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朝、起きて、長崎の街に出ました。
ホテルが大浦天主堂、グラバー園のある居留地界隈だったので、日本初の
一般道路として造られた、坂に沿って登っていく斜行エレベータに乗って
坂の上を目指しました。もちろん一般道ですから、無料。私が乗った時も、
小学生の女の子の姉妹と、ご近所のおばさん二人と一緒でした。
登り切ったところからは、
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山の頂上までびっしり家が貼り付いた斜面都市・長崎の様子が一望できました。
その先は、グラバー園の裏口でしたが、そこには入らず、当時の洋館を
そのまま利用した南山手レストハウスをのぞきました。
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窓の外には、こんなにすてきな景色が広がっています。
レストハウスの裏口から出ると、こちら側からも港が見えました。
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そこから下っていく坂が延びています。
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思わずハッとする、何とも言えない雰囲気のある景色です。
そぼ降る雨に濡れた石畳、煉瓦塀、奥には、坂の下にある大浦天主堂の尖塔、
そしてさらにその先には長崎港が広がっています。
ここが、作家遠藤周作愛した祈念坂。
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坂の途中には、狐狸庵先生の生まれ変わりか猫が一匹佇んでいました。
名写真家のhirokoさんにこんなにお褒め頂き、
感激です。
さらに腕を磨くよう、励みます。
昨年、息子の1歳の誕生日を記念して、家族で行ってきました。
残念ながら、どしゃ降りの雨で『今日も長崎は雨だった~♪』とのん気に歌っていられませんでしたが、高校の修学旅行以来でしたので、嬉しくて仕方ありませんでした☆
遠藤周作さんも大好きな作家さんの一人です。
一度、『女の一生』を読んでみて下さい。
2部作ですが、キクの場合が幕末~明治にかけての長崎、サチコの場合が第二次世界大戦下の長崎を舞台にしています。
高校生の時に読み、それから修学旅行に行ったので、頭の中では妄想ばかりで大変でしたw
写真への賛辞ありがとう。
私もとても気に入っています。
小雨だったのがより情緒をかもし出していたような
気がします。