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2023秋・六甲摩耶の交通社会実験の状況=グリスロ編(後)

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2022年秋の交通実験における六甲山牧場付近のグリスロの様子はこちらこちら

グリスロと路線バスはいずれも毎時15・35・55分発なので、両者が相次いで六甲山牧場の北駐車場のゲートを出ていく形となります。

13時15分発のオレンジ色のグリスロは数人の客がいましたが、13時35分発の密閉タイプグリスロは乗客ゼロでした。雨のち雪のち寒風という天候のため、観光客の動きは止まってしまったのかも。

グリスロと入れ替わりに到着したジャンボタクシー(車体には「臨時便」のステッカーが貼られていますが定期便です)の乗客もゼロだったため、そのまま駐車エリアに入ってしまいました。もともと緑ナンバーですが、目的外使用?(本日はタクシーではなくバス扱い)だからか「有償運送車両」の掲示があります。

2022年の六甲山牧場~摩耶ロープウェイ山上駅間のグリスロはもともと無料運行なので、積み残しが出れば自家用のワゴン車による臨時便を容易に増便することができました。しかし2023年は有料運行なので、同様の扱いはできません。たまたまこの日は摩耶方面の観光客が僅かでしたが(ちなみに六甲ミーツ・アートは盛況)、もし暖かい秋晴れで多くの観光客が摩耶方面を訪れた場合、確かに2022年と違い定員3人とか6人の車両での運行はなくなったものの、便数が10分毎から20分毎に半減しているため定期便だけでの輸送能力的にはほぼ変わらず、臨時便用の車両がジャンボタクシー1台だけだと、グリスロの充電のタイミングとの兼ね合いで積み残しが慢性化するかもしれませんね。計画する側は「有料化したので昨年ほど利用が殺到しないだろう」と考えているはずですが、まやビューライン経由でやってきた観光客のその先の移動手段はグリスロのほかには電動自転車のレンタサイクルと徒歩のみなので・・・ そうならないことを祈ります。

13時50分頃の六甲山牧場北駐車場には、グリスロは充電中の1台しかありませんでした。次の出発は13時55分発なのでどうするのか?と思っていましたが、13時52分頃にようやくオレンジのグリスロが摩耶山方面から帰ってきました。やはり乗客はゼロで係員だけが乗車していました。おそらくすぐに折り返したものと思われますが(乗客1人が待っていました)。

(おわり) 次はバスに関しての報告です。

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