2022/11/10付ブログ記事「知床航路の小型新造船「おーろら3」登場→果たして流氷観光でも活躍するのか?」の続きです。
2023/1/11に、「おーろら3」が関係者にお披露目されました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/f92c8024a577046b4671b5be85254ec5cf392375 (HBC北海道放送)
https://news.yahoo.co.jp/articles/6645235ffc9204246c12202a0dad53eefce6cae8 (北海道ニュースUHB)
HBCの報道によれば、
・小型船なので氷を砕くことはできないが、通常の3倍の厚みがある船体で流氷の近くを航行することが可能
・船内のモニターで、水中ドローンの映像をリアルタイムで見ることが可能
・1月20日にデビュー予定
となっています。
改めて網走流氷観光砕氷船「おーろら」公式サイトにアクセスしたところ、「おーろら3」を詳しく紹介するパンフレットが掲載されていました。
https://www.ms-aurora.com/abashiri/pdf/aurora3_2023.pdf
定員は「夏期 77 名・冬期 30 名」と明記されており、(報道では触れられていませんが)春から秋は知床観光船として活躍することでしょう。「頑丈な船体」「おーろらの1.7倍の速力」は、知床の他の小型観光船に比べて大きなプライオリティになるはずです。
ただ、このブログ記事を書いている時点では、上記公式サイトに「おーろら3」の運航ダイヤは掲載されていません。料金・時刻表のページに掲載されているのは、砕氷機能を前提とする沖合航路の1時間コースのみです。もっとも1月20日時点では流氷はまだはるか沖合にしか届いていない可能性があり、その場合「おーろら」のピンチヒッターとして高速性能を生かして「はるか沖合まで流氷を見に行くコース」が急遽運航されたりして・・・
<1/12追記>
北海道新聞デジタルに掲載された記事(会員登録せねば全文は読めませんが、動画を見る分には登録不要)では、夏の知床観光でも活用することが明確に説明されています。