2024/5/22付ブログ記事「相生有年道路、2024年度の工事はどこで行われるのか?」の続きです。
並行する山陽道のトンネル火災事故に伴う長期通行止めさえも後押しにならずのんびりと?工事が進む相生有年道路ですが、2024年度の事業内容は上記ブログで書いた通り
> ・調査設計 ・用地取得(黒尾地区ほか) ・有年原地区改良工事 ・黒尾橋上部工事
となっています。
今回は、黒尾地区および黒尾橋工事の2025/1/下旬時点の状況を報告します。最終的には「矢野川の流路を付け替え、JR山陽線北側に生み出した川跡のスペースに道路を築造する」ですが、まだ流路変更の前提となる橋の架け替え工事の最中で、5年後に完成していれば御の字状態です。
付近のGoogleMap航空写真はこちら
黒尾橋東側の、かなり以前に4車線分の道路構造物がJR山陽線沿いにできたっきりの区間を望む。2025/1時点は一部が黒尾橋架け替え工事に伴う迂回路として活用されています。
新しい黒尾橋は上部構造がほぼ完成しており、工事の中心は西側の取付け部です。
現黒尾橋上の様子。左側に見える真新しいコンクリートの堤防が、未来の矢野川右岸堤防です(手前の堤防は取っ払われる予定)。
西側の取付け部を現在の橋から新橋に付け替えるため、従来の道路は完全通行止めとなり、未来の堤防道路に迂回を余儀なくされます(しかも幅が狭いため片側交互通行)。
現地掲示によれば、2024/11/下旬~2024/12/上旬の間にこの形に付け替えられたとのこと。「道路切替案内図 ステップ3」とありますが、どこまでのステップがあるのでしょう?
迂回路上から、新旧の黒尾橋を望む。
迂回区間の西側の様子。2024年度中に迂回は終了するでしょうか?
矢野川の対岸(左岸)のJR線路沿いから新旧の黒尾橋を望む。この撮影場所は最終的に相生有年道路が通ることになりますが・・・
右岸の左側が既に新堤防に付け替えられた部分、右側が以前のままの部分。全てを付け替えねば、このエリアの相生有年道路の用地は生み出せません。
すぐ脇には、「土地収用法に基づく事業の認定のお知らせ」の立て看板が設置されていました。令和5年5月30日付となっています。
(つづく) 後編はJR有年駅北側の状況を紹介予定です。