小心者なので

今日の夕ご飯は、手巻き寿司でした。

手巻き寿司になると、いつもツノ坊に同じことを言われるんです。

　「ご飯を食べ過ぎると、ネタがたくさん食べられないから、
　　ご飯は少しにしてね」

小心者の私は、この言葉がしみついていて、手巻き寿司となると
ご飯を海苔によそう手が縮みます。

まるで食事時にいつもベルを鳴らされたので、食事がなくても条件
反射で、ベルがなるだけでよだれが出てしまう、『パブロフの犬』です。

ところが、今夜、いつも通りの分量のご飯を海苔に乗せて、食べて
いると、

　「何、それ。みみっちぃい！」

と、常々「ご飯は控えめに」と言っているツノ坊が言うんですよ。

それ、どういうことよ。
忠実に言われたことを守っていたのに、裏切られた・・・　


でも、そう言われたので、改めて、海苔の上に乗ったご飯をまじまじと
眺めてみました。

　「一体、ご飯が何粒くらい乗ってるんだろう？」

と急にふつふつと疑問が沸いてきて、数えてみると、６８粒でした。
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ウソです。数えていません。

でも、およそそんな感じです。

それでも、せっせと、何枚も海苔と共に、ご飯を食べました。

　少量 × 多回数 ＝　それなりの量

すばらしい公式。名付けて『パブロフの定理』。

こてこての文系の私でも、これでノーベル数学賞を狙えるかも。

でもそうなると、ツノ坊と共同受賞なのかな。
授賞式はオスロか。モーニング着用のはずだな・・・

など、など。　準備は早目がいいからね。

あ、そうだ、英語のスピーチも考えなきゃ。

忙しくなるな～