もはや熟練の技です

 

私が担当している数少ない家事。

ひとつは、食後に食器を下げ、食卓を布巾で拭くこと。

ふたつめは、風呂掃除。

 

そして三つめが、冒頭の写真です。

これ、

 

ふとん乾燥機です。

ツノ坊が、このふとん乾燥機のことを友だちに話したら、

 

　「まだそんなもの使ってるの！」

 

と驚かれたそうです。

 

今の乾燥機は、冒頭の写真のようなエアバッグがないそうです。

 

そんなに古いのかと思い、乾燥機の銘板をチェックしたら、2015年製でした。

たった８年なのか、８年も前なのか？

 

 

ふとん乾燥を受け持つようになって、そこそこ経ったので、自分なりに作業改善に

取り組んで、結構手際上手になってきました。

 

エアバッグをセットして、掛け布団を掛け、それからスイッチを入れると、布団の

重みで、エアバッグが膨らみません。　それでは十分乾燥できないんじゃないかと

思い、まずはエアバッグを十分膨らませた後、掛け布団を掛けることにしました。

 

しかし膨らんだエアバッグって、フワフワなので、布団を掛けようとすると、その

風圧で、エアバッグが逃げてしまいます。

 

で、布団を掛ける方向、タイミング、方法などを試行錯誤した結果、ベッドの脇に

掛け布団を持って立ち、手前から奥に向かって、斜め上方に放り投げるようにエア

バッグの上にふわりとセットするんです。こうすると、

見事に、エアバッグがふんわりしたままの状態で、掛け布団をセットすることができます。

最近は完全にマスターしたので、百発百中、完璧な状態でふとん乾燥機をセットできる

ようになりました。

 

 

まさに『熟練の技』。

 

中村塾で、若手に伝授しようかと思ったけど、こんな旧式なふとん乾燥機を今でも使って

いる若手はいないか・・・　　

残念・・・　

 

老兵は、古いふとん乾燥機と共に、消え去るのみ・・・か