竹村英明の「あきらめない!」

人生たくさんの失敗をしてきた私ですが、そこから得た教訓は「あせらず、あわてず、あきらめず」でした。

新年のごあいさつ/昨年を振り返って

2010年01月02日 | 政治
あけましておめでとうございます。2010年となりました。
今年はもう少し「ゆとり」を作って、発信を心がけたいと思います。

私のテーマは自然エネルギーと平和。それは必然的に、どのような産業を育て伸ばして行くか、どういう制度設計が必要かという経済政策であり、雇用政策につながり、アジアの近隣諸国とどうつきあい、国際社会の中でどのような役割を果たすかというグローバルな外交政策につながります。
その視点で長年、政治の世界を見つめて来たという立場から、勝手な意見を言わせてもらうというのがこのブログです。少々硬い、何より長い、という難点はありますが、本年もご愛読いただければありがたいです。

さて、今年のはじめは昨年の振り返りからです。
年末ブログで「十大ニュース」をやりませんでしたので遅ればせながら、昨年がどんな年だったか、再確認です。

1. アメリカでオバマ大統領が誕生。
「チェンジ」を掲げて、アメリカの政治が共和党から民主党に転換。グリーンニューディールで産業振興、雇用増大を掲げ、国連軍縮会議では核廃絶演説。ノーベル平和賞を受賞するも、アフガンへの派兵増強。平和政策には疑問符。

2. 豚インフル(新型インフルエンザ)が大流行。
メキシコ発の新型ウィルスが世界中に蔓延。WHOはパンでミックを宣言しているが、感染力は強いが毒性は弱いとされて政府の対策は甘い。毒性が強くなる変異の恐れもまだあり。

3. GM破綻に代表されるアメリカ経済の失墜
サブプライムからはじまったアメリカ発の金融危機。アメリカ経済は縮小、GMなど主要企業が破綻、失業の増大、第二の危機も予測される。

4. ハイブリッド車が大ブレイク
世界的な経済収縮の中で売上げ半減以上の自動車産業。厳しい中でもトヨタやホンダのハイブリッド車の売上げがブレイク。電気自動車への投資も加速し、環境が経済を牽引しはじめた。

5. 日本でも政権交代(鳩山政権誕生)
コンクリートから人へを掲げた民主党が衆院選に勝利。社民党、国民新党を加えた三党の連立政権が発足。前原国交相による八場ダムなどの工事凍結に象徴される政策のチェンジがはじまる。

6. 普天間問題と辺野古での抗議活動継続
新政権の最需要課題である日米関係。その象徴が沖縄の基地問題をどうするか。同じ沖縄の辺野古に移転では何も変わらない、だけでなく貴重なジュゴンの海が破壊される。そのことへの抗議行動がもう何年も続けられている。

7. 上関原発予定地での建設反対行動開始
瀬戸内海への初の原発建設を28年間阻止してきた上関が緊迫。中国電力の「工事着工」で、海面埋め立てのための海上測量が開始、漁船やシーカヤックによる身体を張った抗議行動が開始され今も続いている。

8. 国政では初の事業仕分
新政権の変化の最大イベントがこれだった。成果はもう一つだったが、さまざまな政策をどうするのか、皆が考えるきっかけとなり、予算編成が身近になった。

9. ドバイの破綻
アメリカ発金融危機の影響が世界中に波及している。世界中から資金を集めていた中東のドバイで事業会社が破綻。当面はアブダビによって支えられたが、第二の金融危機が現実的な可能性に。

10. COP15でコペンハーゲン協定
地球温暖化問題で京都議定書の次(2012年以降)の国際目標を決定するはずだったCOP15ではついに結論が出せなかった。それでも中国とアメリカが合意したコペンハーゲン協定原案がまとめられ、全体会議での合意は得られなかったが小さな一歩。

ウーム大変な激動の年だったんだなあと思います。
(まだ肝心なことを忘れているような気もしますが・・・)
オバマ大統領、鳩山新政権の誕生と、人々の期待を背負って変化は起こったが、納得できる成果はまだ見えず、「道半ば」と構えるか、「失望」するか、人々の心が揺れ動く「不安な新年」というところでしょうか?
さて今年はどんな年になるのか?これは次のブログで「予測」してみたいと思います。




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