『ミリオン・ダラー・ベイビー』

今日は完全休養日。

昨夜は夕方６時頃からベッドで本を読み始め、そのまま眠ってしまい、
途中二度目覚めましたが、結局今朝８時頃までぐっすりでした。

その後もどこへも出かけず、仕事もほとんどせず、本を読んだり・・・

そんな中、封切当時、大いに評判で、アカデミー賞も４つ獲得したけど見逃して
いたこの作品をやっとレンタルＤＶＤで観ました。

ロッキーのような映画だと思って観ていました。

クリントイーストウッドがトレーナーを務める女性ボクサー（ヒラリー・スワン
ク）が勝ち上がっていく内に、ある日、彼が彼女に緑色のガウンをプレゼント
しました。その背中に何やら文字の刺繍が・・・　読めない・・・　
と、イーストウッドが、

　「『モ・クシュラ』ゲール語だ。
　　でも意味は世界チャンピオンになるまで教えない」

なぜゲール語（アイルランド、スコットランドの言葉）なのか？と思って、
映画後調べてみたら、イーストウッドはアイルランド、スコットランドの血も
流れているんですね。

　「だから緑色なんだ！」

というのも、アメリカでは、アイルランドにキリスト教を広めた聖パトリック
記念日に緑色の服装をしてお祝いすることになっていて、ちょうどこの日、
フィラデルフィアに遊びに行って、このパレードに出くわした思い出がある
のです。


途中から映画はまったく予期せぬ展開に。

そして「モ・クシュラ」の意味が「おまえは私の親愛なる者、おまえは私の血」
ということが明かされる。


そりゃそうだ。ボクシングだけでアカデミー賞４部門の受賞は無理だよね。

ハリウッド映画にしてはかなりの低予算で、それも約１ヶ月で撮影されたという
この映画。お金を使わなくても、いい映画はできるという証拠ですね。普通の
ハリウッド映画とは一線を画していて、邦画にも通じるものを感じました。

いい映画でした。