集会場前のYさん宅には
大小様々、色とりどりの猫さんが犇めいて居る。
そちらのお宅の60代後半?の奥さんが
ご飯を与えて居た。
何度か目にしたのは奥さんだけだが
もしかするとご主人も、だったかも
判らない。
しかし避妊去勢をせず、完全外猫さん等
の為、年柄年中事故にも遭って居る。
自分がこちらに戻り2年の間にも10頭前後は
命を落として居ると思う。
事故に因りのみではなく、怪しい容で、の遺体も
目の当たりにした。。。
そのお宅にて5~1週間程度前、お葬式が行われて居る
ところに出くわした。
ご主人が亡くなったのか、その奥さんなのかは
定かではない。。。
今思えば、なのだが
このオシキャットの様な茶トラさんが捻り寄って
来た事も今となれば、納得出来る小事が起きた。
その子がゆきにすら寄って来たのは
ご葬儀の翌日辺りではなかったか?
2~3日前だったろうか、Yさん宅を
見に行くと、4~5頭の猫さんが居る。
これまで、野良さん達は、そのお宅の奥さんが
ご飯を持って玄関から出る折以外は
姿を隠し、逃げてしまって居た。
しかしその時は様子が違った。
恐らく、このサバさんだろうと思われる子が
こちらに擦り寄り、必死でゆき飼主の手を舐める
仕草をする。
しゃがむと、膝にまで乗って来る。
何処からか、そのやり取りを見て居た
他の子等がゾロゾロと来る。
そしてその中の白ブチ成猫さんは
こちらの伸ばした手を掻き、口に持って行く。
他の子等も、円を描く様に徐々に捻り寄る。
鈍感なこの自分にも、それが何を意味するのか
大凡の見当が付いた。。。
空腹だったのだろう、と。
これ等の事を総合し考えると、
恐らく、だが。。。ご飯を与えて居た、奥さんが亡くなり
彼等は餓鬼状態に陥った。
そこで猫さんの方へ寄って来るニンゲン
に、救いを求めたのではなかろうか---と。
餌やりだけをやるのは或意味簡単だ。
しかしそれではネズミ算式に増えに増え
彼等はエイズ、風邪等感染症、事故、
或いは、何等かの毒等に因り
悲惨な最期を迎えてしまう。
それも想像以上の早い時期に。。。
望まれない命等は無いのだろう。
しかし
生まれ、無情な淘汰を迎える事は如何なモノか。
虚勢避妊は必須だ。
本日も、様子を見に行った。
すると、このオシキャット擬き茶トラがポツンと
そのお宅の前に座って居た。
目が合うとすっ飛んで来る。
やはりお腹が空いて居た様だ。
といっても、そのサバさんの様に媚を売って
来るワケでも無いのだが。。。
暫く撫でた後、
猫缶を購入して来るからな、と一端は離れる。
餌やり云々等と言って居る猶予は無かった。
取り敢えず、その場凌ぎに走ってしまう。
猫缶を買い、戻り、もう直そのお宅に着く、という
ほんの数秒前、50代後半程のお婆さんが
そのお宅にてガサガサと、何かをして居たのだが
広告か何かを配布して居るのだろう、と思った
次の瞬間、目に入ったのはドライフードだった。
そのお婆さんは、まるで手慣れて居り
フードを撒いた後、風の様に去って行った。
ゾロゾロと成猫さんが群がって行くが
オシは行かず。
これは本当に危機的な状況かも知れない。
やはり早急に避妊去勢をしなければ
いけない。。。
まずはオシ茶トラさんなら捕まえられるか。
この子を引き取り、家の中だけで生活を
させたいが、それこそはエゴだろうと。。。
既に生まれてからの数か月間
外しか知らない子に取り
家の中オンリーは難しい。どんなに
大人しそうに見えても、抱っこをすれば暴れる
かも知れない。。。
野良から野良としての猫生を背負い、
生を受けてしまった子等は
避妊去勢、ワクチンだけでも施し、放す。。。
これが鉄則かも知れないが
巧くすれば譲渡対象にもなり得る。
しかし既に、情が湧いてしまったオシさんに
避妊か虚勢をした後、放せば
喧嘩をしなくなる代償とし、穏やかになった分
攻撃を受けないだろうか、苛めの対象にされないか、
等気になってしまう。
その様な事を言って居る段階では無いのだが。。。
画像は本日撮影
そのお婆さんが撒いたドライフード。
皆、お腹がペコペコの様子。。。
この子等だけでも何とか
医院へ連れて行かれないだろうか。
川崎市と獣医師会の補助を其々受けたいが
4月から募集があったとしても
枠が少ない故、愛護団体が真っ先に
申し込んでしまう。
そしていつも外れる。。。