大差で再選した
Vol 420 オスプレイの 飛行許可は 何を意味するのか
Vol 419 中国における 自由という春は 遠い
Vol 418 福島原発事故の 影響は まだ尾を引いている
Vol 417 尖閣諸島に関する 中国の海図の 国連提出に対する 日本政府の対応は 国連に異議を表明するだけでなく 日本も海図を提出すべきはないか
Vol 416 尖閣諸島における対策は 有事体制に入っても良いのではないか 
Vol 415 原子力規制委員会は 独立性を持って やってもらいたい
Vol 414 日本の自給自足のために 日本の産業構造の 空洞化は 避けるべきである
Vol 413中国との外交は交渉は 毅然とした態度で 望んでほしい
Vol 412 ヒトは 刺激されることで 行動する 発想する
Vol 411 中国政府の 脅しに動ぜず 毅然とした態度が 必要ではないか
Vol 410 尖閣諸島における領海の警戒は 手を抜いてはならない
Vol 409 日本は 身勝手な行動をとる 中国と どう対応するのか 
Vol 408 中国 中国人の 行動は 身が手な論理行動にしか 映らない
Vol 407 中国は なぜ 強大化したか 
Vol 406 尖閣諸島の  領有権問題は 次の段階に 入った
Vol 405 学生たちが 使う 「上から目線」というコトバの使い方は なぜ 起きたかVol 404 自民党総裁選候補者の 意見 考え方には 不満を覚える 
Vol 403 叶えるには 思っているだけでは 叶わない 叶えるには 行動に出ること 
Vol 402 領土は 力で 守るもの 
Vol 401 外交上の問題で 外国人に対する いやがらせ 暴行 は慎むべきではないか Vol 400 イスラム教徒の行動から 宗教は 何を ヒトに教えるのかを 考える
Vol 399 領有権の主張は 覚悟が必要
Vol 398 放射性廃棄物の処分についての 日本学術界会議の提言を どう活かすか 
Vol 397 地球の温暖化は 人間が 起こしたことか 
Vol 396 党の代表選についての 報道は 論点が 理解できるように 報道してもらいたい Vol 395 「なぜ」という疑問を持つ 「なぜ」という疑問に 応える その気持ちを持つことが 難局を乗り切るのではないか
Vol 394 災害復興対策は なぜ進まないのか 
Vol 393 電力会社の 電力消費予測 の 過剰評価か
Vol 392 弱体化する自治会 自治会に頼りすぎる自治体
Vol 391 八王子市にみる ゴミ収集の方法に 一案あり
Vol 390 報道は 何を 大衆に向かって 伝えようとしているのか 信憑性の高い報道を してもらいた
Vol 389 エネルギー環境会議の 試算に思う
Vol 388 尖閣諸島の 国有化は 必要か


 

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