竹村英明の「あきらめない!」

人生たくさんの失敗をしてきた私ですが、そこから得た教訓は「あせらず、あわてず、あきらめず」でした。

07参議院選挙の考察・その4

2007年07月14日 | Weblog

いよいよ7月13日に参議院選挙が公示されました。選挙戦スタートです。今回は神奈川に続き東京選挙区の分析をと思っていますが、その前に広島選挙区がすごいことになっているようです。

広島選挙区の立候補者は以下の6名。実は福本氏は現職にもかかわらずマスコミがまったくマークしていなかった候補者と思われます。なぜなら、公示日の朝刊では立候補予定者の中に名前がなかったからです。

広島選挙区では以下の方々が立候補しました(11時半現在)
河野美代子 無所属新人(60)
福本潤一  無所属現職(58)
吉長ゆい  無所属新人(48)
溝手顕正  自民党現職(64)=公明党推薦
佐藤こうじ 民主党新人(48)=国民新党推薦
藤本さとし 共産党新人(52)

福本さんは公明党の現職、しかし今回選挙では公明党から引退を勧告され、民主党比例からの立候補を模索していたらしいのです。その民主党とも話がまとまらず、出身地である広島での無所属立候補になったものと思います。

広島選挙区の過去の得票数は

13年選挙 無所属46万票、自民40万票、民主21万票、新社会8万票、共産8万票

16年選挙 民主50万票、自民49万票、無所属10万票、共産8万票

13年選挙で無所属が大量得票したのはRCCの有名キャスターが立候補したためです。しかしこの方は当選後に自民党に鞍替え、しかも最タカ派な言動ばかりで、有権者をがっかりさせました。今回は自民党が2人立候補と言うわけにも行かず、この方を広島市長選で秋葉市長にぶつけましたが、みじめな惨敗を喫しました。市民は裏切りを許さなかったわけです。

さて今回は、この無所属票がどう動くのかがきわめて重要です。

「平和への結集をめざす市民の風」の太田さんの提案に基づくなら、憲法9条を守るには民主党以外の最有力野党候補に票を集中させることになります。

広島選挙区では共産党候補は8万票しか取れないことは確定的です。そうすると無所属立候補の河野さんとなります。間違いなく9条護憲派です。福本さんも経歴を見ると良さそうな人ですが、つい先日まで与党だった人です。野党側の人はまず入れないでしょう。

福本さんがどれだけ得票するかによって広島選挙区は大きく動きます。私の予測ではこうです。左が過去得票数からの分析、右が太田方式。福本さんがもっと頑張れば、それは自民が減るということです。6年前のRCCキャスター票は個人票というよりは、既成政党批判票であったと私は見ています。

河野美代子(無所属)  30万票 △38万票
福本潤一(無所属)    5万票   5万票
吉長ゆい(無所属)    3万票    3万票
溝手顕正(自民)     35万票 ▽35万票
佐藤こうじ(民主)     40万票 ▽35万票
藤本さとし(共産)      8万票  ▽5万票

広島は福本さんの参戦で、とても見応えのある選挙区になったのではないかと思います。



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