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道南バスの運賃大幅値上げの解説(その3:静内浦河線)

その1はこちら その2はこちら

北海道日高地方の路線バスは、JR日高本線が廃止されるまで概ね「浦河以西が道南バスのエリア・浦河以東がジェイ・アール北海道バスのエリア」となっていました。しかし、鉄道廃止に伴う代行バスは「鵡川~静内~浦河間=道南バスが担当、静内~浦河~様似間=ジェイ・アール北海道バスが担当」となり、静内~浦河間は両社が重複して運行するようになっています<運賃は共通>。

3.静内浦河線

2025/4/1からの運賃はこちら

静内からの新旧の運賃は以下の通りです。

 東静内=330円→500円 (51.5%アップ)

 春立=460円→680円 (47.8%アップ)

 三石総合町民センター=600円→840円 (40%アップ)

 三石温泉=760円→1050円 (38.2%アップ)

 浦河町役場=960円→1300円 (35.4%アップ)

一方、2021年3月限りで廃止されたJR日高本線の静内~日高三石<三石総合町民センター近傍>間の運賃は640円、静内~浦河<浦河町役場隣接>間の運賃は1290円でした。後者については、鉄道廃止に伴い一旦実質25%の値下げになっていたのが、道南バス便に関しては廃止後4年で鉄道時代の水準に戻ることになります。

なお、ジェイ・アール北海道バスはこのブログ記事を書いている時点で日高地方の路線の運賃値上げを表明しておらず、この分で行くと道南バスの運賃値上げ後は「乗車するバスにより大幅に運賃の差異が生じる」ことになりますが、最終的にどうなるのでしょうね?

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