![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7d/57/251ce348a64a11ec529fc163ea1968dc.jpg)
いよいよ東京都知事選挙の告示日が近づいてきました。
脱原発派からは宇都宮、細川という2人が立候補するかたちとなり、有権者の間でもいったいどうすれば良いのだという声が聞かれます。
マスコミの世論調査は、今回は不思議なことが多く、元航空幕僚長の田母神氏がダントツで1位だったりしています。
しかし、おおかたは舛添有利、細川が2番手で、3番目が田母神、4番目が宇都宮。
前回のブログで、私は早々と「2人の候補の一本化は無理」と断じましたが、その一本化をはかろうと河合弁護士や鎌田慧さんたちが頑張りました。
前回ブログでご紹介した通り、細川陣営はどこの支援も受けず、したがって一切の政策協議も行なわず、政策協定も結ばないということですから、私たちは手も足も出ないのです。
一本化とは、宇都宮さんが一方的に下りることを説得するしかなかったわけで、それに対する宇都宮さんの否定もキッパリとしていました。
とは言いながら、宇都宮さんにとっては冷徹な話ですが、いったんは宇都宮支持で固まっていた人たちが、続々と細川支持に変わっています。
いや、行ったり来たり、うろうろしている・・という方が正確かもしれません。
私が属する緑茶会では、宇都宮さんの知名度を高めるべく「チーム宇都宮はがき」を5万枚つくり、都外の人から都内の有権者に送ってもらおうとしました。そのインフォーメーションをウェブに載せるのと、細川さんの立候補決意報道とが、ほとんど同じになりました。
その結果、当初はそれなりに来た、はがきの申込みがばったり来なくなりました。
もう、現時点では、このはがきの送付そのものを止めていますが、有権者の心の動きを示すものでもあると思います。
私は前回ブログで「一本化はしない方が良い」とも書きました。
左派系に支持された宇都宮さんと、保守系に支持された細川さんという構図をご紹介し、あまり左派系が細川支持に動くと、細川支持の保守票が舛添に逃げる可能性があると。だから、このまま、それぞれ最大限の票を獲得し、1番と2番になれば良いではないかと。
その楽天的な発想には、たくさんのご批判もいただいたが、現実に起こったことは、細川支持で動くと明確にすることもできず、かといって宇都宮で動くと勝てるかも知れぬ細川を落としてしまうかもしれず、結局「動けぬ」という状態です。
前回選挙では「宇都宮支持!」でガンガンに選挙に邁進していた人が、今回何人も「動けぬ!」というのです。
かく言う、私も、正直動けているとは言えません。
そして、そのことは、そのまま誰を利しているかといえば、舛添です。
ほんとうは、やらなきゃいけないのはこんなこと。
https://www.facebook.com/masuzoerakusen
あんな自民党を除名になった人間を、また自民党が応援するぞと言っても、とうの自民党内部の人間は力は入らないのが普通なのです。
それでも選挙のマシーン(人、金、組織)があり、嫌でも型通りは動き出すのです。
しかし、宇都宮にも、細川にも、そのマシーンはありません。
今、知名度で勝る細川がそれほどでもない舛添に負けている背景には、そんなことがあるのだろうと思います。
自民党は刻々と水面下での票固めを行なっているだろうし、これに、あろうことか労働組合の総本山である「連合」までが加わりました。
選挙上手の水面下の工作チームは右も左も舛添なのです。
いわば「原発推進!」で結束した「安倍+連合」チームです。
これに対し、脱原発側は宇都宮チームと細川チームが、別々に挑んでいます。
細川チームには小泉という「巨大な影」がバックアップに入りましが、そのことは宇都宮チームをしてますます細川チームとの対決姿勢を強くさせています。このままでは、脱原発は「安倍+連合」チームには勝てないでしょう!
