2023/10/17付ブログ記事「2023/11/17~23に、六甲山・摩耶山をスムーズで快適に移動する交通社会実験開催」の続報です。
期間中の最初の週末となった11月18日(土曜日)に、実際に現地に行ってきましたので報告します。ルートは「まやビューライン→グリスロ→六甲摩耶スカイシャトルバスの乗り継ぎ」で、その後は六甲ミーツ・アート芸術散歩2023の作品鑑賞に転じました。
この日の午前中の神戸市内は一部に晴れ間もあったものの雨模様で、六甲山上は11~12時台には雪がちらつく寒さでした。したがって観光客数は少なく、「グリスロの有料化・大型化により利用状況が2022年とどう変化したか」を確認することはできませんでした。但し、グリスロを利用する頃には晴れ間が見え、夕方にかけては風は寒いものの快晴でした。
まやビューラインからすぐにはグリスロに乗り継がず、しばらく掬星台(=摩耶ロープウェイの山上駅「星の駅」周辺)を巡ります。
※2022年の交通実験の際の摩耶ロープウェイ山上駅付近のグリスロの様子は、2022/11/30付ブログ記事「2022/11/27は六甲・摩耶でこうウゴイタ!(グリスロ編4)」をご覧ください。
右のテントが、2022年の交通実験では存在しなかった乗車券売り場。現金のほかクレジットカードにも対応していましたが、QRコード決済はNGです。
摩耶ロープウェイ山上駅のグリスロのりばは、2022年同様、通常は路線バスの発着場として使われている場所です。オレンジ色の車両は、2022年にも使われていた群馬ナンバーのレンタカーです。
交通社会実験中は運休するバス停の掲示。2022年と異なりグリスロは有料なので、六甲山上方面への移動に要する費用は割高になりました。
グリスロ側の案内。
2023年度のグリスロは、オープンタイプの9人乗りが2台・密閉タイプの9人乗りが1台の計3台ですが、いずれも電気自動車なので運行の合間に長時間の充電が必要です。そのため、足りない分をワゴン車(ジャンボタクシー)で補っています。
もう1台のオープンタイプのグリスロ。ビニールシートを取り付けてはいるものの、少し寒そうです。
1つ先の摩耶ロッジ前のバス停には、「バスは交通実験のため運休中です。代わりのグリスロに乗車する場合は手を挙げてご乗車ください」とありますが、グリスロがバス停前を通過する予定の時刻は掲示されていないので、まこともって不親切です(笑) 一日乗車券類を持っていない場合、途中からの乗車はドライバーへの300円現金支払いが必要です。
ちなみに、「摩耶ロッジ」はかつてこの近くにあった宿泊施設の名称です。1970年代からありましたが、阪神淡路大震災で損壊し休業を余儀なくされ、2001年のまやビューライン再開とともに新しい運営業者のもとでリニューアルオープンしてから2021年3月末限り休業するまでの一般向けの名称は「オテル・ド・摩耶」でした。
https://kobe-rokko.jp/events/1990/
施設を保有する神戸市は、2023~2024年度に施設を解体して跡地に富裕層を含むインバウンド対応の立派な宿泊施設を設けたいと考えており、サウンディング型市場調査を実施しました(結果はまだ公表されていません)。
https://www.city.kobe.lg.jp/a64051/576118560744.html
https://www.city.kobe.lg.jp/a64051/937557096518.html
旧オテル・ド・摩耶の入口。
旧オテル・ド・摩耶の建物。2023/11/18段階では解体工事の準備はまだ行われておらず、登山道沿いなので誰でも建物に近づけます。
(つづく)