全国交通ニュースブログ

奈良県明日香村のデマンド交通が観光客に開放されました

古墳や農村風景など歴史的景観が広がることで名高い奈良県明日香村ですが、村内の観光客向けの公共交通は、近鉄橿原神宮前駅・飛鳥駅とを結ぶ「赤かめ周遊バス」がメインで、あとは春秋の観光シーズンのみ飛鳥駅とキトラ古墳地区の間を5往復する路線バスのみでした。

https://asukamura.jp/files/bus_timetable_aka_220901.pdf

実はこれとは別に2015年からデマンド交通「明日香金かめ乗合交通」が村内を網羅していましたが、予め登録した村民しか利用できず、観光客とは無縁の存在でした。

しかし、2022年12月1日から、実証運行としてこれを村民以外でも乗車できる事前予約制の「あすかデマンド乗合交通」に衣替えし、観光客でも利用できるようにしました(その代わり路線バスキトラ線は終了)

https://asukamura.jp/kurashi_sumaitokurashi_road_bus_demand.html

https://asukamura.jp/files/demand/panf_01.pdf

但し、利用登録済みの村民と観光客など非村民には、厳然とした差があります。

1.乗車料金は村民300円に対し非村民は500円

2.村民は電話予約可能だが、非村民はスマホの専用アプリ経由でしか予約できない

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