竹村英明の「あきらめない!」

人生たくさんの失敗をしてきた私ですが、そこから得た教訓は「あせらず、あわてず、あきらめず」でした。

eシフトブックレット『原発を再稼動してはいけない4つの理由』発刊

2012年03月24日 | 原発
昨日、原子力安全委員会が大飯原発3・4号機のストレステストに対する「報告書」を出しました。「イエス、バット・・」という内容で、27項目の注文をつけたということですが、形式的にはこれでも原子力安全委員会の「妥当判断」が出たということになるのでしょう。その会の持ち方がヒドイもので、朝の新聞リークで開催が知らされ、開催時間も5分。多くの人が駆けつけたときには、もう終わっていたという状態でした。
じつはその前の12時から私たちは「(原発の)再稼動反対」のNPO記者会見を開いていました。その終了時間の13時に開会するという絶妙のタイミングで、NPOの動きに相当に敏感になっているのだなと思わせる会の持ち方でした。
その記者会見で、私たちがメインでお知らせしたかったのは、じつはeシフトブックレットの発刊でした。そのタイトルも『原発を再稼動させてはいけない4つの理由』です。
日本中の原発は、現在2基しか動いていません。福島原発以外の原発も浜岡は強制停止状態ですし、他の原発も定期点検で順次運転を止めています。
この5月はじめには、全ての原発が定期点検入りで止まる予定です。
各地の原発立地自治体も、さすがにその後の原発再稼動は認めないというところがほとんど。それを補助金などの「えさ」をばらないて運転再開させてしまおうと政府は考えているに違いないのです。

そこで「運転再開をさせてはいけない4つの理由」をまとめました。
ストレステストの問題点、規制庁の問題点、原発ゼロでも電気は足りる、そして原発周辺の自治体が了承しなければ運転再開はできない・・という4つです。
詳細はお手に取ってお読みください。

合同ブックレット・eシフトエネルギーシリーズvol.1
『原発を再稼働させてはいけない4つの理由』
A5判/80ページ/630円(税込)/合同出版刊

読者のみなさまへ (アイリーン・美緒子・スミス/グリーン・アクション)
第1章 原発再稼働のこれだけの問題点(竹村英明/環境エネルギー政策研究所)
第2章 原子力規制行政は破綻している(澤井正子/原子力資料情報室)
第3章 ストレステストでは安全確認はできない(山崎久隆/たんぽぽ舎)
第4章 原発なしでも電気が不足することはない(松原弘直/環境エネルギー政策研究所)
第5章 周辺自治体と周辺住民の同意を得られていない(末田一秀/はんげんぱつ新聞)
市民の力で再稼働をSTOPするための10のアクション
原発危険度一覧表
原発事故によって、放射能汚染が広がる30キロ・60キロ圏Map



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1 コメント

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Unknown (竹村英明)
2012-03-28 15:42:12
eシフトのホームページが、とても見やすく使いやすくなっています。ぜひこちらも必読。http://e-shift.org/?p=1605
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