ではどうすれば良いのでしょうか。投票日までには、まだ19日もあるのですが。
河合さん、鎌田さんたちの「一本化チーム」は、一本化は無理との判断の上で、それならば細川支持で行く!と決めました。
宇都宮さんと同僚弁護士として、その人格と能力をよく知り高く評価している河合さんが・・です。
この選挙は、単なる都知事の選挙ではない!日本の今後を決める選挙だ!と判断したからです。
安倍政権が明確に原発再稼働をめざし、福島原発事故はコントロールできていると嘘をつき、被害者を切り捨て、もう原発事故はなかったかのように再び原発推進を進めようとしている、そんな流れを変えるには、ここで細川+小泉の力を借りてでも、「脱原発」が勝つことが重要!と判断したからです。
こんなのもできた。
http://katterentokyo.wordpress.com
安倍政権と言えば、憲法の問題もある、貧困の問題もある、日中関係もあります。
しかし問題は幾多もあるが、こと「脱原発」は最大に重要だという判断をしようよ、ということです。
なぜならば、もし次に福島原発事故と同じような事故が起こったら、日本経済は崩壊するに違いないからです。
福島原発事故の損害額は、被害者を切り捨て賠償を根切り、事故収束もほったらかし(本気で人と技術と金を投入していない)から数兆円のように見せられていますが、事実上は100兆円以上と言われています。
かつて原発黎明期に、過酷事故の被害のシミュレーションが密かに行なわれたときには、その額は「国家予算の2倍」という算定が行なわれていたことが明らかになっています。現在にあてはめると200兆円規模となります。
それをもう1回、しかも今度は西で起こると仮定すれば、せっかく汚染を免れている西日本にも、住めない土地が生まれ、食べられない農作物や魚介類にあふれ、破壊される地域社会がいたるところ・・ということになるでしょう。
もはや、それこそオリンピックどころではありません。
かりに小泉が悪魔であったとしても、ここは手を組まねばならない!
細川殿様が、官僚に操られるだけの「バカとの様」であったとしても、それに賭けねばならない!
と河合さんたちは判断をされたわけであろうと思います。
私たちがよく知り、信頼し、もっとも知事にふさわしいと信じることができるのは宇都宮さんであると思います。
しかし残念だが、今回、絶対に当選はできないだろうとも思います。
いーや、できるんだというのは、ちょっと甘すぎる判断。
私も、細川さんがでないのなら可能性はあると思っていました。
しかし、今はない。
なくてもやる!という選択肢もあります。
将来にむけて知名度を上げたり、力をつけるため。
負けても正論を、選択肢として残すため。
しかし、それは政治の大きな流れを動かすということにはつながるのだろうか・・。
私の属する緑茶会もある判断をしなければならないと考えています。
これからの19日間を有効に活用するために。
(冒頭の写真は「雲海の上に出てみよう!そうすると燦々と太陽が輝いている!」)
脱原発派からは宇都宮、細川という2人が立候補するかたちとなり、有権者の間でもいったいどうすれば良いのだという声が聞かれます。
マスコミの世論調査は、今回は不思議なことが多く、元航空幕僚長の田母神氏がダントツで1位だったりしています。
しかし、おおかたは舛添有利、細川が2番手で、3番目が田母神、4番目が宇都宮。
前回のブログで、私は早々と「2人の候補の一本化は無理」と断じましたが、その一本化をはかろうと河合弁護士や鎌田慧さんたちが頑張りました。
前回ブログでご紹介した通り、細川陣営はどこの支援も受けず、したがって一切の政策協議も行なわず、政策協定も結ばないということですから、私たちは手も足も出ないのです。
一本化とは、宇都宮さんが一方的に下りることを説得するしかなかったわけで、それに対する宇都宮さんの否定もキッパリとしていました。
とは言いながら、宇都宮さんにとっては冷徹な話ですが、いったんは宇都宮支持で固まっていた人たちが、続々と細川支持に変わっています。
いや、行ったり来たり、うろうろしている・・という方が正確かもしれません。
私が属する緑茶会では、宇都宮さんの知名度を高めるべく「チーム宇都宮はがき」を5万枚つくり、都外の人から都内の有権者に送ってもらおうとしました。そのインフォーメーションをウェブに載せるのと、細川さんの立候補決意報道とが、ほとんど同じになりました。
その結果、当初はそれなりに来た、はがきの申込みがばったり来なくなりました。
もう、現時点では、このはがきの送付そのものを止めていますが、有権者の心の動きを示すものでもあると思います。
私は前回ブログで「一本化はしない方が良い」とも書きました。
左派系に支持された宇都宮さんと、保守系に支持された細川さんという構図をご紹介し、あまり左派系が細川支持に動くと、細川支持の保守票が舛添に逃げる可能性があると。だから、このまま、それぞれ最大限の票を獲得し、1番と2番になれば良いではないかと。
