水攻め

一昨日の山梨出張時は甲府駅付近のビジネスホテルに宿を取りました。
有名な全国チェーンのお店です。

たった一泊でしたが、いろんな目に遭いました。


　　　　　　

夜、バスタブにお湯を溜め、お風呂に入りました。
小さめのサイズのお風呂でしたが、気持ちよかったです。
シャワーを浴びるため、浴槽の栓を抜いて、排水しつつ、シャワーを浴び、
体を拭いて、さて出ようと思い、浴室のカーテンを開けたところ・・・

ユニットバスの浴槽の外、つまり洗面・トイレ側が一面水没しています！

　「えー！　どういうこと？！」

それも徐々に水量が増えてきていたので、きっとお風呂の排水口が詰まって
いるのだと判断し、慌てて浴槽の栓をもう一度閉めたところ、水かさが
増すのは止まりました。

バスマットも水没してるので、せっかくきれいに洗った足を濡らさないよう、
必死の覚悟で浴室から脱出しました。


このままではもうトイレが使えないので、フロントに連絡して、排水口の
詰まりは私のチェックアウト後の対応でいいので、浴室の床だけは拭き
取ってもらいました。


　　　　　　

お風呂から出て、部屋に備わってた加湿器を使おうと思い、タンクに
水を入れ、セットして、この夜は休みました。


翌日は、６時半ホテル発だったので、早起きして、テレビを付け、
浴槽には触れないように、洗面台で顔を洗い始めると、驚いたことに
洗面台に栓をしている訳でもないのに、顔を洗っている水がどんどん
溜まり出しました。

　「ウヮ！　ここも詰まってるのか！」

慌てて水を止め、浴室から退避しました。


すると今度は、突然、緊急地震速報が流れ出し、それに続いて甲府の
ホテルもゆっくりではありますが、大きく揺れ始めました。
かなり気味の悪い揺れでした。

そうこうしてたら、津波警報が発令され、



　「津波はいつ来るかわかりません。
　　今すぐ逃げて下さい！」

　「東日本大震災のことを思い出し、すぐに
　　行動して下さい！」

という絶叫にも近いアナウンスが繰り返し、繰り返し続きました。


さすがに山梨に津波が来るとは思えないので、ニュースを見ながら、
身支度を整えていると、妙にスリッパを履いた足が冷たいのです。
冷え性なので、そのせいかと一瞬思いましたが、そういう冷たさとは
違うんです。

スリッパを脱いでみたら、足が濡れています？？？

　「なぜ足が濡れるの？」

と思って、スリッパを見ると、スリッパの色が変わっています。

さらに冷静に観察したところ、スリッパだけじゃなく、床のカーペットも
色が変わっていて、スリッパ、カーペット共に湿っているじゃないですか！

　「とうとう盆地の甲府にまで津波か！」

とは思いませんでしたが、原因を自分なりに調査してみると、前夜、
給水した加湿器から水が漏れ出しているんです！

一晩かかって、部屋のかなりの面積が浸水したようです・・・


というところで目が覚めました・・・　というくらい　水攻めの連続
攻撃に遭ったという本当の話でした。

これでも正規の一泊料金払わされましたが、そういうもんでしょうか・・・？