2024/6/11付ブログ記事「福井県三方五湖の電池推進遊覧船は利用不振・・・今後どうなる?」の続報です。
上記ブログ記事で
>町には運航終了という選択肢はなく、まずは新たな委託先を求め、決まらない場合は町による直接運営も視野に入れるとのこと。
と書きましたが、7月上旬に「指定管理料を払わない」という条件を維持したまま三方五湖DMO社に代わる新たな運営会社(指定管理者)を募集したものの応募はなく、
https://www.chunichi.co.jp/article/948712
それ以降も結局手を挙げる民間事業者は存在せず、2025年1月からは町の直営で運航を継続することとなりました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/0345766c457391e7da948ae5ec313074b9cfef4a
1年目(2023/4~2024/3)の利用客数は目標の3万5000人に対し僅か9600人にとどまり、3100万円もの赤字となりました。北陸新幹線敦賀延伸効果も(敦賀からほど近いにもかかわらず)見られず、2024/4~12の間の利用も8700人あまりという大不振ぶりです。
記事のタイトルには「観光業者にアピール不足か」とありますが、ただの遊覧船ではなく他に例を見ない時代の先端を行く「電池推進遊覧船」を導入し、上記ブログ記事で触れたように運航当初にこれだけメディアにも取り上げられたにもかかわらず「アピール不足」であれば、いったいどんな風にアピールすれば状況が好転するのでしょうね?
なお、このブログ記事を書いている時点での美浜町レイクセンター公式サイトには、「12/21(土)からは休業いたします。 今年のご利用ありがとうございました。」と書かれています。2023~24年の年末年始は「【休業期間】2023年12月29日(金)〜2024年1月3日(水)」となっており、運営主体の変更のため休業を繰り上げたものと思われます。そして、電池推進遊覧船のページを見ると未だに2024/12の営業日カレンダーが掲載されたままで、2025/1にいつ運航するかは不明です。一方、このブログ記事を書いている時点の三方五湖DMO社の公式サイトでは、既に同社としてのレイクセンターの運営や遊覧船の運航が終了しているにもかかわらず、これらに関する何の情報も掲載されていません。
ということで美浜町レイクセンターに問い合わせてみましたが、以下のような回答でした。
・現在の公式サイトは運営体制変更により年明けに閉鎖予定。
・新年は1月6日午後から営業開始予定。
・2025年1月は遊覧船の運航スケジュールは美浜町側が開設するサイトに掲載予定。詳しくは美浜町観光誘客課に聞いてください。
これに従い美浜町観光誘客課に問い合わせてみましたが、「現在の公式サイトは運営体制変更後もそのままのURLで継続予定であり、遊覧船の最新運航スケジュールも含め内容も変わらない」の回答でした。いったいどっちか正しいのでしょうね? 正解は、遅くとも新年1月6日の朝には判明することでしょう。
<2025/1/1追記>
2024/12/27の夕刻以降に、美浜町レイクセンター公式サイトが更新されました。