その楽天的な発想には、たくさんのご批判もいただいたが、現実に起こったことは、細川支持で動くと明確にすることもできず、かといって宇都宮で動くと勝てるかも知れぬ細川を落としてしまうかもしれず、結局「動けぬ」という状態です。
前回選挙では「宇都宮支持!」でガンガンに選挙に邁進していた人が、今回何人も「動けぬ!」というのです。
かく言う、私も、正直動けているとは言えません。
そして、そのことは、そのまま誰を利しているかといえば、舛添です。
ほんとうは、やらなきゃいけないのはこんなこと。
https://www.facebook.com/masuzoerakusen
あんな自民党を除名になった人間を、また自民党が応援するぞと言っても、とうの自民党内部の人間は力は入らないのが普通なのです。
それでも選挙のマシーン(人、金、組織)があり、嫌でも型通りは動き出すのです。
しかし、宇都宮にも、細川にも、そのマシーンはありません。
今、知名度で勝る細川がそれほどでもない舛添に負けている背景には、そんなことがあるのだろうと思います。
自民党は刻々と水面下での票固めを行なっているだろうし、これに、あろうことか労働組合の総本山である「連合」までが加わりました。
選挙上手の水面下の工作チームは右も左も舛添なのです。
いわば「原発推進!」で結束した「安倍+連合」チームです。
これに対し、脱原発側は宇都宮チームと細川チームが、別々に挑んでいます。
細川チームには小泉という「巨大な影」がバックアップに入りましが、そのことは宇都宮チームをしてますます細川チームとの対決姿勢を強くさせています。このままでは、脱原発は「安倍+連合」チームには勝てないでしょう!
ではどうすれば良いのでしょうか。投票日までには、まだ19日もあるのですが。
河合さん、鎌田さんたちの「一本化チーム」は、一本化は無理との判断の上で、それならば細川支持で行く!と決めました。
宇都宮さんと同僚弁護士として、その人格と能力をよく知り高く評価している河合さんが・・です。
この選挙は、単なる都知事の選挙ではない!日本の今後を決める選挙だ!と判断したからです。
安倍政権が明確に原発再稼働をめざし、福島原発事故はコントロールできていると嘘をつき、被害者を切り捨て、もう原発事故はなかったかのように再び原発推進を進めようとしている、そんな流れを変えるには、ここで細川+小泉の力を借りてでも、「脱原発」が勝つことが重要!と判断したからです。
こんなのもできた。
http://katterentokyo.wordpress.com
安倍政権と言えば、憲法の問題もある、貧困の問題もある、日中関係もあります。
しかし問題は幾多もあるが、こと「脱原発」は最大に重要だという判断をしようよ、ということです。
なぜならば、もし次に福島原発事故と同じような事故が起こったら、日本経済は崩壊するに違いないからです。
福島原発事故の損害額は、被害者を切り捨て賠償を根切り、事故収束もほったらかし(本気で人と技術と金を投入していない)から数兆円のように見せられていますが、事実上は100兆円以上と言われています。
かつて原発黎明期に、過酷事故の被害のシミュレーションが密かに行なわれたときには、その額は「国家予算の2倍」という算定が行なわれていたことが明らかになっています。現在にあてはめると200兆円規模となります。
それをもう1回、しかも今度は西で起こると仮定すれば、せっかく汚染を免れている西日本にも、住めない土地が生まれ、食べられない農作物や魚介類にあふれ、破壊される地域社会がいたるところ・・ということになるでしょう。
もはや、それこそオリンピックどころではありません。
かりに小泉が悪魔であったとしても、ここは手を組まねばならない!
細川殿様が、官僚に操られるだけの「バカとの様」であったとしても、それに賭けねばならない!
と河合さんたちは判断をされたわけであろうと思います。
私たちがよく知り、信頼し、もっとも知事にふさわしいと信じることができるのは宇都宮さんであると思います。
しかし残念だが、今回、絶対に当選はできないだろうとも思います。
いーや、できるんだというのは、ちょっと甘すぎる判断。
私も、細川さんがでないのなら可能性はあると思っていました。
しかし、今はない。
なくてもやる!という選択肢もあります。
将来にむけて知名度を上げたり、力をつけるため。
負けても正論を、選択肢として残すため。
しかし、それは政治の大きな流れを動かすということにはつながるのだろうか・・。
私の属する緑茶会もある判断をしなければならないと考えています。
これからの19日間を有効に活用するために。
(冒頭の写真は「雲海の上に出てみよう!そうすると燦々と太陽が輝いている!」)
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます