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昨年、父が亡くなった時、自分たちが知らない多くの人からも
弔意を頂きました。
その中に、ご近所の食堂の方がいました。
父と、どういう関係かと思っていたら、この食堂のご主人が私の
下の弟と同級生でした。
ご近所ということで、お別れしない会の後、お礼のご挨拶に行き
ました。その時、
「一度、落ち着いたら、食べに来ます」
こうしてこの度、初めてそのお店『初味』へ出掛けました。
歩いて5分くらいのところです。
お店の名物はふたつあって、ひとつは玉子カレーです。
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これは、前日、シャティのカレーを食べたばかりだったので、この日は
パス。
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私は、もうひとつの名物というか、最大の名物と言われている
『どて玉丼』をオーダーしました。
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ここのどては、豚でなく、牛すじです。地元の八町味噌で煮込んだ
どてをご飯にたっぷりかけ、その上に半熟たまごがトッピングされた
ものです。
これが、メチャ、メチャ、美味でした。ちょっと甘めのどてのみそ味と
半熟たまごの組み合わせは、実にベスト・マッチ。これをご飯と一緒に
かけ込む。あ~、名古屋人に生まれて幸せだな~と思う一瞬でした。
ご参考までに、非名古屋人のツノ坊も、絶賛してたことをお伝えして
おきます。
ツノ坊がオーダーしたのは、どて定食。
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私のどて玉丼と比べてもらえば、いかに彼我の食欲に差があるかが
一目瞭然です。
こちらのどで丼にはたまごのトッピングがありません。私は、断然
トッピング有りの方がうまいと思いました。
でもうどんのおつゆは薄味で、どてと交互に食べるには、これまた
最高でした。
イカの天ぷらも付いていたんですが、
「おいしくって、あげられなかった」
とひと口も食べられませんでした。
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休日の夜ではありましたが、
「こんな場所のお店だから、たいしたお客さんなんか
いるはずない」
と思って出かけたんですが、超満員。
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でも、食べてみて、その訳が分かりました。
「これじゃあ、繁盛するはずだ」
テキパキと注文を受け、料理を運び、お勘定をする奥さん。
とても好感度高いです。
そして最後にご主人も挨拶に顔を出してくれました。
結構いかついご主人。
二人だけで切り盛りしているお店ですが、本当にすてきなお店を
ご近所で発見できて、ハッピーでした。
「おいしかったです。また来ます。
ご馳走様でした」
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