先日の暦の話の続き。
昔、高校で習った杜牧の山行と言う漢詩の有名な一節に
「霜葉は二月の花よりも紅なり」というのがある。
あの、二月の花とは何をさすか。
この問に対して「梅」と答える人が多い。
しかし、梅ではない。桃が正解。
もともと、梅は濃い紅色とは言いがたいところがあるし
白梅も蠟梅もあるわけである。
白梅も蠟梅もあるわけである。
そもそも、漢詩の世界は基本的に旧暦。
旧暦の二月は、我々が現在使っている太陽暦では三月頃となる。
その頃に咲く花は桃。
その頃に咲く花は桃。
桜ではとの意見もあるが中国の漢詩に桜は出てこない。
だから漢詩で二月の花と言われたら梅では無いと思うべし。(^^;
ただし、農事に関しては太陽暦基準なので、ここんとこ要注意。
立春は太陽暦準拠。だから毎年二月三日頃になる。
立春は太陽暦準拠。だから毎年二月三日頃になる。
旧正月が一ヶ月もズレるのとは大違いなのである。
以上備忘録として。(^^;
さて、本日の一枚は、梅でも桃でも無くさくら再び!(笑)
