聖なる書物を読んで

現役JW29年目

使徒たちの活動22章

2019-01-09 | 聖書
パウロはエルサレムのユダヤ人群衆に弁明する。

この後パウロは、23章はサンヘドリンで、24章はカエサレアでフェリクスに、25章はフェストに、そしてカエサルに上訴し、26章ではアグリッパ王に弁明している。(27,28章はローマへの旅)

1,2節。パウロはヘブライ語(アラム語)で語る。

3~5節。過去はこの道の迫害者であったことを語る。
聞いている群衆と同じ立場だったこと、より熱心だったこと。聞いている人の中には、当時のパウロを知っていた人もいたかもしれない。

6~10節。イエスが現われたこと、目が見えなくなり、言われるままダマスカスに行ったことを語る。
イエスの声はパウロだけが理解できた。神との関係は、組織を通してじゃなく、いつも個人的。

12~16節。アナニアによって視力を回復し、神に選ばれたことや見聞きしたことの証人となること告げられ、バプテスマを受けたことを語る。
「律法にかなった敬虔な人で、ユダヤ人からもよい評判のあるアナニア」と述べて、この道は律法に背くものではないことを伝えてる。

17~21節。エルサレムの神殿で祈りをしていた時に、自分が迫害者だったことを主に告げたが、主は「行きなさい。諸国民に遣わす」と言われたことを語る。

18~30節。「神殿」での出来事で「諸国民」という言葉に反応した群衆が、激しく騒ぎ出す。軍司令官はパウロの語った内容が分からなかったので、取り調べのためにむち打ちにしようとする。パウロはローマ市民権を使いむち打ちをのがれる。翌日サンヘドリンが召集される。
自白のためのむち打ちは、イエスが受けたものと同じ。金属片や骨が付いた鞭で、打たれてる途中で死ぬこともあったらしい。


パウロは自分の経験(見たり聞いたりしたこと)を話した。聞いている群衆は、かつてステファノの迫害をよしとしていた自分と同じだ。自分の回心に至った経験が、彼らの心を動かすものになれば、と。
でも、聞いていたユダヤ人は「諸国民」でつまずいちゃった。ユダヤ人の選民意識ってホント根強かったんだなぁ・・・


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