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大阪湾岸道路西伸部、ポートアイランド内は未だ地質調査未了

2023/4/24付ブログ記事「大阪湾岸道路西伸部の進捗(ポートアイランド内)2023/4/23」の続報です。

 

ポートアイランド内における大阪湾岸道路西伸部の工事の進捗ですが、2024年秋になっても実はゼロに近かったりします。上記ブログ記事で紹介した東半分の「北側臨港道路の中央分離帯の植栽移設)」はあくまでも神戸市の事業であり、大阪湾岸道路西伸部の事業主体である近畿地方整備局浪速国道事務所および阪神高速道路会社は、そのお膳立て?の後に調査を行う段取りなのかもしれません。

2024/12/2に、第2回大阪湾岸道路西伸部事業連絡調整会議が開催されました。

https://www.kkr.mlit.go.jp/news/top/press/2024/202401202-1oosakawangankaigikaisai.html

https://www.kkr.mlit.go.jp/news/top/press/2024/cekddo00000025lr-att/202401202-1oosakawangankaigikaisai.pdf

メインは、既に事業に着手している六甲アイランド内および新港・灘浜航路部(=六甲アイランドとポートアイランドを結ぶ橋梁部)において、物価上昇のほか地質調査を踏まえた橋梁構造の見直しなどで1781億円の事業費増額が生じたことの報告ですが、この資料内に記載されている各区間の進捗状況は以下の通りとなっており、

 六甲アイランド=詳細設計済、工事着手済

 新港・灘浜航路部=橋梁形式および基礎構造は決定、基礎は詳細設計済(載荷試験実施中)、上下部は詳細設計未了

 ポートアイランド=地質調査未了、詳細設計未了

 神戸西航路部=橋梁形式決定、構造検討および詳細設計は未了

 和田岬=地質調査未了、詳細設計未了

ポートアイランド以西においても地質調査・詳細設計の結果事業費の増額を余儀なくされる可能性は十分あります。

そして、ポートアイランド内の南半分は「西側臨港道路の中央分離帯付近ではなく、その西側の空き地および南北道路上への道路建設」の予定となっており、2020/7時点で近接する神戸学院大学などから見直しの声が上がっていましたが(当時の神戸新聞の記事はこちら)、このブログ記事を書いている時点でのポートアイランド内の都市計画図でもそのままとなっています。ちなみに臨港道路は都市計画の範疇外なので、都市計画図への計画ルートの記載対象外です。

せっかくなので、2024/12/7時点での付近の様子を紹介しておきます。4車線道路の東半分の上に大阪湾岸道路西伸部の高架がのっかる形となります。

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