2022/6/21付ブログ記事「淡路島・津名港の栄華を偲ぶフェリーターミナル」の続きです。
2023/5/20時点の津名港のフェリー発着場跡の様子を見てきました(前回足を運ばなかった甲子園フェリーや大阪湾フェリー跡地も含め)ので、報告します。
まず、「1994年以前の津名港高速船ターミナル」も「カーフェリー用の可動橋の撤去跡」から。何も様子は変わっていませんでした。
上の写真でもわかる通り、可動橋撤去跡には旅客船が係留されています(2022年時点でも存在していましたが当ブログでは紹介せず)。相当老朽化しています。船名は「みすゞ」で、船体に貼られたステッカーには「山口」の文字が見えました。
かつて山口県長門市仙崎(童謡詩人・金子みすゞの出身地)に発着する「青海島観光汽船」で観光遊覧船として活躍していたことは間違いなさそうですが、いつ頃何のためにはるばる淡路島までやってきたかは不明です。
一方、2022年夏に行政代執行により解体された元フェリーターミナルの建物の跡地は、単なる更地になっていました(2枚目の写真の向こうに1994年までの高速船ターミナルの建物が見えます)。
ちなみに、1972年~1975年の間は、ここに甲子園フェリー以外に泉大津港とを結ぶ「堺泉北・淡路フェリー」が発着していました。
https://aucfree.com/items/337247025
関西汽船と南海中央フェリーなる会社の共同運行でしたが、後者の経営破綻により短期間で運航を終了しています。
(つづく)