全国交通ニュースブログ

岡山市内のバスICカード事情が高齢者割引でどう変わるか?

主に岡山市内の北部で路線バスを運行する中鉄バスは、路線によって使えるICカードが異なる状況が長らく続いていました。

 国道53号方面の路線(http://www.chutetsu-bus.co.jp/topics/202109_53.pdf)=岡山限定のICカード「Hareca(ハレカ)」と全国相互利用対象の10種類の交通系ICカード(ICOCAやPiTaPaなど)

 国道180号線方面の路線(http://www.chutetsu-bus.co.jp/topics/202104_180.pdf)=中鉄バスグループオリジナルの磁気バスカード

かつては岡山県内共通の磁気バスカードシステムが存在していましたが、後継となるICカードシステム導入の際にいろいろと事情があり、前者については岡電バス(Harecaを全面導入)と競合する関係で同じシステムとし、そうでない後者については磁気バスカードをそのまま継続しました。やがてシステムの老朽化から他社の磁気バスカードは使えなくなり、自社グループ専用となっています。

しかし・・・

10月1日から、国道180号線方面の路線でもHarecaが使えるようになり、従来の磁気カードは12月末限り使えなくなります。

http://www.chutetsu-bus.co.jp/topics/index.htm#180IC

但し、全国相互利用対象の10種類の交通系ICカードは引き続き使えないので、不統一は続きます。そして、自社グループが総社市や岡山県北部(津山市など)で運行する路線は引き続きグループオリジナルの磁気バスカードを継続というややこしさです・・・

 

その背景にあるのが、岡山市が10月から導入する「65歳以上の高齢者および障害者を対象にした路線バス・路面電車の運賃半額割引制度」です。

https://www.city.okayama.jp/shisei/0000031610.html

この制度を利用するには、専用のICカード「ハレカハーフ」が必要で、利用者が申し込んではじめて交付されるものです。

岡山市内では何社ものバスが入り乱れて走っており、使えるカードもバラバラです。

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両備バス・東備バス・岡電バス・下電バス=Harecaと全国相互利用対象の10種類の交通系ICカード

中鉄バス=上記参照

宇野バス=Harecaのみ

備北バス=自社オリジナルの磁気バスカードのみ

八晃運輸(めぐりん)=現金のみ

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10月からは岡山市内にかかる乗降であればハレカハーフ使用により半額に割引となるわけですが、備北バスと八晃運輸は引き続きICカード非対応なので、運転手にハレカハーフを見せて現金で半額運賃を支払うようになるのでしょうか? バス会社が沢山あるのも考えものですね。

コメント一覧

新太郎
総社市にはどちらもICカードは使えないが、総社駅~新本線でもバスカードは12月末限り使えなくなります。
総社南高北・総社駅~妙仙寺前・宮前線には元からバスカードは使えません。
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